住所 Hamlet Phu Hiep, Ward Phu My Hung, Cu Chi
TEL/FAX (028)37948830 / (028)37948761
アクセス ホーチミン市内からバスで2時間~3時間
※ホーチミンからツアーに参加するのが一般的
駐車場 なし
営業時間 7時30分~17時
公式サイト:http://www.cuchitunnel.org.vn/
ベトナムの観光史跡、クチトンネルへの行き方や構造、基本情報をご紹介します!
ベトナム観光といえばビーチなどが人気ですね。本記事で紹介する「クチトンネル」は、リゾートエリアとはちょっと違った体験ができるスポットです。ベトナム戦争時にゲリラ戦の根拠地として使用されたトンネルであり、現在は戦争史跡公園として残されています。
クチトンネル周辺には戦争記念公園もあり、米越両軍の使用した銃器や罠(ブービートラップ)など、さまざまな兵器を見学できる貴重な施設です。
ほかにも射撃場でベトナム戦争時の火器を試射できるなど、外国ならではの体験も盛り沢山!以下で詳細情報をチェックしてみてください。
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目次
【ベトナム】クチトンネルとは?|構造や行き方などをご紹介
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クチトンネルとは?
クチトンネルとは、ベトナムの都市ホーチミン市北西部のクチに位置する地下トンネルです。かつてのベトナム戦争において主現場になったとされるこの地下道は、時が経った今も当時の戦争の様子を色濃く残しています。
長さは全長200kmに及び、そのところどころには落とし穴やトラップなどが張り巡らされてました。戦時中の様々な工夫見えます。
ベトナム戦争はアメリカの敗北で終わりましたが、勝利の秘訣はこの地下道にあると言われています。どれだけ強い兵器を持つアメリカ軍でも、このややこしいトンネルの中では土地勘のあるベトナム軍には敵わなかったと言います。
世界最強の軍隊すら音をあげる構造のトンネル……それが今も残っているのですから驚きですね。
トンネルの中に居住区があった!?
そんなクチトンネルですが、争いの主現場とされただけではなく近隣の村との連絡手段や食料、戦争物資などの受け渡しのルートとして使われることも。
さらに驚くことに、人々が暮らす住居としても使われていたようです。狭いトンネル内には学校や小劇場まで存在していたのだとか。トンネル内に学校があるなんて、まったくイメージが湧きませんね。
びっくりする事実が並ぶクチトンネルですが、戦争記念館として当時の面影を残しつつ整備され、観光客向けのスポットになっています。
クチトンネルへの行き方
クチトンネルへ訪れるには、基本的にはツアーを利用します。ホテルからの送迎や観光ガイド、食事もセットになっていたりします。自力で行く場合と比べて時間的な余裕や安心感が段違いということもあるので、ツアーを検討しておきましょう。
クチトンネルへと自力で向かう場合、まずホーチミン市内の「9月23日公園」から出ている13番バスに乗り、クチバスターミナルに向かいます。そこから更に79番バスに乗り、クチトンネルの最寄りへ到着します。かかる時間は片道約2時間から3時間半で、料金はおおよそ数10円から数100円程度となっています。
最寄りへ到着したら、すぐ正面あるゲートをくぐり、そのなまままっすぐ進みます。正面にレストランが見えたら左折し、まっすぐ進んでいくと「entrance to the TUNNEL(トンネルの入り口)」という看板が見えてくるので、そのまま進んでいくとクチトンネルに到着します。
クチトンネルのポイント①戦争時に使用された様々な罠
最強とも言われているアメリカ軍に勝利した秘訣は、クチの地下道のいたるところに散りばめられたさまざまな落とし穴やトラップだと言われています。
落とし穴の種類にもいろいろあり、穴の中に鋭く尖った針があるもの、落とし穴の上で串刺しになるもの、板が回転して針が現れ身体中に突き刺さるものなどどれも落ちたら一貫の終わりです。考えただけで恐ろしい!
他にも隠れながら相手に気づかれないよう射撃をすることできる大きな穴やブービートラップ、毒を塗ったスパイクなど多くの仕掛けがあり、これらがベトナム軍を勝利に導いたのでしょう。
クチトンネルのポイント②戦車・爆弾
クチトンネルの周辺には、当時実際に使われていた戦車などが置かれてあります。
それも戦後にわざわざ設置したのではなく、地雷を踏んでしまってそこから動けなくなってしまったとのこと。戦車には数々の弾丸の後が残っており、本当に当時のまま残されたものであることを実感できます。
また、展示スペースには当時使用されていた爆弾も置かれてあり、その重量感には当時の戦争の恐ろしさを感じさせられます。
クチトンネルのポイント③地下道見学と射撃体験
クチトンネルへ入って見学するにはまず階段を下る必要があるのですが、その階段がとても狭く、ガタイのいい男性などはこの時点から一苦労かもしれません。
現在クチの地下道は観光客用に整備され当時よりも広くなっていますが、それでも狭いということは、当時はもっと狭かったのでしょう。またトンネル内もかなり狭いため、中腰の状態で進んでいかなければなりません。
入り口付近には照明があり明るいのですが、奥の方に進んでくと真っ暗になってしまうため注意が必要です。
トンネル内に階層がある
トンネル内は地下1階から3階まであり、通常時は地下1階、アメリカ軍の襲撃が来た際には頑丈な2階に隠れ、水が必要になった際などには川につながる3階に避難していたそうです。
こんな狭い空間に学校や小劇場があったとありましたが、なるほどスペースはありそうです。
クチトンネルのポイント④射撃体験も可能!?
追加料金を払うことで、射撃場で射撃の体験をすることもできます。
射撃体験できるものはM16やAK47など、当時両軍で使われていたライフルなどが幅広く取り揃えられています。映画の世界です。銃器を取り扱う以上、日本では確実にできない非日常体験と言えるでしょう。
古い銃で発砲音はかなり大きいため、耳栓の装着は絶対に忘れないように注意しましょう。
ツアーで参加
クチトンネルの観光を楽しむにはツアーがおすすめ!ホーチミン市からの送迎バス月のプランや、観光ガイドがセットになったプラン、昼食がセットになったプランなどお得なツアーがたくさんあります。特に現地の観光ガイドさんから教えてもらう当時のベトナム戦争の裏話などは非常に興味深く、有意義な時間になること間違いなしです。
ホーチミン市はベトナムの中心地であり観光客が多く、旅行会社が多く立ち並んでいるため、当日にツアーに参加することもできます。宿泊先のホテルからツアーに申し込めることもあるようなので、確認してみることをおすすめします。
◎クチトンネルまとめ
クチトンネルは当時のベトナム軍の苦労を体験できるよう狭く息苦しい空間になっているので、見学後にはくたくたになってしまいます。
敷地内で軽食を楽しむことができ、飲食店では当時の戦争中に兵士たちが食べていた「タピオカ」を食べることができます。日本でもタピオカジュースが流行りましたが、数十年も前から兵士たちの軽食として取り入れられていたのですね。
実際に目で見て体験し、ベトナム戦争の歴史を知ることのできる「クチトンネル」。ぜひ一度訪れてみてください。
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