石垣島「白保海岸」世界最大級のアオサンゴ群落でシュノーケリング!

画像出典:yasushi uesugi / PIXTA(ピクスタ)

石垣島「白保海岸」世界最大級のアオサンゴ群落でシュノーケリング!

石垣島南東部の白保海岸は、希少なアオサンゴが北半球最大規模で群生する国立公園。複雑な地形が特徴で、海中公園地区にも指定されています。新石垣空港からすぐ近くというアクセスの良さも魅力的。世界有数のサンゴの楽園へ、シュノーケリングツアーで行ってみませんか?竜宮城に迷い込んだような美しい世界を観賞しにいきましょう!

目次

石垣島「白保海岸」世界最大級のアオサンゴ群落でシュノーケリング!

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1.白保海岸とは?

出典: 松岡明芳 (CC BY-SA 4.0)

石垣島南東部は南北10kmあまりにわたってサンゴ礁が広がるエリア。なかでも白保海岸は、北半球最大級のアオサンゴ群生地帯を有しています。

新石垣空港と市街地の途中にある白保海岸へは、空港から車で約5分!非常に近くアクセスが良いところも、白保海岸の大きな魅力のポイントです。

出典: くまのみ / PIXTA(ピクスタ)

シュノーケリングに最適なサンゴ礁エリアは、海岸から1kmほど離れています。海岸から最適なポイントまでは、満潮時にボートで移動。サンゴを傷つけないため、そしてシュノーケリングを安全に楽しむため、シュノーケリングツアーに参加して美しいサンゴ礁を堪能しましょう。

引潮の際に現れる「ワタンジ」にも注目!歩きながら間近でリーフや海の生物を観察できます。

出典: 放し飼い / PIXTA(ピクスタ)

ところで、白保海岸に港らしきものは見当たりません。シュノーケリングツアーなどに行くボートって、どこから乗るんでしょう!?

白保海岸で1か所、四角くサンゴの岩で囲われた場所が目につきます。実は、ここが白保海岸の船着場!ツアーボートやグラスボートは、満潮時にここから出航します。

2.アオサンゴの群落

一見すると、どこにでもあるような海岸風景。しかしここ白保海岸は、アオサンゴの群落があることで有名です。

アオサンゴという名前で想像すると、青いサンゴだらけのブルーの世界?とイメージしますが、実際見ると茶褐色。ではなぜアオサンゴと呼ばれているのでしょうか?見ただけではわかりませんが、サンゴの断面が青色であることが名前の由来といわれています。

白保海岸はこの珍しいアオサンゴ以外にも、ハマサンゴ、ミドリイシなど70種類以上ものサンゴが生息。幅なんと最大約1kmにも及ぶ世界有数のサンゴ群落は、世界でも注目を集めています。

海の中をのぞくと、サンゴの間をいろんな可愛い魚が泳いでいて、まるでおとぎ話に出てくるような幻想的な世界が広がっていますよ。

3.マイクロアトール

「マイクロアトール」とは、長時間かけて作られたサンゴの群体。海水面に近い部分が死滅してドーナツ状になった微環礁のことです。白保海岸に生息するサンゴの中でも、ハマサンゴは300年も生き続けるといわれており、多くのマイクロアトールを形成しています。

白保海岸にはマイクロアトールが100個以上確認されていて、直径約6.5mのマイクロアトールも観測しています。

2017年10月には沖縄本島から橋で繋がった瀬底島近海で、11mを超える世界最大級のマイクロアトールが発見されたというニュースも入ってきました。今後の調査に注目していきましょう。

4.ハート形リーフ♡

白保海岸にはハートの形をしたサンゴがあります。このハート形のサンゴはハマサンゴ。見るだけで幸せな気持ちにさせてくれる人気のシュノーケリングポイントになっています♡

ハート形リーフは見た目が可愛いというだけではなく、「一緒に見れば愛が深まり幸せになれる」といわれるパワースポット。ハート形リーフを目的に、白保海岸のシュノーケリングツアーに参加するカップルも多いんですよ。

5.シュノーケリングツアー

出典: linalinalina / PIXTA(ピクスタ)

最古ともいわれる巨大なハマサンゴがある白保海岸は、ルリスズメやクマノミなどカラフルな熱帯魚が多く生息する世界有数のシュノーケリングスポット。しかしアオサンゴが群生しているシュノーケリングポイントは、海岸から約1kmほど離れています。

