日本一美しいと評された鍾乳洞!大分県臼杵市にある風連鍾乳洞の観光ガイド

画像出典:Yama / PIXTA(ピクスタ)

日本一美しいと評された鍾乳洞!大分県臼杵市にある風連鍾乳洞の観光ガイド

風連鍾乳洞をご存知ですか?鍾乳洞に興味がない人は知らない人もいるかもしれませんね。では、日本全国に、いくつの鍾乳洞があるか想像できますか?実は、洞窟を含めると120以上もの鍾乳洞・洞窟があるんです。これを単純計算すると、1県平均で2つ以上もの鍾乳洞があることになります。数々の鍾乳洞があり、綺麗で幻想的なものも多くありますが、その中で日本一美しい鍾乳洞があると聞くと興味を持ちませんか?本記事では、日本一美しい鍾乳洞、「風連鍾乳洞」を紹介します。

目次

日本一美しいと評された鍾乳洞!大分県臼杵市にある風連鍾乳洞の観光ガイド

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1. 風連鍾乳洞とは

石灰岩の洞窟

日本一美しい鍾乳洞として知られる大分県臼杵市の「風連鍾乳洞」。1927年には「風連洞窟」として国の天然記念物に指定され、県内外から多くの観光客が訪れる有名観光スポットです。入口から奥までは500mほどの距離があり、面積は1500㎡ほど。閉塞型の鍾乳洞であることから外気の侵入が少なく、風化しにくいことも魅力の1つです。夏は涼しく、冬は暖かい、天然のエアコンともいわれています。
JR日豊本線「臼杵駅」から車で30分ほどの場所で、「大分駅」と「佐伯駅」からはバスも運行しています。鍾乳洞に入るには大人(高校生以上)1000円、小中学生700円(2019年10月現在)と料金がかかりますが、それ以上の価値があるスポットといえそうです。年中無休ですが、3~10月は9~17時、11~2月は9~16時と営業時間が異なるため注意が必要です。

2. 競秀峰

競秀峰

出典: 安ちゃん / PIXTA(ピクスタ)

福沢諭吉が守った景勝地として知られる「競秀峰」。故郷である中津に20年ぶりに帰郷した福沢諭吉は、この山々が売却される事実を知り「万一、心ない人に渡り天下の絶景が損なわれては取り返しがつかない」と、自ら買取を決心したといわれています。今でいう、ナショナルトラスト運動の先駆けです。当時から景観は抜群で、今日まで多くの人に愛されてきました。山国川下流側から1キロにわたり渡り連なっており、四季折々にみせる特徴的な顔も魅力です。
所在地は大分県中津市本耶馬渓町曽木で、JR九州日豊本線「中津駅」よりバスで30分ほどの場所にあります。地上25mほどの場所に自然歩道もあるため、のんびり散歩しながら眺めるのも良さそうです。

3. 瑞雲の滝

瑞雲の滝

出典: ストリーム / PIXTA(ピクスタ)

前述の風連鍾乳洞の内部にあり、洞内の銀世界と呼ばれる場所にある「瑞雲の滝」。高さ10mほどの場所から水しぶきをたてて一気に流れ落ちます。美しい黄緑の木々の中に白く滴る上質な景観は、見る人の心を奪います。
鍾乳石に関しても、全般的な鍾乳石の発達段階を示す重要な鍾乳石郡といわれているだけあり、巨神兵にも見える壮大な石も魅力でしょう。
場所も風連鍾乳洞と同様で、JR日豊本線「臼杵駅」から車で30分ほど、「大分駅」と「佐伯駅」からはバスで60分前後です。鍾乳洞の入口からは、ちょうど半分くらいの場所にあります。

4. 天上界

こちらも前述「風連鍾乳洞」の内部にある石柱「天上界」。高さ4m、周囲3mほどある白い石柱です。この石柱の最大の特徴は、透明で細長い鍾乳管。レース状のカーテンが垂れ下がっているようにみえる石は、とても鍾乳石とは見えない外観です。また、見方によっては霊的な雰囲気さえ感じられ、まさに異空間・非日常を感じるには最高のスポットといえそうです。
こちらも風連鍾乳洞と同様の場所にあり、JR日豊本線「臼杵駅」から車で30分ほど、「大分駅」と「佐伯駅」からはバスで60分前後。鍾乳洞における場所は、比較的奥の方です。先ほど紹介した瑞雲の滝よりも更に先になります。

5. ヘリクタイト

前述同様「風連鍾乳洞」の内部にあるもので、鍾乳洞の貴品といわれている「ヘリクタイト」。へりクタイトとは天井や壁面、つらら石などから重力を無関係に、しぼり出しのような形で無造作に伸びている鍾乳石のことです。風連鍾乳洞におけるヘリクタイトは、日本の鍾乳洞の中でもっとも発達したものとして有名。色は無色透明や白色のものが多く、一見すると気持ち悪く感じるほど神秘的なものです。
場所は風連鍾乳洞と同様で、JR日豊本線「臼杵駅」から車で30分ほど、「大分駅」と「佐伯駅」からはバスで60分前後。前述の天上界よりもさらに奥の場所に位置しています。

6. 妙雲閣

「妙雲閣」とは、東福寺における門の上部に義持がつけた扁額のことをいいます。ただし実際に東福寺にある扁額には、「妙」という字は使われていません。これは、「妙」という字に女片が使われているため。当時の禅の考え方では女人禁制というものがあり、そのため女片は使わず、かわりに「玄」という字がが代用され、扁額となっています。
妙雲閣の扁額がある東福寺は、京都市京都市東山区本町にあり、JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」より徒歩10分くらいの場所にあります。拝観料が400円(2019年10月時点)かかり、拝観時間は4~10月末で9~16時、11~12月で8時半~16時、12~3月で9~15時半までとなっています。

◎まとめ

本記事では主に、風連鍾乳洞について紹介しました。前出の通り、日本一美しい鍾乳洞として有名な風連鍾乳洞。日本には数々の鍾乳洞がありますが、その中でも突出した綺麗さと壮大さ、そして貴重性のある鍾乳洞であることが分かりました。全長500mにも及ぶ内部には、滝や石柱、そのほか珍しい石など多くの見どころがあり、1日滞在しても飽きないような空間でしょう。幻想的で神秘的な鍾乳洞を体験するべく、一人でもカップルでもご家族でも、お出掛けてみては。ただし、営業時間には注意が必要です。

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