見学できるの?アメリカ政治の中心地・ホワイトハウスは観光の定番!

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見学できるの?アメリカ政治の中心地・ホワイトハウスは観光の定番!

アメリカ政治の中心地・ワシントンD.C.の名所といえば「ホワイトハウス」です。歴代大統領が暮らしている公邸でありながら、会談や執務を行う場所としての一面を持つことから、国の象徴・アメリカ政治の中心地として注目されています。

その立派な建物はテレビや映画などでもたびたび登場するため、本物を見てみたいという方も多いのではないでしょうか。ワシントンD.C.に来たならぜひ見ておきたいホワイトハウスの見どころや、観光方法をまとめました。

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見学できるの?アメリカ政治の中心地・ホワイトハウスは観光の定番!

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1. ホワイトハウスについて

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アメリカ大統領の宮廷ホワイトハウスは、言わずと知れたアメリカ合衆国の政治舞台。場所はワシントンD.C.の中心部にあるペンシルベニア通り1600番地に位置し、国のシンボルともいえる建築物の一つです。初代大統領ジョージ・ワシントンが就任した1792年に建設されて以降、200年以上経った今でもアメリカ政治の中核として稼働しています。

アメリカの歴史を左右する重要な決定が行われたホワイトハウスですが、一時はイギリス軍の焼き討ちによって外壁が焼け落ちてしまったことがありました。ホワイトハウスという名前は、その後の再建時に外壁を真っ白に塗装したことに由来しているそうです。

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格式あるシンメトリーな建築はとても華やかで、周辺には緑豊かな広場もあります。その敷地はなんと東京ドーム1.5倍以上にもおよび、外からの見学でも見ごたえ抜群です。そんなホワイトハウスは本棟・西棟・東棟で構成。敷地内には噴水や花で彩られたガーデンもあり、記者会見などの様々なイベントが開催されています。

◆ エグゼクティヴ・レジデンス(本棟)

エグゼクティヴ・レジデンスは、大統領とその家族が暮らす公邸として使用されています。1階では記者会見や調印式、外国首脳会合などの公的行事が行われるため、テレビにも見かけることも多いのではないでしょうか。また、映画館やテニスコートといった娯楽施設も備えていることにも驚きです。

◆ ウエストウイング(西棟)

ウエストウイングにはオーバルオフィスと呼ばれている大統領執務室や、アメリカ軍人との連携を図るシチュエーションルーム、閣議室や国家安全保障会議室などがあります。副大統領や大統領顧問、首席補佐官などいった上級役員のオフィスもあるので、アメリカ政府の重要な施設として機能していることがわかります。

◆ イーストウイング(東棟)

そしてイーストウイングは、ホワイトハウスの顔ともいえる場所。社交界などの来客ではこの場所から入館し、パーティや大規模集会などを行う「イーストルーム」へと入ります。ファーストレディやホワイトハウスに携わるスタッフのオフィスが用意されていることから、ホワイトハウスの玄関口の役割も担っています。

2. アクセス方法

ホワイトハウスはワシントンD.C.の中心部に位置しています。交通手段は地下鉄のワシントンメトロを利用しましょう。最寄り駅は「Farragut West(ファラガット ウェスト)」と「McPherson Sq(マクファーソンスクエア)」の2駅。2駅ともブルー・オレンジ・シルバーラインを乗り入れていて、ホワイトハウスまではどちらも徒歩5分ほどで到着できます。

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日本からアクセスする場合、成田空港から直行便が出ている「ワシントン・ダレス国際空港(IAD)」が便利です。しかし、ダレス空港にはワシントンメトロの乗り入れ駅がありません。市内へ向かうには約12km離れている「Wiehle-Reston East(ウィーリー・レストン・イースト)」駅までバスで行き、メトロへと乗り換える必要があります。

空港からバスの所要時間は約15分。メインターミナルの2階にチケットカウンターがあります。Wiehle-Reston East駅はシルバーラインに乗り入れているため、ホワイトハウスの最寄り駅まで1本でアクセス可能。電車の所要時間は約40分です。

3. 内部見学はできるの?

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ホワイトハウスに訪れたなら内部まで見学したいものです。しかし、近年の国際情勢などの影響により、ホワイトハウス内部への見学はハードルが高くなってきています。在アメリカ合衆国日本国大使のホームページを確認すると、見学の申請は受けて付けいないと記載されているため、一般の観光客が内部に入ることは難しいかもしれません。

しかし、ホワイトハウス敷地内のガーデンを見学できるツアーは、年に2回開催されています。無料で敷地内に入れるだけでも非常に珍しいので、タイミングを併せて観光してみるといいでしょう。なお、ガーデンツアーの開催時期や詳細については、ホワイトハウスのホームページを確認してみてください。

4. 外観を撮影してみよう!おすすめのスポットはどこ?

