天然の翡翠に彩られた富山県「宮崎・境海岸」で楽しむ宝探しの旅!

画像出典:tenjou/PIXTA(ピクスタ)

天然の翡翠に彩られた富山県「宮崎・境海岸」で楽しむ宝探しの旅!

宝探しを楽しめる海岸として人気の「宮崎(みやざき)・境(さかい)海岸」は、富山県と新潟県の県境である富山県下新川郡朝日町に位置します。天然の翡翠(ヒスイ)が打ち上げられることから、別名「ヒスイ海岸」の名で親しまれているこの海岸。県内屈指の透明度を誇る水質の良さから、海水浴場としても人気を博しています。海岸を散策しながら翡翠を探すもよし、マリンアクティビティや釣りを楽しむもよし。この記事では、見どころ満載の「宮崎・境海岸」を楽しむための観光情報をお届けします。

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天然の翡翠に彩られた富山県「宮崎・境海岸」で楽しむ宝探しの旅!

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境海岸(ヒスイ海岸)とは? 

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富山県下新川郡の宮崎から境にかけて繋がる「宮崎・境海岸」は、翡翠の原石が打ち上げられることで有名です。別名「ヒスイ海岸」とも呼ばれており、富山県随一の水質を誇ることから「日本の渚百選」および「快水浴場百選」にも選ばれています。

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日本で翡翠の原石が採れる海岸は、この境海岸と、隣接する新潟県糸魚川市に属する4つの海岸のみ。糸魚川市に「小滝川ヒスイ峡」という国内有数の産地があり、そこから川を下った原石が海に流れ、荒波にのって運ばれてきていると考えられています。

海岸のすぐ近くには「朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場」があるので、泊まりがけで訪れてみても良いでしょう。テントから調理器具、食器、ランタンとなんでもレンタルできるうえ、シャワーやランドリーも完備されており気軽にアウトドアを体験できます。

翡翠探しのコツ

翡翠は一見すると黒っぽいのですが、水につけて光にかざすとほんのりと白く透けて見えるのが特徴です。乾いている状態だと見つけにくいので、波打ち際を狙って探すのがおすすめ。特に、海の荒れた翌日から3日後くらいまでがよく採れるのだとか。

自分で探し出す自信がない方は、名人と巡る「翡翠探しツアー」に参加してみるのも良いでしょう。お隣の新潟県糸魚川市では、子供向けの探索キット「ひろっこ」も販売されているので、興味のある方はぜひ手に入れてみてくださいね。

富山随一の水質にも注目

境海岸(ヒスイ海岸)は、透明度の高い海水も魅力の一つ。翡翠をはじめとする美しい小石が散りばめられているため、海水が鮮やかなエメラルドグリーンに見えるのです。そんな境海岸では、海水浴はもちろん、シュノーケリングや釣りといったアクティビティを楽しめます。

釣り好きの人ならご存知の通り「フクラギ(イナダ)の聖地」として有名なこの境海岸。フクラギが富山湾を回遊する11月から半年間は、たくさんの釣り人で海岸が埋め尽くされます。堤防外側のテトラ帯ではアオリイカやメバル、カサゴ、クロダイ、ハゼなども釣れるそうですよ。

サンセットは見逃せない!

翡翠の原石と透明度バツグンの水質で知られる境海岸(ヒスイ海岸)は、実はサンセットビーチとしても有名です。特に夏至の前後約1ヶ月間は、海から朝日が昇り海へと夕日が沈んでいく神秘的な光景を目にすることができます。

周辺が山で覆われているため、目に入るのは広い海と空、そして雄大な山々のみ。水平線に沈む夕日が写し出す山と海のコントラストは、まさに絶景です。デートスポットとして人気があるのも頷けます。

名物の「たら汁」を味わおう

境海岸(ヒスイ海岸)沿いに続く国道8号線を走っていると、「たら汁」の看板が次々と目に飛び込んできます。「たら汁」とは、新鮮なスケトウダラをぶつ切りにし肝や白子、骨などを余すことなく鍋に入れて味噌で煮込んだ伝統料理。

元々は漁師の朝食として食されていましたが、朝日町の宿泊施設や食堂がメニューに取り入れたところ、美味しいと評判を呼び町の名物料理となりました。一年中水揚げされるタラですが、産卵を控えた冬はより美味しさが増すのだとか。これは見逃せません!

◎アクセス

【電車】
いの風とやま鉄道「越中宮崎駅」から徒歩約1分。

【車】(駐車場100台)
北陸自動車道「朝日IC」から国道8号線経由で約15分。駐車場は、夏季(7月中旬~8月中旬)のみ有料です。

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