山形県の蔵王温泉でおすすめの観光スポット6選|樹氷や紅葉も楽しもう!

山形県の蔵王温泉でおすすめの観光スポット6選|樹氷や紅葉も楽しもう!

山形県と宮城県にまたがる、東北地方を代表する名峰蔵王連峰。観光名所としても人気のこの山は、山形側と宮城側で大きく様相がことなります。いわゆる山形蔵王といえば、蔵王温泉にスキー場、そしてなにより樹氷が有名!山形駅から路線バスでも40分弱とアクセスも容易なことから、季節を問わず多くの観光客が訪れます。そこで今回は、蔵王連峰のなかでも蔵王温泉を中心とする山形蔵王に着目して、観光の見どころについてたっぷりとご紹介します!

目次

山形県の蔵王温泉でおすすめの観光スポット6選|樹氷や紅葉も楽しもう!

目次を閉じる

1. 冬は樹氷、秋には紅葉が楽しめる「蔵王ロープウェイ」

出典: DocRyu / PIXTA(ピクスタ)

単独のスキー場としては、日本最大級の規模を誇る山形蔵王温泉スキー場。そのメインの輸送ラインである蔵王ロープウェイは、眼下に樹氷原が広がることから、厳冬期でもスキーもスノボも持たない一般の観光客も多く利用します。

出典: www.pref.yamagata.jp

蔵王ロープウェイは山麓線と山頂線の2本から成っていて、乗り継いで2本目の山頂線が樹氷林の真上を走ります。蔵王の厳しい寒さと吹雪が作り上げる自然の芸術は、ウィンタースポーツをしない人でもきっと感動することでしょう。

樹氷は、1月に成長して2月が見ごろ。もちろん見物の際は、最上級の防寒対策をしてお出かけください。ちなみに冬の蔵王は晴れる日がほとんどないと言われていて、観光ポスターなどにあるようなスッキリした晴天に恵まれたら、ラッキー中のラッキー!もちろん天気が悪かったとしても、アイスモンスターと呼ばれる樹氷を目の前にすると圧巻の迫力です。

またシーズン中の12月末から3月上旬にかけては、21時までの夜間運行も行われていておすすめ!人間も凍り付いてしまいそうな極寒ではありますが、刃のように研ぎ澄まされた空気の中にライトアップされて浮かびあがる一面の樹氷は幻景幽景の別世界ですよ!

出典: H・東洋 / PIXTA(ピクスタ)

夏の終わりとともに山頂から少しずつ始まっていく紅葉も、もちろん蔵王の大きな見どころ!懐深く雄大な蔵王の裾野では、ロープウェイに乗っている途中でもグラデーションのように色付き方が違っているのに気づくでしょう。

また、空気のひんやりとしたこの季節なら、山頂駅から蔵王連峰最高峰の熊野岳(1,840m)へのハイキングにもベスト!さらにもう少し歩いて、宮城蔵王側の御釜(五色沼)を眺めることもできますよ。

2.蔵王温泉大露天風呂

出典: www.pref.yamagata.jp

渓流の川べりに建つ「蔵王温泉大露天風呂」は、蔵王温泉街のシンボルともいえる共同浴場。素朴で野趣あふれる広々とした石造りの露天風呂は、蔵王の温泉風情を味わうのに最適なスポットといえます。

蔵王のお湯は日本有数の強酸性で、石鹸を使わずとも温泉の成分が体表の脂分や汚れを落としてしまいます。当然ながら金属製のアクセサリーなどは厳禁で、湯上りに体をよく拭かずに服を着ると、それだけで布地が傷んでしまうほど!立ち寄りの際は、できるだけダメになってもいい肌着やタオルを持参しましょう。

こう書くと入るのがちょっと怖くなってしまうかもしれませんが、心配ご無用!蔵王の硫黄泉は血管や肌を若返らせ、表皮の殺菌作用により免疫を高める効用があるといわれています。ちなみに、冬季(例年11月下旬〜翌3月まで。積雪により変動あり)は閉鎖となるのでご注意ください。

