古民家テーマパーク「石垣やいま村」で琉球文化にふれ、リスザルと遊ぼう。

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古民家テーマパーク「石垣やいま村」で琉球文化にふれ、リスザルと遊ぼう。

マングローブや水辺の動植物が自生する「名蔵アンパル」を一望できる丘に、体験型の観光スポット「石垣やいま村」があります。登録有形文化財に指定された邸宅が4軒移築され、琉球の人々の生活にふれられる古民家テーマパーク。琉球文化を体験し、グルメを味わい、リスザルと戯れみませんか?大人から子供まで、1日中遊べて満喫できる石垣やいま村へ行ってみましょう!

目次

古民家テーマパーク「石垣やいま村」で琉球文化にふれ、リスザルと遊ぼう。

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1.「石垣やいま村」とは?

「石垣やいま村」は、石垣島をはじめとする八重山の民族文化や昔の暮らしを再現した野外博物館です。

出典: makieni

築100年ほどの士族屋敷が移築復元されているほか、漁師や農家の家では、仕事や昔の生活を肌で感じることができます。

国の有形文化財に登録されている赤レンガの古民家からは、三線の音色~♪石垣島の文化をたっぷりと味わって有意義な時間を過ごしましょう。

施設内には古民家だけではなく、体験コーナーやアトラクションを楽しめるスポットが盛りだくさん。ミンサー織という伝統工芸をあしらった琉球衣装を着て、記念撮影するのもオススメ。

なかでも人気なのが自然に近い状態で飼育しているリスザル園です。手のひらに乗るほど小さなリスザル達は人懐っこく、肩にも乗ってくれますよ。お昼寝しているリスザルを眺めてると癒されますね。

ラムサール条約に登録されている名蔵アンパルへの見学コースでは、国指定天然記念物のセマルハコガメをはじめ、珍しい動植物を観察できます。

このように多彩な魅力が盛りだくさんの石垣やいま村は、年中無休。9時〜17時30分まで営業しています。GWや夏休みなど、連休には楽しいイベントも企画されているのでぜひ遊びに行ってみてくださいね。

2.【登録有形文化財】八重山の赤瓦家屋

石垣やいま村には、八重山を代表する赤瓦建築の士族屋敷が4軒移築されています。また、庶民の家として漁師と農家の家が復元されていて、一般の人々の生活の様子も体感できます。

◆【登録有形文化財】牧志邸

出典: Dominique Bonnet

入場して正面で迎えてくれるのは、門番のシーサーが印象的な八重山を代表する赤瓦民家。1923年建築の「牧志邸」は、釘を使用しない貫木式で建てられています。

◆【登録有形文化財】森田邸

出典: outraw / PIXTA(ピクスタ)

「森田邸」は、1909年に建てられてた旧士族屋敷。典型的な士族の屋敷様式を見られ、内部には民族資料が展示されています。

◆【登録有形文化財】大浜邸

沖縄県石垣島・石垣やいま村

出典: tomocchi.m92f / PIXTA(ピクスタ)

1907年建築の「大浜邸」は、マラリア撲滅に貢献した大浜信賢(おはましんけん)医師の家屋。

出典: shikema / PIXTA(ピクスタ)

築100年を超えると思えない美しい住宅で、三番座まであるゆとりの間取りが特徴です。

◆【登録有形文化財】喜舎場(きしゃば)邸

出典: ja.wikipedia.org

1923年建築の「喜舎場邸」は、八重山の歴史と文化に偉大な功績をあげた民俗学者、喜舎場永叙(きしゃば えいじゅん)氏の邸宅。ユニークな間取りが特徴の、こぢんまりした屋敷です。

観葉植物の展示コーナーが新設されたので寄ってみてくださいね。

◆漁師の家・農民の家

漁師のことを沖縄では「海人(うみんちゅ)」と呼びます。石垣やいま村では、海人や農家の人たちが住んでいた家が復元されており、士族の屋敷とは異なった庶民の家の様子を知ることができます。