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ホワイトハウスは南側と北側で異なる景観が楽しめます。どちらもスポットとして最適ですが、よくテレビや映画などで目にするお馴染みの景観は、ナショナルモールに面している南側です。南側のホワイトハウスの正面には、「The Ellipse(ザ・エリプス)」という大きな公園が隣接されているため、ホワイトハウス全体を綺麗に撮影できる人気スポットになっています。

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周辺のガーデンもカメラに収められる他、クリスマスシーズンには巨大なツリーが飾られるため、夜に訪れるとまた違った幻想的な景色を撮影できるでしょう。

また、ザ・エリプスはホワイトハウスを綺麗に眺められるだけではなく、ナショナルモール西側にそびえたつ「ワシントン記念塔」も見ることができます。撮影スポットとしてはもちろん、少し休憩したい時などでも寛げる公園になっているんですよ。

5. ビジターセンターでホワイトハウスについて学ぶ!

ホワイトハウスの内部にはなかなか入ることはできませんが、ホワイトハウスに関する資料やギフトショップなどがある「ビジターセンター」であれば、無料で見学することができます。予約不要で見学できるので、ホワイトハウスをもっと詳しく知りたい方はぜひ足を運んでみましょう。

館内にはホワイトハウスの歴史に関する資料をはじめ、実際に使用されていた家具や食器などの展示品もあります。外観だけでは内部の様子を体験することは難しいですが、この施設では実際の展示物によって内部の様子をリアルに感じられるため、アメリカの歴史や大統領の暮らしを垣間見ることができますよ。

場所はザ・エリプス公園の右隣に位置。ホワイトハウス南側からは徒歩10分ほどあれば到着できます。気軽に見学するだけでも十分楽しめますが、じっくり資料を観察したい方は1~2時間ほど時間を空けておくといいでしょう。

6. ガイドツアーで効率よく回ってみよう!

ホワイトハウスはワシントンD.C.観光で欠かせないスポット。観光ガイドツアーも多数開催されています。周辺にはリンカーン記念堂やワシントン記念塔、ソミソニアン博物館などが集結したナショナルモールもあるため、見どころを網羅できる半日・1日観光ツアーが豊富です。

中には日本語ガイドがあるものや、夜のライトアップを楽しめるナイトツアー、セグウェイを利用したツアーなどもあります。時間を有効活用して主要な観光スポットを周りたい方は送迎付きの半日コースがおすすめです。気になるメニューがあるかどうか、一度旅行会社のサイトをチェックしてみましょう!

7. 周辺の観光スポットも充実!

ナショナルモールをはじめ、ホワイトハウス周辺には様々な歴史的建造物や博物館などが集結しています。ホワイトハウスから徒歩でもアクセスできるため、散歩気分でワシントン内を探訪してみてはいかがでしょうか。

◆ リンカーン記念堂

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「リンカーン記念堂」は、アメリカ第16代目の大統領「エイブラハム・リンカーン」の功績を称えて造られました。外から見るとギリシャの宮殿のような風格のある佇まいがナショナルモール内に存在感を現しています。中に入ると、巨大なリンカーン像や歴史的有名な演説の一文「I HAVE A DREAM」と刻まれた文字などが見られます。

◆ ワシントン記念塔

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リンカーン記念堂と並ぶ、ワシントンD.Cのシンボル「ワシントン記念塔」。アメリカの初代大統領「ジョージ・ワシントン」の功績を称えて造られました。高さは169mあり、鉛筆のような建物が印象的です。最上部は展望台となっているため、ナショナルモールをはじめ、ワシントンD.Cの市街地を一望できます。

◆ アメリカ合衆国議会議事堂

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ホワイトハウスは基本的に内部の見学はできませんが、ナショナルモール東側にある「アメリカ合衆国議会議事堂」は、ツアーにて内部の見学が可能となっています。アメリカの国定歴史建造物として指定された観光名所でもありますよ。建物を象徴するドーム型の建築様式は、芸術作品としても見ごたえ抜群です。

◎ お土産もチェック!

ホワイトハウス周辺は観光スポットが目白押しのため、様々なお土産ショップが点在しています。アメリカの歴史資料や展示物が楽しめる「ホワイトハウスビジターセンター」では、ホワイトハウス関連のお土産品も販売しているので、訪れた際には併せて立ち寄ってみましょう。

また、直営店ではありませんが「ホワイトハウス・ギフト」では、アメリカ国旗や大統領にちなんだユーモアあふれるグッズが多数揃っています。ちょっとしたお土産探しにもぴったりですよ。ホワイトハウスのすぐ近くからアクセスできるため、並んでチェックしておきたいところです。

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