雄大な自然を有する北海道の中でも多彩な植物や動物などが豊富な知床半島は、見所がたくさん詰まった人気の観光地です。幻想的な景色が広がる知床五湖は、世界遺産に指定されている知床国立公園の中にあり、厳かな雰囲気の中に美しい湖が広がっています。知床五湖をさらに奥へ進んでいくと、温泉が流れるカムイワッカ湯の滝があり多くの観光客が自然に触れています。今回は、カムイワッカ湯の滝の魅力とアクセス方法、観光する時の注意点などを解説していきましょう。
目次
滝の向こうに温泉が?カムイワッカ湯の滝に知床の自然を感じる
カムイワッカ湯の滝とは?
カムイワッカ湯の滝は、知床国立公園内にある知床硫黄山の中腹から湧く温泉が川に流れ落ちている滝です。温泉が勢い良く流れており、自然の強さを感じられる壮大な景色となっています。カムイワッカとはアイヌ語で「神の水」を意味しています。
カムイワッカ湯の滝♪ pic.twitter.com/nr1WOQ8O7k
— 知床ドリーム (@hayakawa0622) June 15, 2019
水温は30℃程で入浴できる温度ではありませんが、冷たすぎないので水遊びをするのにピッタリです。強酸性の泉質になるため、肌の弱い方には刺激が強く感じられることもあるので注意しましょう。観光を終えた後に真水で流すようにすると、肌への負担が軽減できます。
どうやってアクセスするの?
険しい道のりを進んで辿り着くカムイワッカ湯の滝へは、期間によってアクセス方法が異なるので事前に確認しておくと安心です。期間ごとのアクセス方法を詳しくご紹介しましょう。
5月31日~7月31日、8月26日~10月下旬のアクセス方法
知床自然センターから車・バイクで約20分でアクセスすることができます。カムイワッカ湯の滝からすぐの場所に、10台が停められる無料の駐車場があるのでアクセスに便利です。
5月31日~7月31日、8月26日~10月下旬のアクセス方法
知床自然センターから車・バイクで約20分でアクセスすることができます。カムイワッカ湯の滝からすぐの場所に、約10台が停められる無料の駐車場があるのでアクセスに便利です。
8月1日~8月25日のアクセス方法
夏の期間はウトロ温泉バスターミナル・知床自然センター・知床五湖間を走るシャトルバスが運行しています。車やバイクは知床五湖からカムイワッカ湯の滝までの区間を通行できないので、シャトルバスを利用しましょう。
ウトロ温泉バスターミナルと知床自然センターで乗車券を販売していますが、知床五湖では販売がないので注意が必要です。バス停か滝までは約10分になります。
また、8月9日~8月17日のお盆期間はシャトルバスの運行時間が異なるので、公式サイトで確認しておくとスムーズにアクセスできます。
記載している期間や交通手段などは2019年10月21日現在の情報です。最新の情報は公式HP等にてご確認ください。
アクセスする際にあたっての注意事項
カムイワッカ湯の滝へ車でアクセスする場合、知床自然センターから約10kmの一本道を進んでいきますが、未舗装の道路になるため安全に気を付けなくてはなりません。道を進んでいくにつれて車がギリギリすれ違える程に幅員が減少するので、ゆっくりと通行するようにしましょう。道中でクマやキツネなどの野生動物に遭遇する可能性もありますが、慌てずスピードを落として通行すれば問題ありません。
また、夏の期間にシャトルバスを利用する場合各バス停から乗車できますが、知床五湖に車を停めてバスに乗車することはできないので注意が必要です。各バス停付近に無料の駐車場があるため、駐車してからバスに乗り込みましょう。
観光に適した服装
滝を登っていく際は、遊歩道ではなく滝の中を歩いて登っていくため非常に滑りやすくなっています。ここでは、カムイワッカ湯の滝を観光する時に適した服装について解説していきましょう。
滑り止めが付いた靴
滑りやすい滝の中を歩く時には、靴の底に滑り止めが付いた靴が最適です。さらに、歩きやすいようなるべく軽くて乾きやすい素材のものを選ぶと良いでしょう。靴ひもが絡んで踏んでしまい転倒する可能性もあるので、靴ひものない靴の方が安全です。
サンダルでも問題ありませんが、サンダルが抜けて流れていかないよう、かかとにベルトが付いていて固定できるものを選びましょう。
ハーフパンツがおすすめ
流れが早く水圧が強い滝の中では、膝から下が濡れやすい状態になるのでハーフパンツの着用がおすすめです。乾きやすい素材のものが良いので、下だけ水着に着替えて観光すると動きやすいでしょう。ハーフパンツがない場合でも、裾をまくりやすいパンツであれば濡れても気にならず楽しめます。
最後に:観光に最適なシーズンはいつ?
ダイナミックな水流が楽しいカムイワッカ湯の滝は、川遊びが満喫できる夏のシーズンがおすすめです。冬になると気温が下がって厚着しないといけなくなるので、身軽に動きにくくなってしまいます。夏の期間が便利なシャトルバスも運行しているので、怪我に気をつけながらカムイワッカ滝の湯を自然豊かなアクティビティを満喫してみてください。
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