チェコ共和国の首都プラハで楽しむアート&絶景スポット!

チェコ共和国の首都プラハで楽しむアート&絶景スポット!

中央ヨーロッパに位置する小さな国「チェコ共和国」。チェコの首都プラハは美しい古い街並みもさることながら、アートにあふれた刺激的な街でもあるんです。近年は日本でもユニークで手作り感あふれるチェコアニメーションが話題になりましたね。またアールヌーヴォー期のパリで活躍した画家・デザイナーのアルフォンソ・ミュシャもチェコの出身なんですよ。ここではプラハのアートなスポットと絶景スポットをご紹介しましょう。

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チェコ共和国の首都プラハで楽しむアート&絶景スポット!

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プラハの街はミュージアムの宝庫

決して広大な広さではないプラハの街ですが、その中に大小さまざまなミュージアムが点在しています。記事で紹介している「ミュシャ(ムハ)美術館」をはじめ、現代アート「DOX Centre for Contemporary Art」・写真「Historic photo portrait studio」「Leica Gallery Prague」・トリックアート「IAM Prague」など、どれも個性的でバラエティーに富んだ内容。ミュージアムによってはタイミングによって展示内容全体が一変している場合もあるので、予め現在何を展示しているのかを調べてから訪れるのがオススメですよ。

プラハ城の聖ヴィート大聖堂

プラハのシンボルといえるプラハ城。高台の上にあり、プラハ中からその姿を垣間見ることができます。そんなプラハ城自体見どころがたくさんあるのですが、城内にある聖ヴィート大聖堂は特に訪れてほしいアートスポット。荘厳なバロック様式の大聖堂の内部は、さまざまなステンドグラスが飾られているんです。チェコ出身の画家ミュシャの手によるステンドグラスもあり、彼らしいデザインと色彩の世界がステンドグラスでも見事に再現されていることに驚きます。中央にはチェコの守護聖人・聖ヴァーツラフの姿が赤い服を着た少年の姿で描かれていますが、ミュシャの息子がモデルになっているといわれているんですよ。

ミュシャ(ムハ)美術館

チェコを代表するアーティスト、アルフォンソ・ミュシャの貴重な原画や資料を展示している「ミュシャ(ムハ)美術館」。町の美術館といった雰囲気で、展示されている作品数もそこまで多くはありません。しかし少しでもミュシャに興味があるのなら、訪れる価値のあるアートスポットといえるでしょう。オリジナルのポスターや直筆の原画には部分的にラメ入りの絵の具が使われていたり、デッサンなどではその緻密な筆跡を確認できます。写真集などでは決してわからない本物の質感を間近に鑑賞することができますよ。1895年パリでの成功を掴むきっかけとなった、大女優のサラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」の当時のポスターもあります。そのほか聖ヴィート大聖堂に飾られてるステンドグラスのための習作など、極めて貴重な資料が目白押しです。ミュージアムショップも充実しているので、ここでお土産を探すのもオススメですよ。

チェコ音楽博物館

音楽の都としても知られるプラハ。ここ「チェコ音楽博物館」にはモーツァルトがプラハ滞在で演奏したピアノをはじめ、貴重な古今の楽器の数々が展示されています。メインといえるのはピアノやチェンバロといった鍵盤楽器群と、ヴァイオリンやチェロのような弦楽器群です。バロック時代の古楽器と呼ばれるものからエレキギターにテルミン、そして現代のデジタル楽器まで、試行錯誤と進化の歴史を辿ることができ興味深いですよ。貴重な楽器の音を聴くことができるライブラリーも充実しており、楽器好きなら時間を忘れて楽しめます。

人形劇シアター

チェコ名物のひとつといえる人形劇。チェコではとてもポピュラーなもので、プラハには街中の至る所に劇場があります。人形劇は基本的に子供たちが楽しむためのもの。しかしチェコのアニメーションと同じくシュールなキャラクターや話の展開のものもあり、大人が見ても楽しめるものもたくさんあるんです。最も大きなシアター「国立マリオネット劇場」では、「ドン・ジョバンニ」や「魔笛」といった見応えある大作を上演。また「シュペイブル&フルヴィーネク劇場」では、チェコの国民的人気キャラクター「シュペイブル親子」の可愛くてホッコリする物語を鑑賞することができますよ。

街角のアート

プラハの街を散策して感じるのが、街そのものがアートスポットといえるような美しさ!写真ならどこを撮っても絵になるような素敵な街です。そしてそんな街を歩いていると街角に大小様々なアート作品を発見することでしょう。チェコらしい、ちょっとひねくれたようなアート作品もあって思わず立ち止まらずにはいられませんよ。現代彫刻家ダヴィッド・チェルニーの作品がとくに有名。デパート「my」の裏にある動く巨大なカフカの顔や、フランツ・カフカ博物館の広場にある向かい合って立ち小便する成人男性の像など、どれも一度見たら忘れられない衝撃的な作品ばかりです。どれもパブリックスペースに展示されているので、お散歩がてら無料で見られるのも嬉しいですね。

カレル橋の塔から見る夕日

プラハ随一の観光スポットといえる、ブルタヴァ(モルダウ)川に架かる「カレル橋」。1402年に完成した橋は、チェコの激動の歴史を現在まで見つめ続けてきました。その重厚な姿や欄干に並ぶ30体の彫像など、橋そのものもアートな魅力満点。しかしこのカレル橋のもう一つの魅力は、橋を守るために建てられた橋塔からの景色なんです。3つあるうち、ゴシック様式の建築としても名高い「旧市街橋塔」には登ることができますよ。カレル橋とブルタヴァ川そしてプラハ城の向こうに沈む夕日は、まさにプラハ屈指の絶景スポット。塔の屋上はそこまで広くないので、夕暮れ前ちょっと早めに訪れておいて眺めの良いポジションをとることをオススメします。絵画のような街プラハの最高の瞬間をお見逃しなく!

◎実際に見て一番感動的だった「旧市街橋塔」からの夕日

チェコ共和国プラハはロマネスクから近代まで、様々な時代の建築様式が建ち並ぶ「ヨーロッパの建築博物館」。街そのものがアート作品のような場所でした。ちょっとした路地やお店など、何気なく写真を撮るだけでもこんなに素敵に映える場所もなかなかありません。そんなプラハの中で最も印象的だったアートな光景は、カレル橋の「旧市街橋塔」から眺めた夕日でした。プラハ城や市街地の向こうに真っ赤な夕日が落ちてゆく様はまさに絵画的。プラハを訪れるのなら必ずおさえてほしいスポットNO.1ですよ。

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