3. 御釜(五色沼)

出典: masy / PIXTA(ピクスタ)

エメラルドグリーンの火口湖として有名な蔵王の御釜(おかま)。湖自体は宮城県側にありますが、御釜を眺める絶景ポイントは蔵王エコーラインから蔵王刈田リフトに乗り、山形県側の山頂駅で降りるのがベストです。

そこから県境の稜線に出れば、五色沼とも呼ばれる円く美しい湖はすぐ目の前!その名のとおり火山活動やさまざまな自然現象によって水の色が微妙に変化するので、何度でも訪れてみたくなる神秘的な景観です。

御釜の南を回り込む蔵王エコーラインは、紅葉の見事なドライブウェイとしても人気です。ちなみにバスは宮城県側からしか出ていないので、山形蔵王から行く場合は車かタクシーを利用しましょう。

4.蔵王地蔵尊

出典: rara / PIXTA(ピクスタ)

蔵王ロープウェイの山頂駅から100mほど歩いたところに、赤い前掛けと頭巾をかぶった大きなお地蔵さまがあります。江戸時代中期の安永4年(1775)に、37年もの長い年月をかけて地元の庄屋が建立したものです。

高さ2.34mと大きな地蔵尊ですが、冬には頭を残してすっぽりと雪に埋まってしまいます。春から秋の間には見上げていたお顔が、冬には足元に!蔵王の雪の深さが実感できるスポットとして、知る人ぞ知る隠れた観光名所になっています。

5. 不動滝

雄大な蔵王連峰には大小たくさんの滝があります。なかでもこちらの不動滝は、水量・迫力ともにイチオシの名瀑の1つです。雪のない時期のトレッキングコースとして人気で、とくに紅葉の時期の美しさは言うに及びません!

不動滝へ行くには、まず山形蔵王温泉スキー場の蔵王中央ロープウェイと蔵王スカイケーブルの山頂駅からドッコ沼を目指します。そこから川筋に少し険しい山道を下っていくと、やがて数条に分かれて落ちる滝が横目に現れます。

途中の山道も爽やかで心地よく、蔵王の自然を手軽に味わうにはうってつけの散策コースですよ。とはいえ最低限の山歩きの服装は心がけましょう。ちなみに、トレッキングコースの入口近くまでは車で上ることもでき、またドッコ沼のほとりにはトイレもあります。

5.山形市野草園

出典: zzr / PIXTA(ピクスタ)

山形市野草園は、山形自動車道山形蔵王ICから蔵王温泉に向かうショートカットルートの途中にある観光スポット。自然との共生がテーマの植物園で、園内には約1,000種類もの野草や樹木などが生育しています。

なかでも見どころは、世界に1本だけの桜「ミヤマカスミザクラ」!以前から園内に自生していた桜ですが、近年になってミヤマザクラとカスミザクラの自然交配による珍しい交雑新種であることが判明したのです。開花は5月中旬ごろで、花弁の先が2つに裂けているのが特徴です。

ほかにも5月から9月まで楽しめるオゼコウホネや、春先に咲くミズバショウとザゼンソウの群落など、可愛らしい季節の草花がいっぱい!冬季(12月~3月)は休園期間ですが、それ以外はいつ訪れても草木や花や虫たちに癒されますよ。

◎まとめ

山形蔵王には温泉を中心に春の桜から夏のハイキング、秋の紅葉に冬の樹氷と、1年を通して観光の魅力がいっぱい!四季ごとにさまざまな表情を見せる蔵王連峰は、いつ訪れても大自然の癒しと新しい発見を与えてくれます。のびのびと遊んだあとには、山形ならではのご当地グルメを楽しみましょう!実は蔵王温泉は、ジンギスカン発祥の地を自認する場所のひとつ。温泉街にはジンギスカンを提供するお店や旅館がいろいろあるんですよ。山形市街はもちろん仙台からも近い山形蔵王へ、ぜひ何度でも観光に来てくださいね。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

蔵王温泉(山形)でおすすめの記事

蔵王温泉(山形)のアクセスランキング