名称:輪王寺
住所:仙台市青葉区北山1-14-1
公式・関連サイトURL:https://rinno-ji.or.jp/
「輪王寺(りんのうじ)」は、仙台市街北部の北山地区にある曹洞宗の寺院です。北山には輪王寺をはじめ多くの寺社仏閣が立ち並び、伊達政宗が築いた仙台の城下町の北の守りを担っていました。輪王寺というと、一般には世界遺産にも登録されている日光のものが知られています。ですが仙台の輪王寺も、仙台随一といわれる美しい庭園や四季折々の草花が楽しめる観光スポットなんですよ。今回は、輪王寺の庭園をはじめとした見どころや、お役立ち情報などについてご紹介します。
目次
仙台随一の庭園は紅葉や菖蒲の時期がおすすめ!輪王寺の見どころをご紹介!
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1. 輪王寺の由緒
「輪王寺」は伊達氏11代伊達持宗(だてもちむね)によって、嘉吉元年(1441)に建てられました。ちなみに、独眼竜で知られる伊達政宗は第17代になります。当初は、当時の伊達家の本拠地だった現在の福島県伊達市梁川にありましたが、政宗が仙台城を築くと、慶長7年(1602)に輪王寺も仙台に移りました。
江戸時代には伊達家の庇護のもと、仙台城下の曹洞宗四大寺院の1つとして繁栄を極めます。ですが、明治維新によって藩主の後ろ盾を失い衰退。さらに明治9年(1876)の火災で伽藍の大部分が焼失してしまいます。その後、大正4年(1915)に現在の本堂と庫裡が再建され、美しい庭園とともに仙台の観光スポットの1つとして今日に至っています。
2. 広大な庭園
輪王寺の一番の見どころは、仙台随一と謳われる「禅庭園」です。回遊池泉式の日本庭園で、池の向こうの木立から三重塔を望む景色はなんとも優雅!京都の禅寺に勝るとも劣らないフォトジェニックな風景です。
ほかにも、竹垣が侘びしい静かな茶室や本格的な枯山水、自然石を積み上げた五重塔など見どころが点在。仙台観光の穴場とて観光客も多くはないので、じっくり心癒される空間を楽しめますよ。
3. 四季折々の草花
輪王寺の魅力は、季節ごとに庭園がさまざまな表情を見せるところにあります。とくに秋の紅葉の美しさは有名で、真っ赤に燃える紅葉に彩られた三重塔や池端の朱塗り橋の景色はとても一言では表せません!
また春には池の周囲に菖蒲の花の絨毯が広がり、夏には生命力あふれる木々の緑が参拝する人々を出迎えてくれます。冬の雪景色の輪王寺も、また厳かな風情が感じられて見事。輪王寺は、どの季節に訪れても観光客の目を楽しませてくれるスポットなのです。
4. 仁王門
輪王寺の入口に立つ「仁王門」は、仙台藩4代藩主伊達綱村によって建てられた山門です。明治の火災により輪王寺のほとんど建物が焼失しましたが、この仁王門だけは被害を免れました。
江戸時代中期の技法を今に伝える重厚な仁王門は、仙台市の文化財に指定されています。仁王門越しに長い参道の方を眺めると、夏には沿道の並木が青々と生い茂り、とても涼やかな景色。門をくぐって一歩一歩本堂への道を歩いていると、心が自然と研ぎ澄まされていくのが分かるでしょう。
5. ございん祭
【北山ございん祭】今年もおとなり輪王寺さんの参道で開催されました。tomayaさん、つる細工のハザマさん、季窯さんなどご一緒させていただき、のどかで楽しい1日でした。ワークショップに参加してくれた孫悟空と緋村剣心が可愛くてメロメロ♡ pic.twitter.com/oUbRTo1HD8
— Lamp of Hope (@LampofHope) September 27, 2015
「ございん祭」は、毎年9月の最終日曜日に行われる輪王寺のお祭りです。人形供養やもちつき大会などの行事のほか、フリーマーケットのございん市は多くの地元の人で賑わいます。紙ブーメラン作りなど、小さな子供が楽しめるイベントもありますよ。
山門からまっすぐ続く参道には、たくさんのフリマのお店が並びます。行事には一般の観光客も参加できるので、この時期に仙台を訪れるならぜひ立ち寄ってみてください。
◎ 最後に:アクセス方法
輪王寺の最寄り駅は、JR仙山線北山駅または仙台市地下鉄北仙台駅です。北山駅からは歩いて10分ほどお寺の裏手の入口に、北仙台駅からは徒歩約15分で仁王門に着きます。また仙台駅からバスに乗れば、約25分で「輪王寺前」バス停に到着します。
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