【決定版】直営店が集まる児島ジーンズストリートのおすすめ観光情報！

現在は倉敷市の一部となっている児島地域は、日本産ジーンズ発祥の地として知られています。今でも児島市街にはジーンズストリートと呼ばれる一画があり、400mほどの通り周辺に約40ものジーンズ専門店が軒を連ねているんですよ！近年はジーンズの街を前面に押し出し、観光名所としても定着してきました。今回は、ジーンズを見て買うだけにとどまらない児島ジーンズストリートの見どころをたっぷりとご紹介します。

1. 児島はジーンズの聖地！

児島はもともと綿花の栽培が盛んで、綿織物も発展していました。当初は足袋、ついで学生服の縫製を主に手掛けていましたが、1960年代から国産のデニム生地作りの研究もスタート、「マルオ被服（現在のビックジョン）」が少々の生産を開始しました。

日本製ミシンの改良など技術開発を進めた結果、今では児島産デニムの品質は世界トップクラスとまでいわれています。児島には大小多くのジーンズメーカーや関連工場が集まっているほか、「デニムジーンズ科」のある服飾専門学校も誕生しています。近年ではジャパンクオリティとして国際的にも知られるようになり、児島ジーンズストリートは世界から多くのバイヤーや観光客が集まる聖地となったのです。

2.代表的なショップ

それではさっそく、児島ジーンズストリートの数あるショップの中から代表的なおすすめ店をピックアップしてご紹介していきます。

桃太郎ジーンズ味野本店

ジーンズ一丁姿の桃太郎が出迎えてくれる「桃太郎ジーンズ」は、夢を求める岡山の職人が集うジーンズショップ。デニム生地は原綿や糸にまでこだわり、手間暇を惜しまず時間をかけて製作しています。

このお店のすごいところは、販売しているデニム商品に「10年保証」が付いていること！糸切れはもちろん、ボタンやファスナーの破損も10年以内なら無料で直してもらえるんですよ。なかでも一番人気のシリーズが、「出陣」と名付けられたレーベル。「日本」を表す白い二本線が印象的なモデルで、メンズとレディース、さらにはキッズサイズもあります。

2. BIG JOHN 児島本店

児島ジーンズ発祥の店「マルオ被服」の後継店である「BIG JOHN」。現在でもデニムの聖地児島を代表するブランドとして根強いファンが多くいます。

創業80年の歴史をもつビッグジョンは、ジーンズのラインナップがとにかく豊富！創業当初から引き継がれてきた「M3」シリーズや「RARE」シリーズなど、老舗ブランドならではの品質とデザインを楽しめます。

3. 児島ジーンズ児島店

地名がそのまま店名となっている「児島ジーンズ児島店」。ここもまた、ジーンズストリートを代表するショップの1つです。ブランドのコンセプトは、ずばり「遊び」「趣味」「生活」。商品を購入した人の日常に欠かせないジーンズになってほしいという思いが込められています。

児島のジーンズは、デニム生地の品質が良く、それでいて価格も良心的なことが人気の大きな理由。ていねいに1枚1枚作りあげられたジーンズは、色落ちも楽しみながら長く愛用したい一着となるでしょう。

4. カミカゼアタック

こちらもインパクトのある店名の「カミカゼアタック」は、職人の作業風景を直に見ることができるお店です。ホームページに掲載されているブランドコンセプト「皆さまに超一流でバラ色の自己満足を」～「カミカゼアタックそれはファンタジー」がアツく、職人魂を感じるお店です。

商品ラインナップは定番のジーンズからカラージーンズ、Tシャツなどのトップスに加え、ユニークなシールなどもあり多岐にわたっています。ジーンズストリートの数ある工房のなかでも異色の存在といえるカミカゼアタック。気分転換や刺激が欲しいというときにおすすめですよ。

5. Denim Closet from KURASHIKI

「Denim Closet from KURASHIKI」は女性のためのデニムショップ。日本人女性の体形に合わせて裁断された立体的なパターンのパンツははき心地がとてもよく、仕事に趣味に生活にと忙しい日々を送る女性の快適な動きをサポートします。

そのうえ、スタイルも美しく見せてくれる優れものなんですよ！定番の「ボーイフレンド」から「スキニー」・「バギー」まで、さまざまなパターンが用意されているので、お気に入りの一本がきっと見つかるはずです。

3. ベティスミスジーンズミュージアム＆ヴィレッジ

「ベティスミスジーンズミュージアム＆ヴィレッジ」は、ジーンズの博物館にジーンズ作り体験工場、さらにアウトレットショップなどが併設された人気の観光スポットです。ジーンズ作り体験では、自分でボタン・リベット・革パッチを選び、オリジナルのパンツを作ることができます（予約制）。

ミュージアムは1号館と2号館に分かれていて、1号館ではデニムそのものの歴史を豊富な資料とともに紹介。さらに1970年代の洗い工場を改装した2号館では、当時のままの機械を見学することができます。時代別の児島ジーンズの製品も展示されているので、ジーンズの聖地について学ぶにはうってつけの観光スポットです。

4. アクセス方法

「児島ジーンズストリート」は、最寄りのJR本四備讃線児島駅からは少し離れたところにあります。歩いても15分ほどですが、駅前から路線バスに乗って「児島文化センター前」「大正橋」「野崎家旧宅前」のいずれかで下車すると便利ですよ。乗車するバスの路線によって降りられる停留所が異なるので注意してください。

また金・土・日曜日なら、児島駅発着の「ジーンズバス」がおすすめ！外観もデニムデザインなら、車内はシートはもちろん上から下までデニム生地で覆われています。シートのデニムにはそれぞれアートが施されていて、降りるのがもったいなくなるほど面白い空間になっています。

◎児島のグルメスポット

瀬戸内海に臨む児島は、新鮮な魚介類を活かした美味しいお寿司や天ぷらのお店が充実しています。ジーンズストリートのある味野商店街にもいろいろなグルメスポットがあり、散策途中のランチ選びも楽しみの1つとなるでしょう。とくに、児島はタコやサワラ、アナゴなどが有名！また、和菓子の甘月堂はいちご大福が人気なので、春に児島を訪れる人はぜひチェックしてください。

【決定版】直営店が集まる児島ジーンズストリートのおすすめ観光情報！