京都「東福寺」で紅葉観光!錦の雲海を通天橋と臥雲橋から見る幸せ。

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京都の秋といえば、春の桜の時期を凌ぐほど観光客に人気のある季節です。京都には紅葉の名所として有名な神社仏閣が数多くありますが、その中でも「東福寺」の紅葉は京都の紅葉名所ランキングでも上位に入る圧巻の美しさ。モミジやカエデなど約2000本の美しい紅葉を、通天橋から眼下に、さらに庭へ下りて洗玉澗を歩きながら見ることができます。今回はそんな東福寺にスポットを当て、掘り下げてご紹介。おすすめ情報も盛り込んでご案内します。

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京都「東福寺」で紅葉観光!錦の雲海を通天橋と臥雲橋から見る幸せ。:目次

1. 京都五山「東福寺」とは

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京都市街地の南東部に位置する「東福寺」は、臨済宗東福寺派の大本山。京都五山第4位の寺院です。鎌倉時代だった1236年に九条家の菩提寺として創建され、奈良県の「東」大寺と興「福」寺が名前の由来とされています。

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仏殿と法堂は明治14年の大火によって焼失したため再建されましたが、国宝の三門をはじめ、東司・浴室・禅堂など中世の建物が現存しています。

東福寺の中で、通天橋と開山堂、東福寺本坊庭園は一年中いつでも拝観できますが、三門と本堂は通常非公開。涅槃会(ねはんえ)の特別公開時のみ見学することができます。

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東福寺には25もの塔頭(たっちゅう)があります。偃月橋を渡った奥にあるのは龍吟庵と即宗院。通年公開や期間限定公開など、拝観可能な塔頭も併せて巡り、その歴史深さを感じてください。

2. 紅葉と新緑

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毎年、紅葉の見ごろには想像を超える観光客が東福寺に詰めかけます。そのため橋の上では、止まって撮影することができません。しかし、そんな大混雑を覚悟してでも見てみたいのが、東福寺の絶景「錦の雲海」です!

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紅葉は確かに素晴らしいのですが、人込みは苦手という方にオススメしたいのは、新緑の季節。春から初夏にかけて、爽やかな緑に浮かぶ橋からの眺望をゆっくり楽しめます。

3. 国指定名勝「東福寺本坊庭園」

東福寺大方丈のように四方に作庭されているのは珍しく、東庭・南庭・西庭・北庭で釈迦八相成道を表現していることから「八相の庭」と呼ばれています。それぞれ意匠構成は全く異なっているけれど、ストーリーは繋がっている...。 そんな「東福寺本坊庭園」を順に、写真を交えて見ていきましょう。

◆東庭

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東庭は柱石で北斗七星を表現。

◆南庭

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最も大きな南庭は、神仙島や京都五山を配した枯山水。

◆西庭

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西庭は大きな市松模様が特徴。

◆北庭

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北庭は緑色の苔とグレーの板石の小市松模様。次第に消えていく様子がフォトジェニックと人気です。

4.「通天橋」からの絶景!

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東福寺の一番高い場所にある橋が「通天橋(つうてんきょう)」。本堂からのびる通天橋から見渡す紅葉は、錦の雲海のごとく素晴らしい眺めです。

通天橋の中央にある張り出し舞台から眺める景色はまさに絶景で、全国から大勢の観光客が訪れる名所となっています。紅葉の時期には止まっての写真撮影が禁止になってしまうため、この新緑の景色から、色付いた様子を想像していただければと思います。

5.「開山堂」庭園を見ながら一休み

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国の指定重要文化財に指定されている「開山堂」は、通天橋を渡り切ったところにあります。ここは、一息つきたい時におすすめ。日陰で座って静かに庭園を眺めていると、ゆっくりと時間が流れていくように感じます。

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白砂で描かれた市松の砂紋が美しく、静かな雰囲気のスポットですよ。

6.「洗玉澗」緑や紅葉を愛でながら渓谷を散策

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錦の雲海の下を歩いてみましょう。「洗玉澗(せんぎょくかん)」と呼ばれる渓谷とその一帯は、自然いっぱいの散策エリア。

