名称:仙台市博物館
住所:仙台市青葉区川内26
公式・関連サイトURL:https://www.city.sendai.jp/museum/
仙台観光といえば、独眼竜伊達政宗が築いた青葉城こと仙台城址は外せないでしょう。その途中、仙台城の旧三の丸に建っているのが、仙台市博物館です。市営の博物館だからといって寄らずに通り過ぎてしまうと、きっと後悔しますよ。というのも仙台市博物館には、政宗といえばあれ!という黒漆の鎧や、伊達者を代表する水玉模様の陣羽織など、伊達氏関連の貴重な資料がたくさん収蔵されているんです。そこで今回は、政宗ファンならずとも楽しめること間違いなしの、仙台市博物館の見どころをご紹介します。
目次
伊達政宗のあの鎧が見られる!仙台市博物館の観光の見どころを教えます
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1. 博物館へのアクセス方法
仙台城の本丸は山の上にありますが、仙台市博物館は麓にあります。最寄り駅の地下鉄東西線の国際センター駅から歩いて10分ほどです。
便利でおすすめなのが仙台駅西口から出ている観光循環バス「るーぷる仙台」で、「博物館・国際センター前」で下車すれば徒歩3分で着きます。また、仙台駅からアーケード街や広瀬川の雰囲気を楽しみながら真っすぐ歩いても40分ほどです。
2. 有名な伊達政宗の鎧「黒漆五枚胴具足」
漆黒の胴に、細い三日月形の前立の兜。伊達政宗といえば、仙台城の銅像にもなっているあの鎧が有名ですね。正式には「黒漆五枚胴具足」というこの鎧があるのが、何を隠そうこの仙台市博物館なのです。
基本的には常設展に展示されていますが、出されていない期間もあるので、事前にHPで展示スケジュールをチェックしておくと良いでしょう。見学の際は、ぜひ胴体部分に注目してください。実際に鉄砲の弾を防ぐことができるかどうか、試し撃ちをした弾痕の凹みがうっすらと見えるはずですよ。
ちなみにこの鎧は、『スターウォーズ』に登場するダースベイダーのデザイン上のモチーフとなったといわれています。
3. 伊達者を象徴する「水玉模様陣羽織」
【水玉模様陣羽織を限定公開!】
— 仙台市博物館 (@sendai_shihaku) September 11, 2018
伊達家伝来の水玉模様陣羽織を、10/28までの期間限定で展示しています。
紫色の地に五色の水玉を散らしたその斬新な意匠は、現代でもさまざまなデザインに使われています。
「古代アンデス文明展」と併せて、ぜひ実物を見に来てください。 pic.twitter.com/KjG0Uukdl6
もう1つ、伊達家ゆかりの品として有名なのが「水玉模様陣羽織」です。紫地の薄織には、赤や黄、青や緑の、とても色鮮やかな大小多数の水玉が散りばめられています。
現代から見ても奇抜でオシャレなこのカラフルな水玉模様は、仙台の街中やお土産屋さんで今もよく見かけるデザイン。先に博物館で現物を目にしておけば、仙台のそこかしこで同じ意匠を見つけたときに、「あっ!あの水玉だ!」と楽しく感じられることでしょう。
4. 幻に終わった「百万石の御墨付」覚書
百万石の御墨付 #男子の劣情を煽るので禁止すべきもの pic.twitter.com/NoGZzbScPX
— 片倉景綱 (@kagetuna_) August 4, 2017
慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いに際し、政宗は徳川家康から勝利の暁の恩賞について約束した覚書を受け取っていました。この約定が履行されれば、伊達家の所領は100万石を超えることになっていました。しかし、戦後の加増はこれを大きく下回り、仙台藩は62万石となったのです。
この「百万石の御墨付」と呼ばれる覚書は、正式には「徳川家康領知覚書」と呼ばれ、今も仙台市立博物館に現存しています。縦45.5cm、横65cmとそれほど大きくはない書状ですが、政宗とその後の伊達家の運命を大きく左右した歴史的資料です。
5. 独眼竜なのに両目がある!?「伊達政宗画像」
伊達政宗様の肖像画♪( 〃▽〃)(///∇///)( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆(゜∇^d)!!( v^-゜)♪ pic.twitter.com/lZEpOv9BOd
— 政宗様と国宝刀剣博物館巡り (@kituneisi) November 30, 2013
伊達政宗の肖像画は何点か伝わっていますが、なかでも注目してほしいのが、仙台市博物館収蔵の狩野安信筆『伊達政宗画像』です。政宗といえば隻眼で眼帯をかけたイメージが強いですが、この絵ではちゃんと両目が備わっています。
これは、片目がないのは「不孝」であるとして、自分の死後に肖像画を制作するときは両目を描くようにという本人の遺言によります。政宗の人としての一面が垣間見える絵画といえるでしょう。また、「馬上少年過」で始まる左上の漢詩も、政宗が晩年に詠じたものです。
6. ローマへ渡った使節団団長「支倉常長像」
②支倉常長の肖像画はキリストに向かって祈りを捧げるキリスタン支倉常長を描いた肖像でローマで製作されたといわれています。
— 齋藤 利弘 (@roonroonroon) January 22, 2015
支倉常長は仙台藩62万石の基礎を築きました仙台藩主伊達政宗に仕えた武将です。 pic.twitter.com/aQB46wJQLl
支倉常長(はせくらつねなが)は伊達家の家臣で、政宗の命により慶長遣欧使節団の団長としてローマに渡りました。そしてローマ教皇パウロ5世に謁見。数年後に帰国したものの、その頃には日本国内に禁教令が出されていたため逼塞を余儀なくされ、2年後に失意のまま亡くなりました。
彼ら遣欧使節が持ち帰った資料はすべて国宝として、仙台市博物館に収められています。なかでも、ローマで描かれた『支倉常長像』はユネスコ記憶遺産登録資料にも登録されている有名な肖像画。油絵で描かれた日本人としては最古のものなんですよ!
◎最後に:かっこいいオリジナル政宗グッズをゲットしよう!
仙台市博物館を訪ねるならミュージアムショップもおすすめ!ここではかっこいいオリジナル政宗グッズを購入できます。政宗のクリアファイルやオリジナルシール、LEDライトのついたストラップなどなど。ほかにも水玉陣羽織デザインの風呂敷やハンカチも人気です。仙台城の本丸からも、歩いて10分ほどの仙台市博物館。仙台市を観光するなら、政宗の騎馬像などと合わせて立ち寄ると良いですよ。
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