中国革命の父・孫文について学べる香港の「孫中山紀念館」とは?

画像出典:edwin.11/Flickr

中国革命の父・孫文について学べる香港の「孫中山紀念館」とは?

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「孫中山紀念館」は、孫中山(孫文)の生誕140週年を記念して2006年に開館した博物館です。香港大学の前身である「香港西医書院」で医学を学び、中国人として初めて博士号を取得した孫文は、この香港の地で革命思想を抱くようになったと言われています。香港の街中には、孫文ゆかりの観光名所が数多く存在しますが、この「孫中山紀念館」はそれらを全て凝縮した歴史スポットといっても過言ではないでしょう。
世界中から集めた展示物の数々は一見の価値あり!1914年の建設当時の面影を残した建物にも注目です。
今回は、そんな「孫中山紀念館」の見どころや周辺情報についてご紹介していきます。(※日本で「記念」を意味する単語を中国では「紀念」と表記します。)

目次

中国革命の父・孫文について学べる香港の「孫中山紀念館」とは?

1.孫中山(そんちゅうざん)とは?

出典: yuri/PIXTA(ピクスタ)

中国では「孫中山」と呼ばれるのが一般的ですが、日本では本名の「孫文(そんぶん)」という名の方が有名ですよね。孫文は、辛亥革命によって中華民国を建てた革命家であり政治家です。「中国革命の父」・「国父」と呼ばれ、中国で最も尊敬されている偉人の一人でもあります。

ハワイへの移住経験があった孫文は、幼くして西洋思想に目覚め、28歳の頃に革命団体「興中会」を設立します。翌年、武装蜂起を企てますが失敗に終わり日本へ亡命。この「中山」という号は、日本滞在中に付けたものだそうですよ。ちなみに、日本名は「中山 樵(きこり)」といいます。

実は孫文の出生地である中国・広東省には、「中山」と名の付く場所がたくさんあります。生まれ故郷の香山県翠亨村は、現在「中山市」へ改められているほか、周辺には「中山大学」や「中山公園」、「中山路」まで。もちろん由来は孫文の号「中山」です。いかに彼が中国で尊敬されているかがわかりますよね。

日本と深い縁があるのは名前だけじゃありません。孫文について語る上で欠かせない人物が、辛亥革命を支えた日本の革命家・宮崎滔天(みやざきとうてん)。後に中華民国を統一する蒋介石(しょうかいせき)と出会ったのも、この宮崎滔天らの支援によって設立した「中国同盟会」だと言われています。

日本と中国の現代史に深く関わってきた人物だけに歴史のすべてを把握するのは難しいですが、事前に少しでも孫文について学んでおけば、「孫中山紀念館」の見学がより有意義なものになることは間違いないでしょう。ぜひこの機会に、孫文や中華民国の建国について学んでみてくださいね。

2.建築物について

「甘棠第(コムトンホール)」と呼ばれるこの建物は、1914年に香港の実業家によって建てられました。
当時には珍しく鉄筋コンクリート構造で、バロック様式の美しい外観が特徴。外壁には赤レンガと花崗岩が施されているほか、小窓にはステンドグラスがはめ込まれています。

素晴らしいのは外観だけじゃありません。大きな柱に支えられたカーブ状のテラスにモザイクタイルを施したフロア、チーク材を使用した暖炉や階段と内装も見どころがいっぱい。2004年には香港政府によって買い取られ、ところどころ新しく生まれ変わりましたが、ステンドグラスとベランダの壁、階段の手すりは建設当時のままだそうですよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

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