メルボルン・フィリップ島ペンギンパレード|そっと待って、癒やされる。

メルボルン・フィリップ島ペンギンパレード|そっと待って、癒やされる。

フィリップ島は、野生のフェアリーペンギンがヨチヨチ歩く姿がとっても愛らしい「ペンギンパレード」で大人気の観光地。小さく可愛いペンギンたちが波に乗って上陸し、パレードのように列を成して巣穴に戻る姿をそっと見る、というフィリップ島ならではの癒し体験プログラムです。メルボルンから日帰りで行ける?時間帯は?服装は?観覧席は?など、ペンギンパレードを楽しむための観光情報をわかりやすくご紹介します。

目次

メルボルン・フィリップ島ペンギンパレード|そっと待って、癒やされる。

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1.フィリップ島ペンギンパレードって?

フィリップ島 サマーランドビーチ

フィリップ島ペンギンパレードは、メルボルン発の体験型ツアーの中で最も人気のあるツアーです。フィリップ島の西端にあるサマーランドビーチは、世界的に有名なフェアリーペンギンの繁殖地。

毎日夕刻になると、猟を終えたペンギンたちが巣穴に戻ってきます。小さな小さなペンギンたちが波に乗って陸に上がってくると、ギャラリーから歓声!並んで歩く様子は「ペンギンパレード」と呼ばれ、その可愛らしい姿を見るために世界中から観光客が訪れています。

2.フィリップ島はどこにあるの?どんな島?

フィリップ島

フィリップ島は、オーストラリアのヴィクトリア州南部、メルボルンから約140km南の沖合に浮かぶ島です。オーストラリア本土と橋でつながっているため、陸路でアクセスOK。車なら約2時間ほどで行くことができます。

フィリップ島 ペンギンパレード

約26km×9kmほどと小さなフィリップ島は、南側と西側の海岸が「重要野鳥生息地」に登録されています。ペンギンたちのコロニーがあるのでビーチに下りることはできませんが、遊歩道が設置されています。険しい海岸線の景色を見ながら、ボードウォークを楽しみましょう。

オーストラリア フィリップ島 オットセイ

フィリップ島にはペンギンだけではなく、オットセイやオーストラリア固有種のハシブトカモメ、コアラやワラビーなども生息する野生動物の宝庫。ぜひ双眼鏡を持参して、遊歩道からオットセイのコロニーがあるシールロックを望みましょう。

3.世界最小、とても小さなフェアリーペンギン

フィリップ島 ペンギン

フィリップ島に生息しているペンギンは「フェアリーペンギン」という世界で一番小さな種類のペンギン。リトルペンギン、コガタペンギンとも呼ばれています。

体長は約30~40cm、体重1kgほどしかない小さな小さなフェアリーペンギンはとても愛らしく、日本の水族館でも人気者。そんなフェアリーペンギンの野生の姿を見られるのが、ここフィリップ島です。

南半球の夏にあたる12月から2月頃は、フェアリーペンギンの繁殖シーズン。運が良ければ、ヒナを見られるかもしれません!

4.フェアリーペンギンの日課、それこそがパレード!

フィリップ島 ペンギンパレード

出典: Phillipislandtourism (CC BY-SA 4.0)

フェアリーペンギンたちは明け方海へ入り、夕暮れ時になると一斉に上陸し、巣穴を目指して集団で歩きます。まるで行進しているかのようなその姿は「パレード」と呼ばれるのにも納得できるお行儀の良さ。ヨチヨチと歩く姿が可愛らしく、小さな身体でエサを獲るために一日がんばっていたのかと思って見ていると、感動を覚えてとても癒されます。

フィリップ島 ペンギンパレード

世界中から多くの人々が観光目的で見に行くフィリップ島のペンギンパレードは、ショーではありません!フェアリーペンギンたちの日々の営みのワンシーンをそっと見学させてもらうことに徹し、ペンギンたちにストレスを与えないよう静かに見守ってあげてくださいね。

5.ビジターセンター

フィリップ島のペンギンパレードは「ビジターセンター」に設けられた席で観賞します。これまで使われていたビジターセンターの敷地がペンギンたちのコロニー場所として最適であるという観点から、2019年7月にビジターセンターは場所を変えて新たにオープンしました。フィリップ島は島全体で野生動物たちの保護に取り組み、尽力している点も素晴らしいですね。

ビジターセンターの開館は毎日10時。ペンギンの生態などに関する展示を見学できるほか、カフェやレストラン、ショップもあります。

6.ペンギン上陸予想時刻と服装、注意事項

ペンギンたちはカモメなどの外敵から身を守るため、日が暮れて暗くなった頃に海から上がってきます。ペンギンパレードを観賞するには、浜辺に設けられた席でペンギンたちの上陸をじっと待つ必要があり、海風の強い浜は夕方になってくると夏場でも羽織るものがほしくなる気温です。長時間の滞在となることが予想されるので、防寒用の上着は必ず持参しましょう。

ペンギンの予想上陸時刻は公式サイトのカレンダーを参考に、少なくとも1時間前までにはビジターセンターに着くようにしてください。観覧席は、ペンギンの到着予定時刻の約1時間前にオープンします。

なお、敏感な目をもつペンギンに負荷を与えないよう、現在はペンギンたちの写真・ビデオ撮影は禁止されています。
※記事に掲載している写真は禁止前に撮影されたものです。

7.一般席と特別観覧席

フィリップ島 ペンギンパレード

ペンギンパレードを見学するためには、ビジターセンターでチケットを入手する必要があります。観覧席は、一般席(ジェネラルビューイング)、特別観覧席(ペンギンプラス)、半地下の特別観覧席(アンダーグランドビューイング)の3種類。

ペンギンプラスは一般席より間近でペンギンたちを見ることができ、アンダーグランドビューイングではペンギンと同じ目線の高さでパレードを観覧できます。特別観覧席は人気があり、チケットが売り切れてしまうこともあるため、より近くでペンギンを見たい方は事前に予約しておくと良いでしょう。

◎アクセス・ツアー

フィリップ島はメルボルンから車で約2時間と遠くないので、レンタカーでアクセスできます。

効率良く観光したい方には、ビジターセンターの利用料なども料金に含まれたメルボルン発の日帰りツアーがおすすめ。15時前後にメルボルンを出発するペンギンパレードツアーから、ほかの体験や観光と組み合わせたツアーまで、多彩なコースが催行されています。

オットセイを近くで見るシールロック・クルーズツアー、コアラなどオーストラリア固有の動物たちとふれ合ったり、牧場やワイナリー、グルメとコラボしたり、フィリップ島の自然景観を堪能できるツアーなど、プランを比較してみて希望のものを選んでくださいね。

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