予約は不要？世界遺産「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」の歴史と魅力

2023年4月28日更新

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は、イタリアのミラノにある小さいながらも知名度の高い教会。「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」という名前で、敷地全体がユネスコの世界文化遺産に登録されています。

教会内部と中庭は、予約不要＆無料で見学が可能です！『最後の晩餐』の予約が取れなかったとしても、教会を訪れてみませんか？ここではミラノ観光で必見のスポット、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の歴史と見どころ、アクセスなどを詳しくご紹介します。

予約は不要？世界遺産「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」の歴史と魅力

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の魅力④：『最後の晩餐』

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の魅力⑤：『キリストの磔刑』

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へのアクセス方法

◎サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会のすぐ前にあるホテル「パラッツォデレステリーネ」

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サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の歴史・建築様式

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は1296年に着工し、1469年に完成しました。建築はゴシック様式。長く水平なバシリカ形式の身廊、円形や多角形平面を組み合わせて作ったドーム形式の増築部分を結合して造られています。

内観はミラノ独自の特色があまり見られませんが、外観はロンバルディア地方ならではの特色が組み込まれているのが特徴です。外観はジョヴァンニ・アントニオ・アマデオによって建築されたという見方もありますが、現在もはっきりとは分かっていません。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の見学は、予約不要＆無料！

食堂内壁に描かれた『最後の晩餐』を見学するためには入場チケットが必要ですが、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は予約不要で入れます。そして、無料♪

『最後の晩餐』のチケット予約や入場方法についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

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サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の魅力①：外観をチェック

まずは、精巧な装飾が施された優美な建物の外観をチェックしてみましょう。
6本の付柱と丸窓が印象的なファザード、

後方にルネサンス様式の円蓋があり、その上に鐘楼が見えます。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の魅力②：教会内部

主祭壇を正面に見て左右に7つずつ、計14の礼拝堂が並んでいます。礼拝堂の見ごたえのある絵画や装飾も丁寧に鑑賞してみてください。

リブヴォールト構造でバランスがとられた天井も見事。主祭壇の奥には聖歌隊席と、キリストの磔刑が飾られた後陣（アプス）があります。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の魅力③：中庭と回廊

教会内陣を左手に進むと、回廊と中庭へ出られます。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の魅力④：『最後の晩餐』

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会では、やはり『最後の晩餐』が外せません。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂の壁画として描かれた『最後の晩餐』は、1495年から制作をスタートし1498年に完成しました。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画は未完のものが多いのですが、『最後の晩餐』は数少ない完成された作品の1つとしても有名です。

『最後の晩餐』は、イエス・キリストと12使徒の最後の晩餐がどのような様子であったかを描いた絵画です。レオナルド・ダ・ヴィンチが当時、彼のパトロンだったルドヴィーコ・スフォルツァ公に頼まれて描いたと言われています。