一生に一度は行ってみたい！イエローナイフでオーロラ三昧の旅

カナダ北西部にあるノースウエスト準州の街「イエローナイフ」は、毎年多くの観光客が訪れるカナダ有数のオーロラ鑑賞スポットです。オーロラ帯（オーロラベルト）の真下に位置するため、夏季に訪れてもオーロラを見られるのがうれしいところ。さらには犬ぞりや氷上フィッシング、アイスロードでのドライブといった様々なスノーアクティビティを体験できることから、子供から大人まで幅広い世代に支持を得ています。日本ではなかなか体験できない非日常を楽しみに、足を運んでみませんか？今回は、そんなイエローナイフを満喫するための観光情報や見どころについてご紹介していきます。

1.「オーロラの聖地」として

「オーロラ帯（オーロラベルト）」の真下に位置するイエローナイフでは、条件が合えば年中いつでもオーロラを見ることができます。オーロラ帯には、ノルウェーのトロムソやアメリカ・アラスカ州のフェアバンクスといった世界有数のオーロラ鑑賞スポットが含まれていますが、イエローナイフが「オーロラの聖地」と呼ばれるのにはれっきとした理由があるのです。

それは、世界でもトップレベルを誇るという出現率の高さ。3日以上の滞在でオーロラを見られる確率は、95パーセント以上にも及ぶというから驚きです。さらに注目して頂きたいのが「オーロラレベル」。肉眼でうっすら見えるほどの「レベル1」から、オーロラ爆発と呼ばれる「レベル5」まで5段階で分けられるのですが、イエローナイフは「レベル5」が頻繁に見られることで知られています。

ちなみに、海外ではオーロラを「ノーザンライツ（Northern Lights）」と呼ぶので、くれぐれもお間違いのないように。「オーロラ」と言っても通じない場合があるので注意しましょう。

2.オーロラのベストシーズン

オーロラは、「天気が良い」「空が暗い」「太陽活動が活発」という3つの基本条件が揃った時によく見られます。イエローナイフでの鑑賞おすすめシーズンは、晴れの日が多い冬季（11月中旬～4月上旬）。
中でも1月～3月の真冬にかけては、「レベル5」のオーロラが出現しやすいと言われています。

冬のカナダ北西部というと腰が引けてしまうかもしれませんが、ツアー会社がしっかりした防寒具を用意してくれているのでご安心を。極寒に耐え抜いたその先には、言葉では表せないほど感動的な光景が待っていますよ。夜空を彩るオーロラの大爆発を、ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね。

3.どんなツアーがあるの？

日本発着のオーロラ鑑賞ツアーも良いですが、バラエティー豊かに揃った現地催行ツアーも要チェックですよ。極寒の中でオーロラを待つのが心配という方には、「ベックス・ケンネル」のオーロラ鑑賞ツアーがおすすめ。暖かいキャビンでホットチョコレートやスープ、パンを食べながらオーロラの出現を待つ時間はとても楽しく、日本人スタッフもたくさんいるので安心です。

「ナヌック・オーロラツアーズ」が展開するオーロラ鑑賞ツアーは、車でオーロラを追いかけながら常にベストスポットを探すというもの。暖かい車内からゆっくりオーロラを鑑賞できるだけでなく、角度によって異なって見えるオーロラの神秘を間近で体感できます。少人数制のツアーであることも魅力ですね。

4.アクティビティを楽しむなら「オーロラビレッジ」へ

オーロラ観賞専用施設「オーロラビレッジ」では、ホテルとのパッケージプランのほかに様々なアクティビティを用意しています。年間を通して楽しめるが、「オーロラ鑑賞」と「市内観光」、「ドリームキャッチャー教室」の3種類。さらに夏季と冬季で、それぞれ4種類のアクティビティを体験できます。

夏季のおすすめは、ノースウエスト準州の雄大な自然を楽しめる「キャメロン滝ハイキング」と「野生動物ドライブ」。イエローナイフから100km程離れた場所へドライブをしながら、この地に生息する動植物を観察してみましょう。冬季の人気ナンバーワンは、もちろん「犬ぞり体験」です。ジェットコースターさながらのスピードで白銀の世界を駆け抜ける大興奮を、ぜひこの機会に体験してみませんか？

5.日中の過ごし方

オーロラ鑑賞を目的に訪れる方がほとんどのイエローナイフで、ぜひおすすめしたいのが市内観光。イエローナイフはとても長閑できれいな街なので、のんびり散策すればきっとリフレッシュできるでしょう。
観光名所はさほど多くありませんが、郷土料理を味わえるカフェやレストランが充実しています。

オールドタウンにある「ダンシング・ムース・カフェ（Dancing Moose Café）」は、アメリカン料理を提供する人気のカフェ。特にエッグベネディクトとワッフルが絶品で、お昼時にもなると地元民や観光客で賑わいます。B&Bに併設されたカフェなので、こちらを観光拠点にするのも良いかもしれませんね。

6.アクセス

成田からイエローナイフまでの直行便は運航していないので、バンクーバーかカルガリーでの乗り継ぎが必要です。ただし、11月から3月にかけての冬季は、成田～カルガリー間の直行便も運休するためバンクーバーでの乗り継ぎ一択となります。所要時間は乗り継ぎの回数によって大幅に変動しますが、最短で夏季は13時間、冬季は17時間弱。いずれもバンクーバーで乗り継ぐエアカナダ便です。

7.服装

イエローナイフの夏場（8月）の平均気温は14度で、冬場（1月）はマイナス26度です。夏は意外と暖かい印象ですが、朝晩は冷え込むのでダウンジャケットなどの防寒具は必須。トップスは暖かい下着と薄手のセーターやトレーナー、ボトムスはタイツにジーンズなどを重ね着するのがベストです。その、手袋や帽子、フェイスマスク、マフラーなども用意しておきましょう。

11月～3月の秋冬期に訪れる場合は、より万全な防寒対策が必要となります。ツアー会社が提供してくれる防寒具の他に、厚手のダウンジャケットとダウンコートを重ね着したり、スキーウェアを着用するのもおすすめ。インナーは、上下ともに夏場の服装に1枚足す程度で大丈夫ですが、指先は感覚が無くなるほど冷えるというので要注意。手袋や靴下は厚手のものを用意し、何枚か重ね履きすると良いですよ。

◎ブレークアップ現象を見られたらラッキー！

「ブレークアップ現象」とは、夜空に突然光が現れオーロラが一気に広がる現象のこと。「オーロラ爆発」とも呼ばれる通り、空いっぱいに広がったオーロラがまるで生き物のように活発に動きます。オーロラ出現率95パーセントを誇るイエローナイフは、このブレークアップが頻繁に起こることでも有名です。夜空に輝く無数の星とオーロラとのコラボはさらに美しく、感動のあまり涙がこぼれる程なのだとか。この感動体験をぜひイエローナイフで！

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