クアラルンプールで異文化体験!二つのリトルインディアをご紹介

画像出典:Bearsmalaysia (CC BY-SA 3.0)

クアラルンプールで異文化体験!二つのリトルインディアをご紹介

マレーシア・クアラルンプールの中心地に、二つのインド人街(リトルインディア)があるのをご存知でしょうか?一つはクアラルンプール市内の最古のモスク「マスジット・ジャメ」の近く、そしてもう一つはクアラルンプールを走る鉄道駅「KLセントラル駅」付近と、どちらも観光客がアクセスしやすい場所にあります。「中華街」なら日本にもあるため馴染みがあるかもしれませんが、インド人街はあまり聞いたことがない方もいらっしゃるはず。一体どのような雰囲気なのでしょうか?この記事では、クアラルンプール市内にある二つのインド人街の違いや見どころについてご紹介していきます。

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クアラルンプールで異文化体験!二つのリトルインディアをご紹介

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1.クアラルンプールのインド人街(リトルインディア)

出典: エリエール/PIXTA(ピクスタ)

マレーシアは東西交易の中継地点として便利な地理にあるため、16世紀初頭からアジアやヨーロッパ各国の貿易の拠点となり、多くの移民を受け入れてきました。元々この土地にいた原住民を含むマレー系が最も多く、次いで中国系移民、そして三番目が全体の約8パーセントを占めるインド系移民となっています。

クアラルンプールのインド人街(リトルインディア)は、主に南インドからの移民やその子孫によって作られた街。インド直輸入の雑貨や衣類、日用品などが並び、本場の味を楽しめる飲食店や屋台が軒を連ねています。クアラルンプールにいながらもインドを旅した気分になれる、そんな異国情緒漂うリトルインディアをぜひ散策してみてくださいね。

2.元祖はここ!トゥンク・アブドゥル・ラーマン通り

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トゥンク・アブドゥル・ラーマン通りは、もう一方のインド人街であるブリック・フィールズより歴史が古いことから「元祖リトルインディア」として知られています。通り沿いには色とりどりの布地や香辛料、雑貨、貴金属などを扱うお店などが並び、サリーに身をまとった人々が行き交う姿も見られますよ。

ここは特に衣類や布地を扱うお店が多いことで有名で、その店舗数はマレーシアで一番ともいわれているのだとか。売られている布地は色鮮やかで美しく、お土産としても人気を得ています。クアラルンプール最古のモスク「マスジット・ジャメ」の近くにあり、アクセスしやすいのも魅力です。

3.近代的な雰囲気のブリック・フィールズ

出典: RAVINDRAN JOHN SMITH

ブリック・フィールズは、2009年に誕生したばかりの比較的新しいインド人街。元々リトルインディアがあったマスジッド・インディア通りから移転してきたもので、近代的なビルが立ち並ぶ「KLセントラル駅」のすぐ近くにあります。辺り一帯に大音量でインド音楽が鳴り響いているので、迷うことはないでしょう。

通りの入口には大きな像のモニュメントがそびえ、その先へ進むとカラフルなリトルインディアの世界が始まります。ブリック・フィールズは観光地としても人気があるため、お土産に最適な雑貨や食品を扱うお店が多い一方で、ローカル向けのお店が混在しているのが特徴。よりディープな世界を見てみたい方は、街の一角にあるスーパーにも立ち寄ってみましょう。

4.可愛い雑貨や服をお土産に

出典: gracethang2/Shutterstock

リトルインディアには、チープで可愛い雑貨がたくさんあります。一番多く見かけるカラフルな布地は、お土産として特に女性に大人気。ハンドメイド雑貨や衣類の布地としてはもちろん、そのまま壁にかけて飾っても素敵だと評判です。

エキゾチックなアクセサリーや雑貨は、バラ撒き土産におすすめ。見た目にも可愛く、尚且つリーズナブルでついつい何個も欲しくなってしまうかもしれません。雑貨のほかにもインド直輸入のスパイスやお香、紅茶、インスタント食品など、日本では手に入りにくいアイテムも要チェックです。

5.絶品グルメを堪能

出典: feathercollector / PIXTA(ピクスタ)

国民の1割近くをインド系移民が占めるマレーシアでは、街のあちらこちらでインド料理を味わうことができます。特に南インドからの移民が多いため、南インドカレーを提供するお店が多いのが特徴。ちなみに、私たちが日本で食べている「インドカレー」と呼ばれるものは、そのほとんどが北インドカレーなのです。

南インドカレーの特徴は、水分が多くサラサラで味付けがスパイシー。主食はお米で、お皿代わりに敷いたバナナの葉にご飯とカレーを乗せて頂きます。肉や乳製品と言った動物性の材料をほとんど使っていないので、アレルギーがある方でも気軽にトライできるのがうれしいところ。北インド料理との食べ比べを楽しむのもおすすめです。

6.アクセス方法

出典: Superfast1111 (CC BY-SA 4.0)

◆トゥンク・アブドゥル・ラーマン通り

【通りの北側から】
LRTアンパン線/スリ・プタリン線「バンダラヤ(Bandaraya)駅」から徒歩5分

【通りの南側から】
LRTアンパン線/スリ・プタリン線/クラナ・ジャヤ線「マスジット・ジャメ(Masjid Jamek)駅」から徒歩5分

◆ブリック・フィールズ

「KLセントラル(KLcentral)駅」から徒歩10分。KLセントラル駅には実にたくさんの鉄道が乗り入れており、クアラルンプール市内の至るところからアクセスできます。

・KTMウエスト・コースト線/スレンバン線/ポート・クラン線
・LRTクラナ・ジャヤ線/KLモノレール
・KLIAエクスプレス/KLIAトランジット

◎夜間の一人歩きはしないで

クアラルンプールは治安が良く安心して旅を楽しめる都市ですが、夜間は日中よりもスリなどの被害が多いため出歩く際には充分にご注意ください。特に夜間の単独での外出は控えることをおすすめします。暗い路地には入らないようにするなど、安全に楽しく旅をしてくださいね。

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