東北観光のターミナル仙台駅の見どころを定番から穴場まで一挙ご紹介！

仙台は東北の最大都市。その玄関口である仙台駅の周囲には、大規模商業施設やホテルなど、多くのビルが立ち並んでいます。東北新幹線の利用者をはじめたくさんの人が乗り降りする仙台駅の駅ビルも、実はさまざまな観光の魅力が詰まったスポット。さらに駅周辺では、お土産や食事はもちろん高層ビルから市街の景色を眺めたり、ナイトライフを満喫したりすることもできます。そこで今回は、仙台駅とその周辺で空いた時間にも楽しめる観光の見どころをご紹介します。

1. すし通り

仙台駅3階の新幹線中央改札口脇を奥へ進むと、後述の「牛たん通り」の先に「すし通り」があります。ここには宮城県内5軒と県外1軒のすし屋が支店を構え、三陸や松島湾などの新鮮なネタをいただくことができます。

世界三大漁場の1つとされる三陸・金華山沖の魚介は、種類が豊富で彩りも豊か！とくにフカヒレ寿司は、三陸の名物として観光客にも人気です。ほかにも松島湾のカキやホヤ、めったに食べられない珍味の「もうかの星（モウカザメの心臓）」など、汽車を待つ間のちょいと一杯にもおすすめですよ。

2. 牛たん通り

すし通りの手前にあるのが「牛たん通り」。仙台といえば、牛タンを思い浮かべる人も多いでしょう。牛たん通りには、いずれも仙台に本店をもつ4つの牛タン専門店が入っています。

仙台の牛タンといえば、食べ応えのある厚切りが特徴！また、テールスープに麦飯に青唐辛子の味噌漬けが付くのが、仙台の牛タン定食の定番ラインナップ。これにとろろが加われば、ご飯が何杯でも進む最強の取り合わせとなります。

ちなみに4店舗のうち、「伊達の牛たん本舗」だけは午前8時から営業しています。出張や旅行の際に、朝から牛タンを頬張るなんて贅沢も、仙台駅でなら可能です。

3. エキチカおみやげ通り

仙台駅と一体化している駅ビル「エスパル（S-PAL）」の地下には、仙台周辺の主だったお土産が一堂に集まる「エキチカおみやげ通り」があります。必要なお土産を買い揃えようと、いつでも観光客や地元の人たちでにぎわっています。

定番の笹かまや萩の月、牛タンにずんだスイーツなど人口に膾炙している仙台のお土産に、ここで手に入らないものはありません。少しセンターを外したい人には、ゆべしや三色最中、支倉焼などの和菓子もおすすめです。また左党の人なら、宮城の地酒に仙台長なす漬の取り合わせはいかがでしょう。

4. AER 展望テラス

仙台駅西口北側、仙台パルコの裏手にそびえる「AER（アエル）」は、平成10年（1998）の完成時点で東北一の高さ（145.5m）を誇っていた高層ビルです。地上31階建てで、最上階は無料の展望テラスとして観光スポットの1つになっています。

仙台市街はもちろん、東には太平洋、西には青葉山やアポロチョコのような太白山などを望むことができますよ！もちろん夜景もきれいなので、仙台を離れる前やデートの夜などに上がってみるのもおすすめです。ただし閉まるのが20時とやや早い点には注意してください。

5. 知る人ぞ知る飲食街「政岡通り」

仙台の繁華街や飲食街といえば、駅からはやや離れた国分町やその隣の稲荷小路が定番となっています。ですが、駅のすぐ目の前にも、とくに横丁好きにはたまらない飲み屋街「政岡通り（まさおかどおり）」があります。

アーケード街「名掛丁（なかけちょう）」と青葉通りの間にあり、それと知らなければとても仙台の飲んべが集まる路地とは気づかないでしょう。しかもこの政岡通り、最近ではバルやダイニングがオープンし、若者の姿もたくさん見られるようになりました。

逆にさらなるディープを求める方は、政岡通りと名掛丁を結ぶ「名掛丁センター街」がおすすめ！薄暗い通路の両側に、昭和レトロなお店が建ち並んでいます。

◎ 最後に：仙台駅のペデストリアンデッキは日本最大級！

現在の仙台駅の原型は、東北新幹線の建設に合わせて整えられました。このとき造られた駅西口のペデストリアンデッキ（歩行者用の高架通路網）は、今なお日本最大級の規模を誇っているんですよ！駅から横断歩道を渡らずに、アーケード街や周辺商業ビル、バスターミナルなどに移動することができます。デッキからの景色もきれいで、仙台を代表する風景の1つともなっています。駅から始まり、駅に終わる仙台観光。訪仙の際はぜひ駅周辺を散策する時間も残しておいてくださいね。

東北観光のターミナル仙台駅の見どころを定番から穴場まで一挙ご紹介！