薩摩藩の伝統と技術のつまった観光名所!島津家別邸「仙巌園」のご紹介

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鹿児島市郊外の海辺にある仙巌園(せんがんえん)は、島津家ゆかりの観光名所。薩摩藩2代藩主島津光久によって17世紀に造営された藩主別邸で、鹿児島市の中心部からは車で20分ほどのところにあります。日本第2位の石高を誇った薩摩藩にふさわしい豪壮な庭園と御殿を備え、また明治維新につながる近代化の歴史遺構も大きな見どころです。レストランやお土産処も併設していて、歴史や風景を学びながらも楽しく観光することができます。薩摩の伝統と技術に触れられる人気の観光スポット仙巌園。今回はその魅力をわかりやすくお伝えします。

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薩摩藩の伝統と技術のつまった観光名所!島津家別邸「仙巌園」のご紹介:目次

1. 仙巌園とは?

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仙巌園は、万治元年(1658)に薩摩藩主の別邸として造られたのがはじまりです。日本三名園と同じいわゆる大名庭園で、錦江湾を池に、桜島を背後の築山に見立てる壮大な構図が特徴です。

また幕末には西洋諸国に対抗するための富国強兵策「集成館事業」の中核となり、敷地内に洋式の製鉄所やガラス工場などが建設されました。その過程で誕生したのが、薩摩を代表する工芸品の1つである薩摩切子です。

現在は、島津家の子孫が経営する島津興業が管理しています。国の名勝に指定されているほか、園内の複数の史跡が「旧集成館」として世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」に登録されました。

2. 薩摩藩の迎賓館でもあった「御殿」

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正門から入って右手奥にある「御殿」は、幕末から明治にかけて迎賓館として使用されました。二間続きの謁見の間や庭園を一望できる御居間、池がある中庭など優雅なつくりで、藩政期には勝海舟や篤姫なども訪れたそうです。

見学の際は、随所に見られる薩摩焼きの釘隠し(長押に打った釘を隠すための装飾具)に注目してください。仙厳園で生まれ育った維新後の当主島津忠重が、幼少期を過ごした部屋も見どころですよ。

3. 世界遺産「旧集成館」

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仙巌園の敷地およびすぐ近くには、「旧集成館」として登録されている世界遺産の3つの構成資産があります。なかでも、機械工場として建設された旧集成館機械工場は、「尚古集成館」として仙巌園の重要な観光スポットとなっています。

石造の重厚な建物では、集成館事業にまつわるさまざまな資料を展示。島津家の系譜や大砲に鎧、さらに事業の成果である薩摩切子や薩摩焼の優品を目にすることができますよ。尚古集成館の近くには、同じく構成資産の反射炉跡もあります。

また、仙巌園の入り口から西に5分ほど歩いたところにあるのが、3つ目の構成資産である旧鹿児島紡績所技師館です。ここは藩が招聘したイギリス人技師の住居として建てられたもので、「異人館」の通称で親しまれています。

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