海人の家には、当時使われていた漁具や、ウミガメのはく製などを展示。農民の家では農機具のほか、「シートーヤー」というサトウキビから黒糖を作るための小屋も見学できますよ。

3. アトラクション・体験

石垣やいま村では、八重山文化を体験したり、製作体験、リスザルとのふれあい体験などいろんなメニューを体験できます。無料で予約なしに参加できるものもありますが、有料の体験メニュー、予約が必要な有料メニューもあるので事前に確認しておきましょう。

◆家あしび(やーあしびー)

「家あしび」というのは、八重山で昔から引き継がれてきた"いえあそび"。石垣やいま村では毎日、家あしびを1日3回実施してます。無料で参加できるので、一緒に歌って、踊って、八重山の文化にふれてみましょう!

◆しーさー色付け体験

沖縄といえばシーサー。自分だけのオリジナルシーサーを作ってみませんか?好きな色の速乾性塗料で簡単に、シーサーの色付け体験ができますよ。

◆貝のお守り色付け体験

塩を入れた貝は、魔よけのお守り。貝に自分だけのアートを描いて、オリジナルキーホルダーやストラップを作りましょう。

◆島ぞうりアート

沖縄島んちゅの定番サンダル「島ぞうり」にオリジナルアートを施して、世界に1つだけの島ぞうりを作れます。

この体験メニューは好きな文字や柄を彫刻刀で掘るため、所要時間は3~4時間ほど。長時間の体験作業になるので、早めに行くほうが良いでしょう。

◆琉球衣装体験

紅型(びんがた)の琉球衣装を身にまとえば、あなたもウチナーンチュ!男性・子供用のサイズもあるので家族や友達、恋人と記念撮影するのもオススメ。きっと思い出の1ページになりますよ。もちろん、写真撮影もOKです!

◆さーたーあんだぎー作り体験 ≪要予約≫

サーターアンダギーというのは、沖縄のメジャーなおやつ。卵以外の水分を使わないので日持ちがよくお土産にも人気です。

1日2回、11時と14時から実施しているので、自分でサーターアンダギーを作って味わってみましょう!

4. リスザルの森

出典: のほほん / PIXTA(ピクスタ)

リスザルは、アマゾン川流域に生息する小型のサル。俊敏な動きがリスに似ていることが名前の由来です。

自然に近い環境で中南米原産のボリビアリスザルを飼育している「リスザルの森」は、大浜邸の奥にあります。

リスザルの森は、小さくて人懐っこいリスザルとふれあえて大人気♪抱っこしたり、肩にも乗ってきたりと、とってもかわいいんですよ。

ただし、リスザルたちが空腹時だった場合、ともするとエサやりが写真のような状態になることも(汗)

リスザルと楽しい時間を過ごすためにも、汚れても良いような服装でいくこと、バッグやポケットは気を付けることなど、ルールを守るように注意してくださいね。

5. 「名蔵アンパル」をガイドと探索。 ≪要予約≫

出典: あんみつ姫 / PIXTA(ピクスタ)

マングローブ群生林と干潟が広がる「名蔵アンパル(なぐらあんぱる)」は、野鳥の飛来・生息地として知られる一帯。ラムサール条約に登録されているとともに、国の鳥獣保護区、特別保護地区にも指定されている貴重な場所です。

出典: くてのぽま / PIXTA(ピクスタ)

名蔵アンパルへ向かう自然探勝路には、希少な動植物が生息しています。リュウキュウ松林や亜熱帯の森を観察しながら進んでいくと、天然記念物のセマルハコガメと出会えることも。

潮が引いて干潟が広がってくると、オキナワハクセンシオマネキ、ベニシオマネキなどのカニ類、トントンミーと呼ばれるミナミトビハゼなど珍しい生き物をたくさん観察できて興味深いですよ。

石垣やいま村では、探勝路をガイドと一緒に散策しながら、様々な生き物を観察できる約40分のツアーを開催。12時と15時から、1日2回実施しています。名蔵アンパル体験ツアーは予約が必要なので、前日の15時までにネットか電話で予約しておきましょう。

