マレーシアの人気スポット「国立モスク(マスジッド・ネガラ)」の巡り方

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マレーシアの人気スポット「国立モスク(マスジッド・ネガラ)」の巡り方

マレーシアの首都・クアラルンプールの中心部にある国立モスク(マスジッド・ネガラ)は、最大で8,000人以上を収容できる大規模なモスクです。多民族国家であるマレーシアにはイスラム教徒のモスクが数多くありますが、その中でも国立モスクは最も有名なモスクの一つ。クアラルンプールを象徴する名所として、観光客にも人気があります。交通のアクセスが良く、市内観光の合間に立ち寄れるのも魅力でしょう。ここでは、国立モスクの見どころや観光情報についてご紹介していきます。

目次

マレーシアの人気スポット「国立モスク(マスジッド・ネガラ)」の巡り方

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1.国立モスクについて

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国立モスクは1963年にマレーシアが独立を宣言し、その象徴として1965年に建立されました。正式名称を「マスジッド・ネガラ」といい、収容人数は8,000人以上と国内最大規模を誇ります。モスクの壁面には細密な幾何学模様の装飾がされ、礼拝堂の十八角形の屋根は鮮やかな青色に塗られており外観だけでも見ごたえ抜群。観光客に人気があるのも納得です。

2.装飾が施された美しいミナレット

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ミナレットとは、イスラム教のモスクなどに見られる尖塔のこと。この高さ72mのミナレットは、1日5回のお祈り時間を呼びかける役割を担うほか、モスクの外観を飾る重要なパーツの一つでもあります。外壁と同じく幾何学模様の装飾が施されたミナレットは圧巻の美しさ。特に天気の良い日には青空に白亜の塔が映え、素晴らしい光景を写真に収めることができます。

3.鮮やかなブルーのドーム

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一般的にモスクというと玉ねぎ型の屋根を持つ外観を想像しますが、国立モスクの礼拝堂の屋根は独特。傘を開いた形というのか星型というのか、とてもインパクトのある形をしています。十八角形の屋根はイスラム教の五行とマレーシアが保有する13の地方行政区分を象徴しているそうですよ。

鮮やかな青色に塗られた星型の屋根は、マレーシア国内に数あるエキゾチックなモスクとは一線を画し、近代的な印象を与えています。クアラルンプール近郊の有名なモスクにブルーモスクとピンクモスクがあるので、そちらと比較しつつ観光をするのもおすすめです。

4.4人の政治家が眠るお墓

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国立モスクには、かつてマレーシアの指導者的立場にあった4人の政治家「イスマイル・アブドゥル・ラーマン」「アブドゥル・ラザク」「フセイン・オン」「ガファール・ババ」の眠る霊廟があります。ここでは4人がどのような人物であったのかを簡単に触れていきます。

イスマイル・アブドゥル・ラーマンは、日本人が多く住む「タマン・トゥン・ドクター・イスマイル(Taman Tun Dr. Ismail)」の街の名前の由来となった人物。中華系移民の血を引き、初代国連兼米国大使や外務大臣の役を経て、1970年に副首相に就任しました。

アブドゥル・ラザクは、1970年にマレーシアの首相となった人物です。民族間の経済的格差および貧困の撲滅を目標に掲げ精力的に活動をし、死後は「マレーシア発展の父」と呼ばれています。

フセイン・オンは、アブドゥル・ラザクの死後1976年にマレーシアの第三代首相に就任しました。ラザクと同じく、民族間の経済的格差を修正する政策を展開した人物として知られています。

国家農村開発相であったガファール・ババは、1986年に副首相にも就任し二つの役を兼任した当時のマレーシアの重要人物です。4人のお墓は特徴的な星型のドームを持つ霊廟にあり、観光客も見学することが可能となっています。

5.イスラム教徒以外の入場

出典: skipinof / PIXTA(ピクスタ)

国立モスクはイスラム教徒が祈りを捧げる宗教施設です。観光客の見学には寛容ですが、礼拝時間はイスラム教徒以外の立ち入りが禁じられているので注意しましょう。観光の際は、下記の入場可能時間をご参考にプランを組んでくださいね。

月曜日~木曜日 9:00~12:00/15:00~16:00/17:30~18:30
金曜日 15:00~16:00/17:30~18:30

6.アクセス方法

出典: bit.ly

KTMスレンバン線/ポート・クラン線「クアラルンプール(Kuala Lumpur)駅」から徒歩5分

◎女性はローブの着用必須!

モスクを見学する際には、女性は肌の露出が禁止されています。受付にて全身を覆うローブと頭に被るトゥドゥンの貸し出しがあるので、必ず身につけましょう。また、男性もハーフパンツなどで膝が露出している場合はローブの着用が必須となりますのでご注意ください。

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