だから楽しいんだ!十和田市現代美術館がワクワクできる秘密を徹底解剖

画像出典:Tomokazu Kitjaima (CC BY-SA 3.0)

だから楽しいんだ!十和田市現代美術館がワクワクできる秘密を徹底解剖

アートの街・青森県十和田市を観光するなら、今注目の「十和田市現代美術館」へ行ってみませんか?まず十和田市現代美術館で驚くのは、展示室のレイアウト。敷地内に分散する配置方法と形状、そして官庁街通りと一体化した開放的な空間全体でアートを楽しむことができます。周辺一帯を含めて美術館と捉え、向かう途中から現代アートと身近にふれあい、ワクワク楽しく体感できるのが十和田市現代美術館の魅力!数多くの作品の中から、特に人気のアートをピックアップして十和田市現代美術館の魅力に迫ります。

目次

だから楽しいんだ!十和田市現代美術館がワクワクできる秘密を徹底解剖

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1.十和田市現代美術館の魅力

十和田市現代美術館は、「Arts Towada計画」を掲げた十和田市のシンボル的な施設。敷地内に分散する大小さまざまな建物がガラスの通路でつながっているという展示室とレイアウトが特徴的です。

官庁街通りや広場にも、ユニークなアート作品が点在しています。触って、座って、写真を撮って...と、美術館へ向かって歩いているときから、屋外展示のアートに目を奪われてテンションUP!美術館の敷地内や官庁街通りに面して大きな作品や、絵本の中に紛れ込んだような世界を楽しめるアートなど、枠にとらわれない作品の数々に子供から大人まで大人気です。

2.入館前からワクワク!

十和田市現代美術館は、館内だけでなく美術館周辺にも多くの現代アートが配置されています。入館前に出迎えてくれる作品は、美術館内への期待感を膨らませてくれるでしょう。

◆フラワー・ホース

十和田市現代美術館の官庁街通りで一際目立つ、立ち上がったカラフルな馬の像があります。これは韓国アーティストのチェ・ジョンファ氏が、十和田市現代美術館のオープンに合わせて制作した作品『フラワー・ホース』。全長5.5mの花模様の色彩豊かな馬の像は、旧陸軍軍馬補充部が設置されていた十和田市の歴史と、桜並木が有名な観光名所をイメージして制作されました。

◆アッタ

フラワー・ホースと同様に官庁街通りで目立つアート作品がもう1つあります。それが日本のアーティスト、椿昇氏の作品『アッタ』。真っ赤な巨大なハキリアリの彫刻作品は、今にも動き出しそうな姿で佇んでいます。

◆いろとりどりのかけら

『いろとりどりのかけら』は、日没から21時限定で観賞することができる幻想的な光のアート。京都出身のアーティスト高橋匡太が、白い建物の壁面に光の建築を2Dで表現しています。

3.入館してからのワクワク!

入館前から楽しめる十和田市現代美術館ですが、屋内にもユニークであっと驚くアートが散りばめられています。

◆ゾボップ

十和田市現代美術館に入った瞬間に迎えてくれるアート作品は、ジム・ランビー氏の『ゾボップ』。エントランスロビーの床がビニールテープで彩られたアートになっていて、不思議な世界観を醸し出しています。

◆スタンディング・ウーマン

十和田市現代美術館で有名な作品のひとつが、ロン・ミュエク氏の『スタンディング・ウーマン』です。高さ約4mもある大きな女性像は、見るものを圧倒させます。どこか憂いを含んだ女性像の表情はリアルで、何があったんだろう?と想像を掻き立たせるでしょう。

◆光の橋

『光の橋』は、脊柱をモチーフにしたという六角形のトンネル。光とサウンドに包まれた瞑想世界を体感できるアート作品です。

中から外の景色を眺めたあと、外から作品としても鑑賞してみましょう。また昼と夜では、全く異なった印象の空間になりますよ。

4.カフェ&ミュージアムショップ「cube」

出典: chinnian (CC BY-SA 2.0)

十和田市現代美術館で数々のアートを楽しんだら、カフェで一息ついてはいかがでしょうか。白くて四角い建物の形から「cube」と名付けられたカフェでは、アートを観賞しながら地元青森県産の食材を使った美味しいメニューを食べることができますよ。

カフェの床は台湾出身マイケル・リン氏の作品『無題』、カップには草間彌生氏のデザインが施されていたりと、ティータイム中もアートを楽しめます。

カフェで休憩したあとは、カフェ併設のミュージアムショップへ行って、ココでしか変えないお土産を買って帰りましょう。

出典: chinnian (CC BY-SA 2.0)

カップやキーホルダー、Tシャツ、ハンカチなど、十和田市現代美術館オリジナルグッズは見るだけでもワクワク!十和田の工芸品やお土産品もあります。

5.官庁街通りのアート

十和田市現代美術館のある官庁街通り、十和田市美術館の前にあるアート広場にも面白い作品が多く展示されています。

◆ゴースト

出典: chinnian (CC BY-SA 2.0)

広場に浮遊する白くて可愛げのある巨大なアート作品は、インゲス・イデーというドイツのユニットによる『ゴースト』です。これだけでインパクト大ですが、横に建つ白い建物上部もチェックしてみてください。トイレの屋根にいるアンノウン・マスとセットで『ゴースト』というアート作品になっています。

◆愛はとこしえ十和田でうたう

出典: chinnian (CC BY-SA 2.0)

アート広場にある水玉模様の不思議な空間は、草間彌生氏の作品『愛はとこしえ十和田でうたう』。黄色と黒の水玉模様が印象的なカボチャをはじめ、犬と少女、キノコで構成されるファンタジーな作品は記念撮影にもピッタリです。

◆ファット・ハウス/ファット・カー

アート広場の一角に、ブクブク太った白い家と赤い車があります。この作品は、エルヴィン・ヴルム氏の『ファット・ハウス/ファット・カー』です。家や車が太る、という意外性とユーモラスな姿はとても印象に残ります。9時から17時まで、ファット・ハウスの内部に入れますよ。

6.「アートの街」に点在するおすすめアート

十和田市現代美術館では、官庁街通りの空間ごと美術館に見立てて作品を点在させています。美術館へ行く途中にもアートを楽しみましょう。

◆マーク・イン・ザ・スペース

街中に突如として現れる大きな枕!中国の代表的な作家リュウ・ジァンファ氏が制作した『マーク・イン・ザ・スペース』は、ベンチとしても使える大きな枕の彫刻です。

◆商店街の雲

日高恵理香氏の作品『商店街の雲』は、ぼんやりとした透明感のあるベンチ。商店街の雰囲気に馴染むように、もしくは邪魔しないように佇んでいる不思議な雰囲気のアート作品です。

◎ 最後に:アクセスとオススメの巡り方

十和田市現代美術館へのアクセスは、東北新幹線 八戸駅から行けるお得なバスパック「十和田市現代美術館バスパック」がおすすめ。十和田市現代美術館の常設エリア観覧引換券と、十和田観光電鉄バス往復割引乗車券がセットになって2,650円とオトクです。

十和田市現代美術館へは「官庁街通」バス停から徒歩5分。最後にカフェで休憩するなら、先に外の作品から見て回りましょう。

※2019年6月現在の情報です。

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