6. アンパル塔

海人の家の奥に、展望台の「アンパル塔」があるので行ってみましょう。

アンパル塔は、琉球王朝時代に異国船を監視された遠見台をモチーフに建造されました。琉球石灰岩でらせん状に造られた高さ約5mのアンパル塔からは、名蔵湾はもちろん、西表島まで一望できます。

7. 星空ビレッジ

石垣やいま村の営業時間は17:30までですが、週末や休日を中心とした夜間、18:30~21:00にかけて「星空ビレッジ」をオープンしています。

星空ビレッジは、石垣島の夜空をイルミネーションでロマンチックに、またさまざまなアトラクションで楽しめる星空テーマパーク。自分だけの星座を描きプラネタリムに映し出せる「落書きプラネタリウム」、星関連グッズをゲットできる「星のかけら探し」など、楽しい体験アトラクションが人気。

石垣島の星空をのんびりと観察できる「星空観賞」では、ガイドがレーザーポインターを使用してわかりやすく解説。四季折々に見ることのできる星座や星にまつわる物語など、石垣島の星の魅力をアニメーションで楽しめる「星空教室」は、星に関する知見を深めることができます。

ミラーボールや満天の天の川をイメージしたイルミネーションが施され、一面にフォトジェニックな空間が広がっています。

その他にも、星空ファッションにデジタル着換えしてスマホで撮影できるフォトスタジオがあったりと、子供から大人まで楽しむことができ、思い出に残る夜を演出できます。石垣島の星の魅力を存分に満喫できる星空ビレッジで、非日常感を味わってみてはいかがでしょうか。

星空ビレッジでは18時から「星空カフェ」がオープン。「美ら星プレート」や、キッズに人気の「南十字プレート」など、星空をイメージした食事で気分がさらにアップしますよ☆ラストオーダーは19時なので、先に夕食を済ましておきましょう。

星空ビレッジは週末や休日を中心に実施していて、平日は開催しない日が多くなっています。必ず事前に公式サイトで、開催日をチェックしておいてくださいね。

8. レストラン・ショップ

お腹が空いたときには、出入り口近くにある「アンパル食堂」で美味しい郷土料理を味わえます。地元食材を使った沖縄料理がたくさんあってどれも美味しそう!

人気のメニューは八重山そばや、ソーキそば。

ジューシー、石垣風ぜんざい、ソーキカレーも美味。

併設されているお土産店には、やいまるくんグッズ、リスザルのぬいぐるみ、特産品やお菓子などがたくさん取り揃えられているので、食事のついでにショッピングも楽しめます。

休憩がてらのオヤツには、農民の家のシートーヤーで作りたてのサーターアンダギーはいかが?

9. アクセス・駐車場

車でのアクセスは、新石垣空港や石垣港離島ターミナルから車で約20分。100台ほど駐車可能な無料駐車場を完備しています。

路線バスの場合は、「元名蔵」バス停が降車後歩いて約1分と近くておすすめ。「やいま村入り口」バス停は少し遠いですが、それでも徒歩10分もかかりません。路線バスは本数が限られているので、帰りの時刻も確認しておきましょう。

◎【特別天然記念物】カンムリワシの「よんなーくん」

出典: ja.wikipedia.org

石垣やいま村では、特別天然記念物のオスのカンムリワシを1羽飼育しています。名前は「よんなー」。2007年に、交通事故でケガをしたカンムリワシを保護しましたが、野生復帰が困難と判断されたことから石垣やいま村で飼養されています。

「よんなー」は沖縄の方言で「ゆっくり」という意味の言葉。小動物を捕食しているカンムリワシは、車にひかれた小動物を食べようと道路に下りることがあるんです。石垣島ではカンムリワシの交通事故が多発しているため、ゆっくりと安全運転してほしいという願いを込めて名付けられました。

そんな実情を知ると、ゆっくり運転して石垣島をドライブ旅行しなければ、と考えさせられますよね。そして、やいま村を訪れて、よんなーくんに会いに行ってみてくださいね!

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