木々の緑や紅葉を眺めながら散歩すると、清々しい気分を堪能できますよ。

洗玉澗には通天橋を含めて3本の木造の橋が架かっており、中央に位置する通天橋と、その両側に架かる2本の橋をあわせて「東福寺三名橋」と呼ばれています。

7. 西端にある「臥雲橋」から通天橋を望む

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「臥雲橋(がうんきょう)」は、東福寺の中で一番西の下流側に架かっている重要文化財の橋です。臥雲橋は錦に染まる木々と、その向こうに通天橋を望むことができる絶好の眺望スポット!臥雲橋から見た通天橋方面の景色は、紅葉の東福寺を代表する絶景です。

そんな景色を無料で見られるとあって、紅葉のピーク時には臥雲橋も大渋滞。立ち止まっての写真撮影が禁止されている時間もあります。特に団体客が到着した直後などは撮影禁止となる場合が多いので、橋を渡るのは混雑のピークを避けたタイミングが良いでしょう。

8. 東端の穴場スポット「偃月橋」

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「偃月橋(えんげつきょう)」は、東福寺の一番上流にあたる東側に架かる重要文化財の橋。通天橋や臥雲橋に比べると比較的混雑が少なく、比較的ゆっくり紅葉観賞や撮影ができる穴場スポットとなっています。

東福寺のメインスポットである通天橋を渡るには、開山堂とセットになった拝観料が必要ですが、偃月橋は臥雲橋と同じく無料で見学できるのも嬉しいポイントです。

9. 日本最古最大級の坐禅道場「禅堂」で日曜坐禅会に参加してみる

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有名な禅寺である東福寺では、毎週日曜日に「日曜坐禅会」が開催されています。早朝の清々しい空気の中、日本最古の禅堂で行われる坐禅会では、ゆっくり自分と向き合う時間を過ごせます。日々の生活で、知らない間に溜まった頭と心の疲れをリセットしに、坐禅会に参加してみませんか?

6:00から掃除、6:30~7:30に坐禅会を実施しています。無料で参加できて、予約も不要。日程は公式ページのニュース欄に掲載されています。予定が合えば、ぜひ参加してみましょう。

10.「三門」「本堂」の特別公開を見逃さないで!

「三門」と「本堂」は通常非公開となっていますが、3月14日~16日の「涅槃会」には特別公開を実施しています。『大涅槃図』や天井画の『蒼龍図』を鑑賞できるチャンスですよ。

※2019年6月現在、『大涅槃図』の修復作業を行っています。作業には数年かかるため、涅槃会の期間であっても、修復が完了するまでは見ることができません。

◆国宝「三門」

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東福寺の国宝「三門」は、室町幕府4代将軍足利義持が1425年に再建した、現存する最古かつ最大の三門です。三門上部に掛かる扁額の「玅雲閣(みょううんかく)」は、義持の直筆。内部にはご極彩画が描かれています。

◆本堂

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仏殿と法堂は1881年(明治14年)に焼失してしまったため、1934年(昭和9年)に「本堂」として再建。重層入母屋造りの大規模な木造建築物です。天井画は、京都出身の日本画家・堂本印象作の『蒼龍図』。明兆作の『大涅槃図』には、珍しく猫が描かれています。

※2019年6月現在、『大涅槃図』は修復作業中です。

◎最後に:東福寺のアクセス&ライトアップ情報

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東福寺へのアクセスは、京阪電車またはJR奈良線の「東福寺」駅から徒歩約10分。市バスなら「東福寺」バス停から徒歩4分ほど。東福寺と伏見稲荷は近く、京阪電車でもJRでも2駅しか離れていないため、一緒に観光するのもおすすめです。

東福寺には無料駐車場が2か所あるので、レンタカーでもアクセスOK!ただし、10月下旬から12月上旬の紅葉時期には閉鎖されるので注意してください。

◆ライトアップ情報

塔頭の勝林寺と天得院は紅葉の時期にライトアップを実施していますが、東福寺は今のところ、紅葉時期のライトアップを行っていません。明るいうちに美しい紅葉を楽しんでくださいね。

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