【石川県】能美市でおすすめのホテル＆旅館｜辰口温泉が人気

石川県の南部に位置する能美市（のみし）は、霊峰白山を源流とする手取川の下流域に広がる市です。金沢市や空港のある小松市からアクセスしやすく、九谷茶碗まつりや根上り七夕まつりなどを訪れる人も少なくありません。また、現在は能美市の一部となっている旧根上町（ねあがりまち）は、森喜朗元首相や松井秀喜元プロ野球選手の故郷として有名！市内にある「松井秀喜ベースボールミュージアム」も、能美市の観光スポットとして定着しています。この記事では、そんな能美市でおすすめの宿を3つご紹介します。

市内にホテル形式の宿はない

いしかわ動物園や手取フィッシュランドなど、魅力的な観光スポットがある石川県能美市ですが、市内にはホテル形式の宿泊施設がありません。そのかわりにいくつかの温泉旅館を擁しているのが、市中央部にある辰口温泉です。今回取り上げる3軒も、すべて辰口温泉の旅館になります。

出張などでリーズナブルなビジネスホテルに泊まりたいという場合には、金沢市や小松市で探すことをおすすめします。

たがわ龍泉閣

辰口温泉「たがわ龍泉閣」は、6つの露天風呂が点在する「田んぼの湯」が自慢！名前のとおり田園風景の真ん中にお風呂があり、田んぼの稲を眺めながらの入浴は、他所ではなかなか味わえない開放感です。田んぼの湯は混浴ですが、入浴用の浴衣もレンタルできます。

たがわ龍泉閣は温泉だけでなく料理も魅力！地元の旬の食材を厳選した会席コースで、一品一品目にも彩り豊かな料理が楽しめます。たがわ龍泉閣の味に合わせて造られたオリジナル日本酒「源助」もおすすめですよ。

まつさき

まつさきは、辰口温泉が開湯した天保7年（1836）創業の老舗旅館。金沢生まれの小説家泉鏡花ゆかりの温泉宿としても高名です。かつては宿泊客が衣服を改めてから入館したと伝えられるほどの高級旅館で、その格式は今も宿のあちらこちらに伺うことができます。

客室は、ワンランク上の贅沢なひとときを楽しめる新館「鳳凰」と、4つの棟に分かれている本館にあります。鳳凰の部屋はすべて源泉を引いた浴槽付きで、料理は専用の厨房で作られているというから驚き！もちろん、一般客室の食事にも手抜きは一切ありません。地元の味を知り尽くした能登出身の料理長が、旬の食材を手ずから調理し、一品一品部屋出しで提供されます。

萬葉

萬葉は広大な敷地を有しながら、客室はたったの9部屋という非日常の贅沢が満喫できる高級旅館。ほとんどの部屋に専用のお風呂がついていて、和室のほかにベッドのあるユニバーサルタイプの客室もあります。最初にご紹介した「たがわ龍泉閣」は姉妹館なので、萬葉の宿泊客は「田んぼの湯」
も利用可能です。

食事も贅を尽くした逸品ぞろい！九谷焼や加賀唐津、輪島塗に金沢漆器など食器にも石川県の特産品が用いられ、料理をいっそう艶やかに演出してくれます。萬葉は朝食も魅力で、ふぐの一夜干しや熱々の茶碗蒸しなど、朝から心温まる食事が楽しめます。

小松空港と金沢のあいだ

能美市は小松市と金沢市の間に位置しています。小松市には加賀地方の空の玄関口小松空港があり、能美市内から金沢までは電車や車で30分程度です。宿泊先によっては小松空港や金沢駅から送迎もしてくれますよ。飛行機で遠方から金沢観光に訪れる際は、いったん温泉のある能美市で宿泊してから、翌日に金沢を目指すというルートも検討してみてください。

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