名称:仲本家庭園
住所:沖縄県石垣市石垣285
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2NXeO2P
石垣島はマリンスポーツで人気のリゾート地ですが、琉球石灰岩の枯山水が特徴の「仲本家庭園」と「石垣氏庭園」というツウな観光名所があるのをご存じでしょうか。石が多いという方言が島名の由来といわれる石垣島。実際に、特徴的な琉球石灰岩と島特有の植物が織りなす洗練された庭園美を見ることができます。本州にある日本庭園とはデザインが一風変わった仲本家庭園・石垣氏庭園の特徴や魅力、周辺の散策観光情報をまとめました。
目次
仲本家庭園・石垣氏庭園|石垣島で琉球石灰岩の枯山水庭園を観光。
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1.琉球石灰岩とは
沖縄地方で石垣や石畳の道に多用されているのが琉球石灰岩です。多くの気孔があり、水をよく浸透させるサンゴ礁由来の石灰岩で、沖縄県の地層の約3割は琉球石灰岩といわれています。
2.琉球石灰岩の枯山水庭園
「枯山水」とは、水を使わずに池や川などの水を表現する日本庭園様式のこと。石垣島では一般的な枯山水とは異なり、白砂をつかわず、琉球石灰岩で枯山水を表現しています。琉球石灰岩の独特なテクスチャが相まって、日本庭園の枯山水に比べて、よりワイルドで不規則な美しさが特徴になっています。
石垣島の庭園文化は琉球時代から既にあり、当時からデザイナーである庭師がいました。琉球の庭園は一見するとワイルドで、ただ自然がそこにあるだけかのようにも思えますが、実際にはかなり作り込まれており、至るところに自然に見せかけるテクニックが隠れています。琉球石灰岩を多用するのも技術のひとつで、本州とは違った庭園美を堪能したい方にとっては興味が惹かれる庭園です。
3.仲本家庭園
「仲本家庭園」は石垣島ならではの植物や庭石により、緑豊かな南国をそのまま表現したような自然な空間に仕上がっています。私有地を含んだ部分も多いため観賞の際は注意が必要ですが、公道にもワイルドな庭園が広がっているため自由に散歩しながら楽しむことが可能です。
アクセスは、ユーグレナ石垣港離島ターミナルから徒歩10分ほどで、桃林寺の前にあります。市街地にあるため、買い物終わりの一息や癒しを求めている方はぜひ訪れてみてください。
4.石垣氏庭園
石垣氏庭園 pic.twitter.com/0HQkYlUhd3
— 月末低速(レジゴー難民)🌵・・ (@dmozjp) December 16, 2018
「石垣氏庭園」は琉球王朝時代に、首里からきた庭師・城間親雲上(ぐすくまぺーちん)によって作庭されました。規模の大きい立派な庭園でのため、飽きることの景色が楽しめます。
昭和58年10月に、国指定の名勝に指定されていますが、ここは公園ではなく民家です。行き過ぎた観賞や私有地への勝手な侵入は控え、開門時のみ許可を得て見学させてもらいましょう。庭園は見られなくても、整った石垣など、外観だけでも美しいですよ。
石垣氏庭園へのアクセスは、ユーグレナ石垣港離島ターミナルから北方面へ徒歩10分あまり。
名称:石垣氏庭園
住所:沖縄県石垣市新川287
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2OpX2nT
5.仲本家庭園と石垣氏庭園が見られなかったら「宮良殿内」へ
仲本家庭園と石垣氏庭園は、有料の観光スポットではなく民家です。わざわざ行ったのに見られなかった、とガックリしたときには、「宮良殿内(みやらどぅんち)」へ行ってみましょう。
宮良殿内の庭園は、国の名勝に指定されている観光スポットで、有料といっても200円。宮良殿内なら、琉球石灰岩の見ごたえある庭園をゆっくり鑑賞できますよ。
屋敷内部の見学できませんが、国の重要文化財に指定されている琉球氏族時代の建築物の外観は観賞可能。火曜を除く、9時~17時まで一般公開しています。
名称:宮良殿内(みやらどぅんち)
住所:沖縄県石垣市字大川178
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/32RNirr
◎おすすめの周辺観光スポット
庭園の周辺にはおすすめの周辺観光スポットが点在しているので、プチ散策してみませんか?
仲本家庭園と石垣氏庭園のすぐ近くに「桃林寺」があります。桃林寺は、沖縄県指定有形文化財に指定された沖縄最古の木彫り仁王像、国指定重要文化財の権現堂が見どころの寺院です。
石垣氏庭園から徒歩10分ほど、石垣中学校に北に突如現れる巨木は「キジムナーの眠る森」。ひそかに観光客が集まるマイナーなスポットではありますが、巨木の迫力はすごくて、アーティストのジャッケット写真に使われたりしています。
※記載の料金やデータは、2019年11月現在の情報です。
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