昭和時代にタイムスリップ!映画の世界を体験できる「二十四の瞳映画村」

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昭和時代にタイムスリップ!映画の世界を体験できる「二十四の瞳映画村」

とある島を舞台に描かれた小説『二十四の瞳』。その世界を体験できる観光スポットが小豆島にある「二十四の瞳映画村」です。レプリカの校舎や当時の面影を残す映画館、作者・壺井栄の人生を垣間見られる文学館など、ノスタルジックな雰囲気を楽しめるスポットがいっぱい。幼少期を懐かしむ年配の方を中心に高い人気を得ています。それでは「二十四の瞳映画村」の見どころやアクセス情報についてご紹介していきましょう。

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昭和時代にタイムスリップ!映画の世界を体験できる「二十四の瞳映画村」

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文学作品『二十四の瞳』について

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『二十四の瞳』は、1952年に小豆島出身の小説家・壺井栄が発表した長編小説です。戦前の1928年から戦後の1946年までの18年間をリアルに描いたこの作品。主人公は「瀬戸内海べりの一寒村」に赴任してきた女教師で、その年に入学した12人の生徒たちとの日々が描かれています。

1954年に初めて映画化されると、その33年後にはリメイク版が公開。テレビドラマは計7回にわたって制作・放送されているほか、1980年にはアニメ化もされています。

戦争により生活が変わっていく辛さや大切な人が亡くなる悲しさ、戦争へと泣く泣く送り出さなくてはならない切なさなど、戦争中の辛さがわかりやすく描かれており、小説発表から60年以上経った今もなお形を変えて語り継がれているのです。

絣(かすり)着物を着て撮影用セットを巡ろう

1987年に映画のロケセットとして建築された「苗羽(のうま)小学校」。中には主人公・大石先生の自転車や映画撮影に使われていたカメラ、実際に使用された小道具や写真の数々が展示されており、まるで映画の撮影が行われているような光景が広がっています。

ノスタルジックな雰囲気をより楽しみたい方は、1着500円でレンタルできる絣の着物を身に着けて観光してみましょう。校舎内では自由に写真撮影ができるので、授業を受けている風景を写真に収めるなどして『二十四の瞳』にどっぷり浸かってみると良いですよ。
(※情報は2019年11月現在のものです。)

「ギャラリー松竹座」で映画鑑賞

「ギャラリー松竹座」は、昭和30年代の映画館の雰囲気を体感できる観光スポット。館内の壁には往年のスターのブロマイドが所狭しと飾られているほか、レトロな切符売り場が再現されており当時を知る人にとっては懐かしい空間となっています。

映画館は40席ほどあり、1954年に公開された映画『二十四の瞳』が常時上映中。実際に作品を鑑賞すれば、二十四の瞳映画村をより楽しめること必至です。作品を一度も観たことがないという方は、ぜひ時間をあわせて訪れてみてくださいね。

作者・壺井栄について学べる「壺井栄文学館」

出典: ja.wikipedia.org

「壺井栄文学館」には、『二十四の瞳』の生原稿や初版本だけでなく、壺井栄と同じく小豆島出身の作家・黒島伝治や壺井栄の夫であり詩人・壺井繁治の書簡や色紙など、壺井栄ゆかりのものが多数展示されています。

メインの壺井栄のコーナーでは、生い立ちや文学受賞の足跡を辿ることができるほか、執筆時に愛用していた万年筆やペーパーナイフ、眼鏡などを展示。さらには東京都中野区にあった自宅を再現した部屋も公開されており、当時の生活も伺うこともできます。

パワースポット「二十四の瞳天満宮」でご利益ゲット

出典: tomoくん/PIXTA(ピクスタ)

赤い鳥居をくぐった先の高台には、小豆島の穴場パワースポット「二十四の瞳天満宮」があります。学業の神様・菅原道真を祀る太宰府天満宮から霊分けされた神社だけに、学業成就にご利益があるのだとか。

神社の入口には太宰府天満宮同様、御神牛(ごしんぎゅう)が梅紋を背負って鎮座しています。

ここではおみくじが大人気。なんと一つ一つにシェイクスピアの名言が書かれているそうですよ。『二十四の瞳』をモチーフにした絵馬など、オリジナルの祈願アイテムも要チェックです。

グルメスポットをご紹介!

◆Caféシネマ倶楽部

お腹が空いたら「Caféシネマ倶楽部」で昔懐かしい給食を味わってみませんか?一番人気は揚げパンとカレースープ、冷凍みかん、二十四の瞳オリジナル牛乳がアルマイトの食器にのった「給食セット」です。

当時を知る人も知らない人も挙って注文するというこの鉄板メニュー。牛乳は、コーヒー牛乳に変更することもできます。

ほかにも各種定食やカレーライスのほか、小豆島のB級グルメとして知られる「醤(ひしお)丼」もあるのでまだ食べたことがないという方はぜひ。

◆チリリン屋

小豆島にはオリーブやそうめん、すもも、佃煮といった特産品がたくさんありますが醤油も忘れてはいけません。ここ「チリリン屋」では、なんと醤油で作ったソフトクリームを味わえます。

こだわりの醤油は、創業150年の老舗「ヤマクロ醤油」の醤油を使用。カラメルソースのような香ばしい醤油と生乳が見事にマッチして、食べやすい一品となっています。ちなみに、一番人気は「ミックス」だそうですよ。

◆岬の創麺屋

映画『八日目の蝉』のロケにも使用されたという「岬の創麺屋」では、小豆島名物の手延べそうめんを味わえます。柔らかながらもコシがあり、モチモチとした食感を楽しめるというこの手延べそうめん。

一番人気の「手延べ半生そうめん」のほかに、オリーブの実を麺に練り込んだ「オリーブそうめん」やそうめんと同じ製法で作られた「手延べ半生うどん」など、様々なスタイルで小豆島名物を楽しめます。

アクセス

【バス】
オリーブバス「田ノ浦映画村線」の停留所「映画村」からすぐのところにあります。このバスは始発地の土庄港をはじめ、池田港や草壁港、坂手港を通って田ノ浦へ来るので各方面からのアクセスが便利。小豆島の人気観光スポットである「オリーブ公園」や「エンジェルロード」も通ります。

【車/タクシー】
バスは2時間に1便と本数が少ないので、時間を気にせず観光を楽しみたい方は車かタクシーを利用しましょう。各港からのアクセス所要時間は下記のとおりです。
池田港(高松方面)~映画村:35分 / 草壁港(高松方面)~映画村:25分
坂手港(神戸・高松方面)~映画村:15分 / 福田港(姫路方面)~映画村:40分
土庄港(高松・岡山方面)~映画村:55分 / 大部港(岡山方面)~映画村:65分

◎「岬の分教場」もあわせて訪れてみよう

出典: kawayasu/PIXTA(ピクスタ)

二十四の瞳映画村から700mほど離れたところに位置する「岬の分教場」。ここは、明治43年から昭和46年にかけて実際に使用されていた小学校で、1952年に発表された小説『二十四の瞳』の舞台となった場所です。教室には机やオルガン、子供たちの作品などが当時のままの姿で残されています。

現在は、この旧校舎を利用して絵画展や文芸教室などを開催。文芸教室は先着順の定員制となっていて、11時から17時まで工作や作文、朗読などの授業をうけることができます。開催時期が限られていますが、最後には修了証書ももらえるので観光記念にぜひ参加してみてくださいね。

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