名称:梅小路(うめこうじ)公園
住所:京都府京都市下京区観喜寺町56-3
公式・関連サイトURL:https://www.kyoto-ga.jp/umekouji/
京都鉄道博物館や京都水族館がある「梅小路公園」は、自然・遊び・学びが満喫できる観光スポット。京都駅から徒歩圏内にあり、京都市民にも観光客にも大人気の都市公園です。そのなかで今回は梅小路公園と京都鉄道博物館にスポットを当て、見どころを詳しくご紹介。「梅小路京都西駅」の開業でますますアクセスが良くなった梅小路公園の魅力に迫ります!
目次
梅小路公園を観光|京都鉄道博物館の転車台・扇形機関車庫に大人も釘付け!
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1.梅小路公園とは?
京都駅の西側に位置する「梅小路公園」は、東京ドーム約3個分という広大な都市公園。美しい日本庭園や芝生広場もある自然豊かな場所です。
芝生広場の周りにはサクラやツツジなどの花が彩を添え、梅が咲く季節には、14種もの梅の花をゆっくりと観賞できるよう梅林にイスが設置されます。自然や花々に癒やされる梅小路公園は、市民や観光客の憩いの場。散策やピクニックに最適です。
さらに園内には、水族館や鉄道博物館も併設!大人から子どもまでワクワクできる梅小路公園は、丸一日たっぷり遊べる観光スポットとしても注目を浴びています。
◆朱雀の庭
「朱雀の庭」は、平安建都1200年を記念して造られた池泉回遊式庭園。中央に配置された池「水鏡(みずかがみ)」、滝、芝生の間を流れる野筋(のすじ)などが美しい庭園です。
◆京都水族館
園内の北東部には、京都市最大の水族館として人気の「京都水族館」があります。
◆市電ひろば・チンチン電車
1978年まで、京都市内には「チンチン電車」と呼ばれて親しまれた市電が走っていました。水族館西側の「市電ひろば」には、当時走っていたチンチン電車がカフェとショップになって展示されています。
◆JR「梅小路京都西」駅が開業!
2019年3月には、京都駅の隣駅として嵯峨野線の「梅小路京都西」駅が開業し、梅小路公園までのアクセスがますます便利になりました。
2.京都鉄道博物館の魅力
「京都鉄道博物館」は梅小路公園の西部、JR嵯峨野線の西側にあります。
従来からここにあった「梅小路蒸気機関車館」を拡張する形で、2016年4月29日に京都鉄道博物館としてリニューアルオープンしました。
本館をはじめ、プロムナード、トワイライトプラザ、扇形機関車庫、引込線などに、50両を超える実物車両を展示!見て、さわって、体験できることをコンセプトにした京都鉄道博物館は、鉄道マニアはもちろん、子どもから大人まで幅広く楽しめます。
▶展示車両の配置図
博物館を出たところには、明治37年に建造された日本最古級の木造駅舎「旧二条城駅舎」が移設されています。その渋い佇まいは、鉄道ファンの心をわしづかみ!この旧二条城駅舎は鉄道関係の展示のほか、ミュージアムショップも兼ねています。
名称:京都鉄道博物館
住所:京都府京都市下京区観喜寺町
公式・関連サイトURL:https://www.kyotorailwaymuseum.jp/
3.扇形機関車庫と転車台
京都鉄道博物館の展示物の中でも人気の「扇形機関車庫」と「転車台」とはどのようなものなのでしょうか?
◆扇形機関車庫
「扇形車庫」とは、文字通り扇の形をした列車の車庫です。京都鉄道博物館のシンボル的な扇形車庫は、国の重要文化財にも指定された展示物。車庫には明治から昭和にかけて活躍した20両もの蒸気機関車が揃い、鉄道ファンにとってはたまらない空間となっています。
◆転車台
扇形車庫の中心部分に「転車台」があります。車両の向きをかえるための転車台は、蒸気機関車が走っていた時代には運行に欠かせない設備でしたが、蒸気機関車から電車やディーゼルになった現在では見かけなくなってしまいました。
今でも日本にいくつかの転車台はあるものの、扇形車庫の中心にある京都鉄道博物館の転車台はダイナミックです!
4.HOゲージの迫力!巨大鉄道ジオラマ
京都鉄道博物館にある鉄道ジオラマは、実際の約1/80のスケールで鉄道模型を再現!幅約30m×奥行約10mもある迫力の巨大ジオラマです。
ジオラマ内の車両は、オペレーターが在来線や新幹線など車両の特徴をしっかり捉えながら操作しています。まるで実際の列車の走行を見ているかのようなショーを、オペレーターのアナウンスを聞きながら観賞できますよ。
5.ビューポイント
吹き抜けになった2Fからは、1Fに展示された実物車両を見渡せます。その他、人気のビューポイントもチェックしてみましょう。
◆連絡デッキ
本館2Fの連絡デッキは、眼下に鉄道博物館のシンボル「扇形車庫」と「転車台」を見下ろせる絶好の撮影&ビュースポット。京都市街地の眺望を楽しめます。
◆SL第2検修庫
連絡デッキからは、京都鉄道博物館に隣接している「SL第2検修庫」を見ることができます。SL第2検修庫では蒸気機関車の検査や改修の様子を見学できる、蒸気機関車ファン必見の場所となっています。
◆スカイテラス
博物館の3F南側にある「スカイテラス」は、目の前にJR京都線や東海道新幹線の列車が走行する姿を見ることができる抜群の鉄道ビューポイント。天気の良い日には、広場でゆっくりと鉄道観賞をするのも気持ちがいいですよ。
6.「SLスチーム号」に乗ろう!
京都鉄道博物館で蒸気機関車に乗ってみませんか?往復約1kmを実際に走る「SLスチーム号」に乗れば、ノスタルジックな旅気分を味わえますね。
※機関車の運転スケジュールは、来館当日のインフォメーションをご確認ください。
7.体験してみよう!
・運転シュミレーター
本館2階にある運転シュミレーターでは、実際の訓練さながらにシュミレーターの操作体験ができます。
・ATS・ATC体験
ATSやATCとは、鉄道の安全を守るシステムのことを指します。ここでは模型による運転体験を通し、鉄道の安全について学べます。
・保線用軌道自転車体験
現役で使われている線路点検用の保線用軌道自転車に乗り、保線係員の仕事を体験することができます。
8.構造やしくみを学ぼう!
車両と車両を繋ぐ連結装置、信号、トンネルなど、実物や模型、動く展示物等によって仕組みや役割をわかりやすく展示。蒸気機関車や列車の車両、運行の仕組みなども学ぶことができます。また、駅のプラットフォーム上での様々な安全対策についても紹介していますよ。
◎最後に:グルメ&お土産情報
窓からJR京都線の列車などを眺められる館内レストランでは、どこか懐かしいハヤシライスやナポリタンをいただけます。子供には、お子様プレートやドクターイエローハヤシライスがおすすめ。また、ブルートレインの食堂車として使われていた車両内でオリジナルのお弁当を食べることもできます。
ミュージアムショップには、グッズや京都の定番土産「八つ橋」など、京都鉄道博物館のオリジナル商品がそろっています。見るだけでも楽しいので立ち寄ってみてくださいね。
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