日本三大鍾乳洞の1つは高知にあり!龍河洞の見どころを紹介

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日本三大鍾乳洞の1つは高知にあり!龍河洞の見どころを紹介

国指定史蹟天然記念物に指定されている龍河洞(りゅうがどう)は、毎年多くの観光客が足を運ばせる、高知県屈指の観光スポットです。日本三大鍾乳洞のひとつでもあり、国内だけでなく海外旅行客にも人気のスポットとなっています。総延長4キロメートルにも達しますが、通常のコースは約1キロメートルと長すぎないルートで設定が特徴。龍河洞からは数十種類の弥生土器が出土しており、今なお研究が進められている鍾乳洞です。今回は、そんな龍河洞の魅力やおすすめスポットをご紹介していきます。

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日本三大鍾乳洞の1つは高知にあり!龍河洞の見どころを紹介

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基本は「観光コース」

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龍河洞は2つのコースが設定されています。

誰でも気軽に楽しめる「観光コース」は約1キロメートルの道のりで、ダイナミックな龍河洞を体感することができるコースです。基本的に安全なルートですが、洞窟内では水が滴り落ちる場所があるので、足場にはくれぐれも注意して楽しみましょう。中は非常にひんやりとしています。個人差はありますが、夏場に行っても寒いと感じる可能性は充分にあるので、羽織るものを一枚持っていくと良いでしょう。

観光コースの入場料は大人が1200円、中人が700円、小人が550円となっています。気軽に楽しめるので、龍河洞付近に立ち寄った際は、是非観光コースをお試しください。(​※記載の価格は2019年11月13日現在のものです​ )

一番の見どころは「神の壺」

龍河洞が学術的に高い評価を受けている理由は、この「神の壺」にあります。

神の壺は、弥生時代の土器が果てしない歳月をかけて鍾乳洞と一体になったもの。弥生時代に人々が鍾乳石で生活をしていたという根拠を裏付ける、価値のある壺として注目を浴びています。この神の壺の付近では、他にも時や装身具が出土しています。

龍河洞の中は1年を通して15度と気温がほとんど変わりません。夏は避暑ができ、冬には暖を確保できる優秀な住居であったことが、神の壺から伺えますね。

スリルをより味わうなら「冒険コース」

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上述した観光コースの他に、龍河洞には「冒険コース」というコースも存在します。こちらのコースは完全予約制となっており、事前予約が必須となるので注意しましょう。

コースがスタートしたら、まずは探検用の装備に着替えます。大人も子どもも、この時点で既にワクワクできるでしょう。着替えが済んだら、通常の観光コースとは全く違う足場の悪い危険な道のりを進み始めます。もちろん専属のガイドがいるので、探検などをしたことがない人も安心して楽しむことができますよ。

冒険コースは観光コースと異なり、200メートルもの長い距離をほふく前進で進んだり、はしごを登ったりを約1時間30分行うコース。体力に自信の無い方は観光コースをおすすめします。

冒険コース最大の魅力は、ライトを消して真っ暗で音のない空間を体験できることです。音も光もないという状況は、鍾乳洞のなかならではの体験。スリルを味わってみたい方におすすめです。ちなみに、料金は観光コースの1000円増しとなっています。(※2019年11月現在)

「龍河洞博物館」で知識もバッチリ!

龍河洞の敷地内にある龍河洞博物館では、地質学的観点からみた龍河洞の生成に関する見解や、洞内生態系の研究などが、誰でも理解できるように分かりやすく展示されています。

学術的に高い評価を受けているだけあって、博物館のボリュームが大きく、龍河洞に関係する知識を勉強するにはもってこいの場所となっているんです。

弥生時代の生活に関してもかなり研究されているので、学生のお子様がいらっしゃる方にはかなりおすすめのスポットです。

土佐の珍しいニワトリを集めた「珍鳥センター」

高知県は特殊鶏の産地としても有名。龍河洞内にある珍鳥センターでは、様々な珍鳥が集まっています。

特別天然記念物にも指定されているオナガドリはもちろんのこと、尾のないウズラチャボなど様々な種類の鳥たちがいます。何メートルにも伸びている尾は世界的に見ても珍しいので、気に鳴る方は龍河洞を堪能したい後に、是非訪れてみてください。

アクセス

龍河洞の駐車場は普通車600台の駐車が可能です。駐車料金も無料なので、龍河洞に入ったら安心して楽しむことができます。

【車を利用する場合】南国ICから約25分のアクセス。夏場は観光客が多いため、若干時間がかかる可能性があるので注意してください。

【JRを利用する場合】JR高知駅から、ごめん・なはり線に乗り、のいち駅で降りてそこから車で8分ほどとなっています。

【バスを利用する場合】はりまや橋から乗換なしで、とさでん交通バスに乗ることでアクセス可能です。

【飛行機を利用する場合】高知空港から車で15分となっています。

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