名称:城山公園展望台
住所:鹿児島市城山町照国町22-13
公式・関連サイトURL:http://www.kagoshima-yokanavi.jp/data?page-id=2497
鹿児島市街を見下ろす城山公園は、鹿児島のみならず日本の歴史が転換してゆくのを見守ってきた場所です。錦江湾と桜島の美しい景色が見られるのはもちろん、大河ドラマ『せごどん』の主人公西郷隆盛にまつわる史跡が集まっています。まち巡りバスやカゴシマシティービューを利用すれば、鹿児島中央駅から約20分とアクセスも容易。ここでは、鹿児島市内の定番観光エリア城山公園とその周辺の見どころについてご紹介します。
目次
西南戦争終結の地にして薩摩藩の居城跡!城山公園の観光スポットをご紹介
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1. 城山公園展望台
高さ108メートルにある城山公園展望台からは、桜島と錦江湾、そして鹿児島市中心部をまとめてカメラに収めることができます。天気が良ければ、遠く霧島連山や開聞岳を望むこともできます。条件によっては、桜島が煙を吹いているようすが見られるかもしれません。
また夜景が抜群に美しいことでも知られ、鹿児島の市民にも愛されているビュースポイントです。周囲にはクスやシダなど温帯・亜熱帯性植物が約600種類も生い茂り、散策しているだけで気分が晴れ晴れとするような観光スポットですよ。
2. 西郷洞窟
明治新政府が士族階級を解体したことに不満を募らせた旧武士たちが、西郷隆盛と共に起こした西南戦争。1877年2月に挙兵した西郷ら反乱軍は、熊本城へ攻撃をしかけます。しかし、籠城にもち込んだ新政府軍を前に城を落とすことができず、その後じわじわと圧されて鹿児島まで撤退を余儀なくされます。
そして、西南戦争は1877年9月24日の西郷ら反乱軍の全滅をもって終結しました。最後に反乱軍が城山に立てこもった際、隆盛が5日間にわたって寝起きしていたのがこの西郷洞窟です。現在の洞窟は、奥行き4m・間口が3mほど。無念に散った隆盛を偲ぶスポットとして、多くの幕末・維新ファンが訪れます。
名称:西郷洞窟
住所:鹿児島市城山町19
公式・関連サイトURL:https://www.kagoshima-kankou.com/course/40001/
3. 南洲翁終焉之地
城山に立てこもった西郷隆盛ら反乱軍は、300ほどまで兵が減ってしまい太刀打ちできず、総攻撃を受けて壊滅状態となります。自身も手傷を負い動けなくなった西郷は、岩崎谷の入り口付近で、つき従っていた別府晋介に「晋どん、晋どん、もうここでよか」と言って介錯を頼みました。
どこか寂しげな雰囲気の漂う「終焉の地」には石碑が建てられ、鹿児島市の記念物にも指定されています。日本の近代化に大いに尽力しながらも時代の波に揉まれて散った西郷どんの、人生や宿命に思いを馳せる観光スポットとなっています。
名称:南洲翁終焉之地
住所:鹿児島市城山町12
公式・関連サイトURL:http://www.meijiishin150countdown.com/cust-map/2050/
4. 黎明館
城山の北東麓にある「黎明館」は、鹿児島城(鶴丸城)の本丸跡に建てられた歴史資料センターです。館内では、旧石器時代から現代に至るまでの鹿児島の足跡に関するさまざまな資料が見られます。
縄文時代の土偶ならぬ岩偶や、大和政権に抵抗した「隼人(はやと)」と呼ばれる人々の武具など、興味深い展示物は古代の出土物から始まります。もちろん幕末から明治にかけての動乱期のディスプレイも充実していて、寺田屋事件で使用された刀や、岩倉具視が発案したとされる討幕の密勅書の複製なども大きな見どころです。
また、海外との交流が盛んだった土地柄ゆえの独特な民俗資料も豊富。たとえばサワラ突き漁のジオラマや、国の重要無形民俗文化財の七夕踊りの資料、隼人族伝承の神話『うみさちやまさち』などが展示されています。
名称:黎明館
住所:鹿児島市城山町7-2
公式・関連サイトURL:https://www.pref.kagoshima.jp/reimeikan/
5. 鶴丸城址
薩摩藩主島津家の居城である鹿児島城は、その姿が翼を広げた鶴のように見えるとのことから「鶴丸城」とも呼ばれていました。しかし、実際には南北に本丸と二の丸を並べただけの簡素な造りで、日本で2番目に大きな所領をもつ大名とは思えないほど小さなお城でした。
城内の建物は明治7年(1874)に焼失し、今では石垣とお濠を残すのみです。現在、本丸の御楼門の再建工事が進められていて、2020年に完成予定。石垣には西南戦争時の銃弾の痕が無数に見られ、じっくり観察すれば見どころの多いお城跡です。
名称:鶴丸城址
住所:鹿児島市城山町7-2
公式・関連サイトURL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/12332/
6. 私学校跡
この鶴丸城の北東方向には、かつて西郷隆盛が設立した士族の訓練所「私学校跡」があります。明治新政府が士族階級を解体したことに不満を募らせる青年たちの暴発を抑止するために建てられたもので、「幼年学校」「銃隊学校」「砲隊学校」の3つから成っていました。
しかし、西郷らの願いとは逆に、私学校は西南戦争勃発の要因となりました。城山の籠城戦では激戦地ともなりましたが、今では門と壁が残るのみ。鶴丸城址と同じく、今でもその時に穿たれた銃痕を確認することができます。
名称:私学校跡
住所:鹿児島市城山町8
公式・関連サイトURL:http://www.meijiishin150countdown.com/cust-map/2048/
◎ 最後に:城山周辺は鹿児島市街の見どころがギュッと凝縮!
城山周辺には、ほかにも美術館や博物館、文学館などの文化施設が集まっています。「かごしま近代文学館」では、向田邦子や海音寺潮五郎など鹿児島にゆかりのある作家に関する資料を展示。また「鹿児島市立美術館」も、鹿児島ゆかりの美術家の作品が数多く鑑賞できる観光スポットです。2階の展示ギャラリーでは、薩摩切子や薩摩焼などの伝統工芸品を見ることもできますよ。いずれも歴史と文化が動いた鹿児島だからこその納得の展示内容ばかりです。
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