雄大な霧島山の麓に湧く数々の名湯！霧島温泉郷の観光の魅力を徹底解説！

霧島温泉郷のある霧島市は、鹿児島県の中央部に位置しています。構成しているのは、新湯温泉・林田温泉・硫黄谷温泉・丸尾温泉・栗川温泉・湯之谷温泉・殿湯温泉・関平温泉・野々湯温泉など。日本百名山で知られる霧島連山の南西に点在しています。

温泉それぞれに特色があり、温泉巡りが好きな方でも1日では巡りつくせないでしょう。そんな霧島温泉郷の魅力を、ピックアップしてご紹介します。

丸尾温泉(霧島みやまホテル)

丸尾温泉は、霧島温泉郷の核となる存在で、霧島連峰の南中腹に位置しています。大きなホテルが10数件立ち並び、近代的なリゾートスパも設けられています。お年を召した年齢層に限らず、幼児を含む若年層にも人気のある温泉です。

1819年（文政2年）に発見され、歴史深い一面、時代に沿った新しさをまとっています。店先に足湯を楽しめる空間を備えた土産店もあり、日帰りであっても温泉街の雰囲気を存分に楽しめます。スナックなど、歓楽街としての表情も持ち合わせており、夜の散策も楽しめますよ。

丸尾温泉の中心からほど近い、丸尾滝も見物です。車で3分ほどの距離で、5～6台ほどの駐車場も完備。特に紅葉の季節は、湯けむりと相まって幻想的な景色を見ることができます。

目の湯 (野湯)

霧島温泉最古の岩風呂とされる目の湯は、硫黄谷付近に位置しています。野湯ではありますが、色は無色透明、土などの汚れは感じません。ただし泉質や効能ははっきりとわかっていないので、”野湯ならではの雰囲気”を楽しんでください。

大きさは、大人1人入るのがやっと。足湯を楽しむくらいであれば、2～3人で楽しめます。人通りが多いわけではありませんが、衝立もなければ脱衣所もありません。入浴の際は、友人と交代で見張りを立てて入浴するか、手先・足先のみがおすすめです。

また自噴泉で、湯の温度は季節や気候に左右されます。長時間手を湯につけているとジンジンしてくるほど高温のときもあれば、人肌以下の温度のときもあります。適温に出会えることはなかなかないという希少性に、温泉マニアは心くすぐられるかもしれませんね。

関平温泉(貸切風呂)

関平温泉の効能は、神経痛、筋肉痛、五十肩、神経麻痺など。この効能は鹿児島県が認めており、古くから湯治場として重宝されてきました。山仕事で疲れたとき、交通事故等で怪我を負ったとき、体を癒す関平温泉は地元の人の生活の一部です。

泉質は、無色透明でにおいもありません。リーズナブルに楽しめ、且つ効能が高いのも大きな魅力です。評判は全国に広がり、今では日本各地からファンが訪れます。

関平鉱泉のすぐ隣にある貸切風呂は大変人気で、高い競争倍率を誇っています。露天風呂にガーデンテラス、内湯、冷暖房完備の個室という贅沢な空間が、1時間1200円で利用できます。2棟しかないというのも、大きな要因でしょう。こちらは新床温泉なので、やや褐色の湯です。訪れる際は、電話予約を忘れずに。

新湯温泉(国民宿舎新燃荘)

霧島山（新燃岳）の麓に位置する新湯温泉。酸性硫黄泉で、綺麗な乳白色のにごり湯は、秘湯ファンの心を掴んで離しません。アトピー性皮膚炎や水虫に効能があり、古くは明治時代から治療を目的として訪れる人が多くいます。

新湯温泉は、硫化水素を多く含んでいます。長時間に及ぶ入浴は、中毒を起こす危険性があります。入浴は15～20分以内とし、30分以上浴場にいることのないよう注意しましょう。高血圧、心臓病、持病がある人は、残念ながら入浴できません。

せっかく来たのだから、と複数回入浴したい気持ちはわかりますが、2度目の入浴には2時間以上空けるようにしてくださいね。また入浴後は体に硫黄の成分が肌表面に残っています。すぐに服を着ると繊維が傷む可能性もあるので、しばらくはバスタオルに身を包み、温泉の余韻に浸るのがおすすめです。

まだまだあるある霧島の温泉！

上記挙げた温泉以外にも、霧島温泉郷にはたくさんの温泉があります。肌の弱い人でも入りやすい湯之谷温泉や、霧島温泉郷で唯一の展望大浴場をもつ殿湯温泉。同じ敷地内にログハウスやオートキャンプ場を備える野乃湯温泉も家族連れには楽しめるスポットです。

霧島温泉郷の中心にある霧島温泉市場では、足湯はもちろん、温泉の蒸気で調理された卵や野菜をテイクアウトすることもできます。地元で採れた野菜、フルーツ、卵、またそれらで作られたプリンやパンなども購入できます。霧島温泉郷ならではの商品がたくさんあるので、カップルや家族連れには特におすすめです。

雄大な霧島山の麓に湧く数々の名湯！霧島温泉郷の観光の魅力を徹底解説！