福島県下郷町(しもごうまち)という町名には聞き覚えがなくても、「大内宿」や「塔のへつり」といえばピンとくる人も多いでしょう。会津若松の南方に位置する下郷町は、大川(阿賀川)上流の渓流部に広がるのどかな観光の町。町内を会津鉄道が縦走し、ローカルな鉄道旅が好きな人にも人気の旅行先です。川沿いには温泉もあり、風情ある宿が多いのも魅力。この記事では、下郷町とその近くの会津若松市芦ノ牧温泉で、おすすめの温泉宿をあわせて4軒ご紹介します。
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福島県・下郷町の周辺でおすすめホテル|大内宿と塔のへつりを観光しよう!
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湯野上温泉周辺に宿が充実!
下郷町のホテルは、町北部の湯野上温泉(ゆのかみおんせん)に集中しています。湯野上温泉は、猿が傷を癒しているのを発見したのが始まりとされ、大川の渓谷に沿って大小20軒近くの宿が建ち並んでいます。
湯野上温泉から、下郷町の2大スポットである大内宿と塔のへつりまでは、どちらも車で10分足らず。若松市街へも30分程度で行くことができ、会津地域観光にとても便利な温泉街です。
藤龍館
藤龍館(とうりゅうかん)は湯野上温泉のなかでも、隠れ宿の雰囲気が人気の和風旅館です。部屋から見えるのは大川の渓流と緑。全部で12室しかない客室には、すべて専用のお風呂が付いています。
部屋の浴室も共用の大浴場も、お湯は源泉かけ流し!湧出量豊富な湯野上のお湯を、誰に気兼ねすることなく何度も楽しむことができます。地元の旬の食材にこだわった「会津懐石」も魅力で、郷土料理から海の幸の創作料理まで幅広いメニューが味わえます。
清水屋旅館
清水屋旅館は湯野上温泉街の中心部に建つ、昭和レトロな雰囲気の旅館です。建物の裏手を会津鉄道が走り、1時間に1~2度響くカタンコトンの列車の音が、さらに旅情を掻き立てます。
「一宿一飯の温泉宿」をコンセプトにしていて、基本は夕食無しの1泊1食。そのぶん朝食が充実していて、会津のお米と水でふっくらと炊いたご飯に、会津の田舎味噌のおみお付けと、これだけでも朝から食が進みます。温泉街には残念ながら飲食店は多くないので、希望すれば会津の郷土料理「鯉の甘煮」付きの夕食御膳も頼めますよ。
温泉は敷地内に自家源泉を保有していて、24時間かけ流し!時間が合えば、露天風呂のすぐ向こうを鉄道がすまし顔で走り抜けていきます。
大川荘
湯野上温泉から車で10分ほどのところに、会津若松市の芦ノ牧温泉があります。大川荘は、その芦ノ牧温泉でも有数の規模をもつ大型旅館。大川の渓谷に対して下っていくような造りの露天風呂「四季舞台たな田」や、清水の舞台のように川にせり出す絶景の「空中露天風呂」が自慢です。
客室は、スタンダードな和室から貴賓室タイプの洋室まで全部で7種類。どの部屋からも会津の深山幽谷の景色が広がります。夕食はビュッフェと和食会席から選択でき、どちらも会津の地元食材をふんだんに使った料理が楽しめます。とくにビュッフェ&レストラン「会津馳走床かわもの厨 」では、30m以上ものガラス張り席からの大パノラマも見どころです。
会津芦ノ牧温泉 丸峰
「丸峰(まるみね)」も、芦ノ牧温泉で50年以上の歴史をもつ老舗の温泉旅館。本館のほかに和室12室のみの「別館 川音(旧峰山)」やわずか6室の「離れ山翠」など、趣向を凝らしたさまざまなお部屋のタイプが選べます。
湯量豊富な芦ノ牧温泉だからこそできる多種多彩なお風呂も魅力で、とくに渓流のせせらぎをイメージした本館の展望風呂は印象的です。別館 川音の「古代檜の湯」も、香り豊かでおすすめですよ。
食事は全10品以上の会席膳か、特上黒毛和牛しゃぶしゃぶから選べます。地元の旬の食材にこだわり、1品1品丁寧に出される料理の数々は目にも鮮やか。約40種類以上のおかずが並ぶ朝食バイキングも人気です。
湯野上温泉駅~大内宿間を走るバス「猿游号」が便利
湯野上温泉駅から大内宿までは、会津のタクシー会社が運行する「猿游号(さるゆうごう)」という循環バスもあります。大内宿方面へは一般の路線バスはなく、こうした観光路線バスの利用が便利です。会津鉄道と猿游号がセットになった「大内宿共通割引きっぷ」ならさらにオトク!湯野上温泉や芦ノ牧温泉への移動も楽々なので、南会津観光の際はこうした割安チケットを上手に利用してくださいね。
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