ケアンズ・ボタニック・ガーデンズは、オーストラリアのケアンズにある熱帯雨林植物園です。東京ドーム3個分の広大な園内はまるでジャングル。珍しい生物や美しい植物と出会えます。入場無料、1日いても飽きることのない癒しの植物園をご紹介します。
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ケアンズボタニックガーデンズ|まるでジャングル。無料の熱帯雨林植物園
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ケアンズ・ボタニック・ガーデンズ
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズはさまざまな熱帯雨林が生い茂る植物園です。「ガーデンズ」とはいえ、日本の「庭園」を想像していると腰をぬかすことになってしまうかもしれません。高くそびえるトロピカルな木々は、日本にはないジャングルに近い迫力です。
ワイルドな庭園のため、スニーカーなど歩きやすい靴で行くのがオススメです。また虫にさされる可能性があるため、できれば肌を露出しない服装で行くのをおすすめします。
ユニークな庭園
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズには、ユニークな庭園がいくつもあります。日本人ならなじみが深い"竹"ですが、「竹コレクション」という庭園には高く生い茂る竹林が。
また「アボリジニの植物園」は、アボリジニたちが利用していた熱帯雨林の植物が栽培されています。狩猟採集民だったアボリジニは、食料としてだけではなく、医学、衣類、道具、武器などにも熱帯雨林の植物を利用していたとされているそうです。
他にも「ゴンドワナ・ガーデン」では、太古の昔から植物がどのように進化をとげてきたかを知ることができます。大陸の移動についても解説されていますよ。長い地球の歴史に、思いをはせてみてはいかがでしょうか。
フリッカーガーデン
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズ内にある熱帯植物園「フリッカーガーデン」では、蝶を見かけることがあります。しかもその羽の色は真っ青!この蝶は"ユリシス"という名前で、「見つけたらいいことが起こるかもしれない」と幸運を運ぶ蝶といわれています。
普段は見かけることが難しい蝶ですが、ケアンズ・ボタニック・ガーデンズでは目撃情報が高いスポットです。一瞬でいなくなってしまうので、注意深く探してみてくださいね。
淡水湖と塩水湖
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズには、淡水湖と塩水湖もあります。淡水湖もともとは淡水湿地でしたが、1975年にケアンズ市議会の100周年を記念してつくられました。淡水湖には、さまざまな鳥がやってきます。アヒルやガチョウ、コウノトリ、ペリカンなどを眺めることができ、水連なども栽培されているためバードウオッチングにはうってつけですよ。
塩水湖は小さな湖ですが、静かな湖面を落ち着いてみることができますよ。周囲にはヤシの木など、さまざまなトロピカルフルーツの木々が植えられています。
なおケアンズ・ボタニック・ガーデンズ内の湖での釣りは禁止されているため、どんなにお魚がいても眺めるだけにとどめておきましょう。
ちなみに、ワニやクロコダイルが出ることもあるそうです。
タンクが美術館!「タンクス・アートセンター」
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズの隣には、美術館があります。「タンクス・アートセンター」は、その名の通りタンクで作られているんです。
メタリックなアート作品が塀の上に並んでいて、熱帯雨林との不思議なコラボレーションが、まるで映画のような風景。建物自体がアート作品のようになっていますよ!
ボードウォーク
ケアンズ・ボタニック・ガーデンには「ボードウォーク」という散歩道があり、熱帯雨林に囲まれた中をゆっくりと散策できます。途中にはベンチもあるため、疲れたら一休みしながらあたりの景色を眺められますよ。
充実の無料ツアー
初めて行くなら、無料のガイドツアーに参加してみるのもおすすめです。毎週火曜と木曜に、園内の植物について、1時間半ほどかけて詳しく解説してくれます。何も知らない状態で楽しむのもいいですが、植物の特徴などを知ればさらに楽しめますよ。
ツアーに参加するには、平日の朝10時にフレンズハウスの前に行けばOKです。予約などは必要ありません。
さらに、火曜日の朝8時半からは、バードウォッチングツアーも行っています。日本では見たことがないような鳥もいるため、朝早いですが時間が許すならぜひ参加してみてください!こちらは2時間ほどのツアーです。双眼鏡を持っていくと、より一層楽しめますよ!
営業時間・入場料
営業時間:7:30~17:30(天候や祝日などによって変更する場合もあり)
入場料:無料
アクセス・駐車場
バス:ケアンズ市内から20分(ルート131)
車:ケアンズ市内から約10分
駐車場:あり