白保でシュノーケリングを楽しむなら、シュノーケリングスポットまでボートで移動できるシュノーケリングツアーに参加しましょう。ボートでベストポイントまで連れて行ってもらえば、貴重なサンゴを傷つけることもありません。もちろん、ガイドもしてくれもらえます。

白保では、複数のショップや民宿がシュノーケリングツアーを実施しています。民宿は、宿泊者でなくても参加可能です。

ショップやツアーによって、機材レンタルの有無、ドリンクなどサービス、トイレ付ボートか否かなどさまざま。もちろん、プランや料金設定も異なるので、比較検討してみましょう。

6.グラスボート

出典: サト / PIXTA(ピクスタ)

「グラスボート」とは、船底がガラスになっていて、海の中を見ることができるボートのこと。石垣島では、川平湾のグラスボートが有名ですよね。

白保海岸ではシュノーケリングツアーが人気で多数のツアー会社が催行していますが、泳ぐのが苦手な方や小さな子供連れには「グラスボート」がおすすめ。年齢や季節に関係なく乗船でき、服のままで海中を見ることができます。

民宿白保のサンゴツアーでは、白保の海とサンゴ礁を知つくしたエキスパートのオーナーが、グラスボートのベストスポットへ案内してくれます。宿泊者だけが対象でなく、誰でもグラスボートのサンゴツアーに参加OK!

グラスボートは満潮時に出航するので、前日までに電話で問い合わせ&予約をしておきましょう。グラスボートとシュノーケリングを一緒に楽しむプランは、料金が1000円UPするだけ。オトクで人気です!

7.ワタンジ(渡道)を歩いてみる

白保海岸では、干潮時だけリーフへ歩ける道が現れます。この歩けるサンゴの道は「ワタンジ(渡道)」と呼ばれていて、潮が引くと500m~1kmほど沖合いまで歩いていけるんです!

出典: Yasuo Kida (CC BY 2.0)

点在する潮だまりで、ハゼなどの小魚やヒトデ、貝など、いろんな生き物を間近で観察してみましょう。シュノーケリングで見る海の中とはまた違った楽しみ方ができます。

ワタンジを楽しむコツは、干潮の1時間前頃までにはスタートして、早めに戻ること!潮が満ちてき始めたら帰り始めないと、どんどん潮が満ちてくるので注意してください。干潮の時刻は、気象庁の潮位表サイトで確認できます。

ビーチやワタンジを歩く場合は、マリンシューズなどがあると安心です。紫外線対策もお忘れなく!

8.しらほサンゴ村

出典: Shig ISO (CC BY 2.0)

「しらほサンゴ村」は貴重な海やサンゴ礁を守る目的で、WWFサンゴ礁研究センターが設立した環境保全・調査研究・展示施設です。白保海岸のサンゴを保護する活動をしているほか、自然とのかかわり方、サンゴの生態や海の生物について知ることができるスポットで、観光地としても人気を博しています。

シュノーケリングをする前に立ち寄り、事前に海やサンゴに関しての知見を広げておくことで、よりシュノーケリングを楽しめるのではないでしょうか。

しらほサンゴ村では毎週日曜日に、地元の特産物や果物を販売。地元の味覚を味わうことができます。そして、その売り上げの一部はサンゴの保護活動費として役立っているんです。

地元の美味しいものを食べることで、より地域の魅力にふれられることに加え、日本が世界に誇る白保海岸のサンゴを保護する手助けができるなんてうれしいですね。

◎白保海岸の注意点:悪いクチコミの理由はコレだった!

出典: EarthScape ImageGraphy

意外と知られていませんが、白保海岸では個人でのシュノーケリングはおすすめできません。白保海岸の浅瀬は岩がゴツゴツとしていて、サンゴはなく、シュノーケリングに適していません。また、白保海岸のある西表石垣国立公園はサンゴ保全のため、ビーチエントリーによる遊泳を全面的に禁止しており、海水浴もできません。

「白保海岸はガッカリ」というような口コミを投稿している方は、シュノーケリングツアーに参加しなかった人がほとんどです。白保海岸でシュノーケリングやサンゴの観察を楽しむなら、ボートでアオサンゴ群落のポイントに行きましょう!

ほとんどのツアーは事前の申し込みが必要です。予約して満喫しないともったいない、素晴らしい海中の世界がここ白保にあります!

※記載は2019年12月の情報です。

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