清流四万十川に架かる沈下橋を渡ろう!観光におすすめの橋をピックアップ

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清流四万十川に架かる沈下橋を渡ろう!観光におすすめの橋をピックアップ

四万十川(しまんとがわ)の沈下橋は普通の橋とは違い、川が増水したときに橋ごと沈んでしまうように設計されています。知名度の高い観光スポットのため、四万十川のシンボルとなっています。四万十川の沈下橋は高瀬、深木、口屋内、岩間、勝間、長生、半家、中半家と、全部で8種類にも及び、支流を含めると合計で47種類にもなります。今回はメジャーな沈下橋から隠れスポットまで、それぞれの橋の特徴やおすすめポイントをご紹介していきます。

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清流四万十川に架かる沈下橋を渡ろう!観光におすすめの橋をピックアップ

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佐田の沈下橋

四万十川には、支流を含めると47つの沈下橋が存在します。

佐田の沈下橋はその中でも最も下流に位置する沈下橋で、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。主流となる沈下橋の中でも、比較的全長が長いのが特徴で、その長さは291.6メートルにも。

アクセスに関しては、高知自動車道四万十町中央ICから、車で約1時間15分です。交通面は少々不便ではありますが、シーズン中に楽しめる景色は圧巻なので、行ってみる価値は充分にあるでしょう。

三里の沈下橋

三里の沈下橋は昭和38年に建設され、全長は145メートルと主要の沈下橋の中では比較的小さめとなっています。

砂利が見える透き通った川瀬や先に広がるのどかな緑を一望できるのが特徴で、佐田の沈下橋ほどではありませんが、観光客が訪れる沈下橋の主要スポットとして有名です。

最近は景色を楽しむだけでなく、三里の沈下橋付近の川で行うマリンスポーツなども流行っています。景色をのんびり眺めるのも良し、マリンスポーツで体を動かして楽しむのも良し。老若男女問わず、様々な方々が一緒に楽しめる観光スポットになりつつあります。

アクセスは高知自動車道四万十町中央ICから、車で1時間20分ほどです。夕方になると夕日をみることができますよ。非常に綺麗な景色なので、夕暮れ前に訪れてみてはいかがでしょうか?

高瀬沈下橋

四万十川の沈下橋の中で、最も趣があるという声の多い高瀬沈下橋。

全長は232メートルと比較的大きな橋ながら、穏やかでのんびりとした空気を味わえる観光スポットとなっています。高瀬沈下橋の川の向こうには集落が存在するため、地元の方もよく高瀬沈下橋を利用します。

地元の方たちは高瀬沈下橋を車で渡ることに慣れていますが、幅員は3.4メートルと非常に狭いので自家用車で観光される方は充分に気をつけて橋を渡りましょう。

アクセスは高知自動車道四万十町中央ICから、車で1時間20分となります。初夏はホタルが観察でき、夏の真っ盛りにはキャンプやバーベキュー目的で多くの観光客が訪れるので、より一層賑わいを見せてくれることでしょう。

勝間沈下橋

勝間沈下橋は四万十川の沈下橋の中でも比較的有名な観光スポットで、家族連れの観光客の方がたくさん訪れます。

勝間沈下橋の最大の特徴は川辺が近いことで、橋から川辺まで簡単に降りることができます。流れも比較的穏やかで、浅瀬で遊ぶこともできますよ。

全長は171メートルで、幅員は4.4メートルと沈下橋の中ではかなり広い部分でもあるので、お子様と一緒に安心して楽しむことができます。ただし、沈下橋なのでもちろんガードは一切ありません。注意して進みましょう。

勝間沈下橋はアクセスが楽で、中村駅より車で30分ほどで到着します。流れが穏やかで、橋自体の危険も少なく地形もなだらかなので、川遊び目的の方におすすめの観光スポットです。

岩間沈下橋

岩間沈下橋は四万十川の沈下橋の中でも屈指の絶景スポットで、生い茂った緑が印象的な大きな山が特徴です。

テレビのCMやドラマでよく見るのが、こちらの岩間沈下橋になります。観光客が多く佐田の沈下橋と双璧をなす、四万十川の沈下橋屈指の人気観光スポットとなっているため、夏場は多くの観光客で賑わっている活気あふれる空間が魅力となっています。

全長が120メートル、幅員が3.5メートルと四万十川の沈下橋の中ではかなり小さな橋となるため、普通車の走行は可能ですがあまりおすすめしません。観光客も多いので、なるべく歩いて観光することをおすすめします。

鏡のような水面が映す山は絶景で、多くの写真家たちが足を運ばせる撮影スポットとしても有名です。どの時間帯でも風情のある景色なので、写真が趣味の方におすすめの観光スポットです。

アクセスは中村駅からは車で50分。JR江川崎駅からは車で20分となります。

一斗俵沈下橋

一斗俵沈下橋(いっとひょうちんかばし)は四万十川の沈下橋の最も古い沈下橋で、昭和10年に建設されました。

国の重要文化財にも指定されている一斗俵沈下橋は、全長61メートル、幅員が2.5メートルと非常に小さな橋で、佐田の沈下橋や勝間沈下橋のような派手さはありません。しかし、趣があり昔懐かしいノスタルジックな雰囲気が漂う観光スポットです。

橋は若干湾曲しており、他の沈下橋と比べるとかなり独特なフォルムをしています。穀倉地帯なので綺麗な田園風景を楽しむことができますよ。

川の上流の方に位置しているため、水質は綺麗で四万十川の沈下橋の中でもトップクラスの透明度を持ちます。観光客は多くないので、のんびりとした時間を過ごしたいという方におすすめの観光スポットです。

アクセスは高知市から1時間15分ほどとなります。

久万秋沈下橋

久万秋沈下橋(くまあきちんかばし)は四万十川の沈下橋の中でも比較的知名度の低い、秘境のような観光スポット。桜を眺めるのにぴったりな沈下橋が、この久万秋沈下橋です。

橋の全長は49メートル、幅員が3メートルと数ある沈下橋の中でもかなり小さな橋となっています。川の流れが速く、大量の水が岩に砕ける気持ちの良い音が一年を通して鳴り響いていますよ。

駐車場がないため、アクセスはJR土佐久礼駅からバス約30分、中土佐町大野見庁舎前で下車し、徒歩約10分近くでの到着になります。バスの本数は少なめなので、お帰りの際は時間をバスの到着時間を想定しておくことがおすすめ。

久万秋沈下橋には名水である「久万秋の湧水」もあるため、こちらも一緒に観光されてみてはいかがでしょうか?

まだある四万十川の沈下橋

四万十川の沈下橋には支流を含めると、まだまだたくさんあります。

今回は残念ながら全てはご紹介できませんでしたが、魅力あふれる沈下橋は数多く存在し、中には秘境的なスポットも存在します。沈下橋はガードがないため、車で観光する際は注意が必要です。ですがが、ガードがない分見える景色は通常の橋と比べると段違いです。

開放的な景色を堪能したいという方は、是非四万十川の沈下橋に訪れてみてください。色々な沈下橋を巡ってみると、思わぬ発見だったり新たな楽しみ方を発見できるかもしれません。

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