名称:春秧街街市(Chun Yeung Street Market)
住所:Chun Yeung Street, North Point, Hong Kong
香港島の北東部に位置する「北角(ノース・ポイント)」は、市場や飲食店が軒を連ねる下町エリアです。人やお店がひしめき合う街中をトラムが通ることで知られており、活気あふれる香港の真の姿を垣間見れるスポットとして今注目を浴びています。そんな北角で最も有名な市場が「春秧街(チュンヨンマーケット)」。食品から日用品に至るまで様々なアイテム取り扱っているほか、格安グルメスポットが点在するという観光客にはたまらないエリアです。今回は、そんな「春秧街」の見どころや観光情報についてご紹介していきます。
目次
下町・北角の「春秧街マーケット」で活気あふれる香港を体感しよう!
1. 春秧街街市(チュンヨンマーケット)とは?
「春秧街(チュンヨンマーケット)」は、生鮮食品から生花、乾物、衣類、雑貨までなんでも揃う青空市場です。昔懐かしい下町情緒漂う北角(ノースポイント)に位置しており、人々が行き交う市場のど真ん中をトラムが通過することで有名。その光景を写真に収めようと、カメラ片手に訪れる観光客も多いのだとか。
最近日本ではあまり見かけなくなりましたが、目の前で捌いた肉や魚を店先に並べて販売しているので、どの食材も新鮮そのもの。値段もスーパーマーケットに比べると格安であることから、「市民の台所」として親しまれています。ここに来れば、香港市民の生活ぶりを垣間見ることができますよ。
また、香港の下町・北角は、名物の巨大団地が建ち並ぶことでも有名です。この春秧街でも団地の下に店舗を構えているお店が多く、上を見上げるとまるで大きな壁に取り囲まれているかのような光景が目に入ってきます。活気あふれる市場と香港名物の巨大団地、そこを走るトラムのコラボをぜひ写真に収めておいてくださいね。
2. トラムに乗ってみよう!
香港の観光にはトラム(路面電車)が便利。香港の街中には、地下鉄よりもトラムの停車所の方が多く設置されているため、目的地により近い場所で下車することができるのです。のんびりと街中を走るトラムは、観光もできてまさに一石二鳥。ちなみに、料金は一律2.3HKドルです。(2019年4月現在)
滞在中に何度も公共交通機関を利用する予定の方は、「オクトパスカード(八達通)」を準備しておくと良いですよ。こちらは、トラムだけでなくバスや地下鉄、フェリー、コンビニ、自販機など様々なシーンで利用できるチャージ式のICカードで、各駅のきっぷ売り場や空港などで手に入れることができます。
3. 春秧街でおすすめのランチ店
◆添好運點心專門店
ミシュラン1つ星の「添好運(ティムホーワン)点心専門店」は、ツアーでもお馴染みの人気飲茶店。香港にある6店舗のほか、台北、シンガポール、東京、ハワイ、ニューヨークなど世界の主要都市に店舗を構えています。2時間待ちは当たり前と言われる人気店ですが、北角店は比較的空いているので狙い目ですよ。
こちらでぜひ味わって頂きたいのが、名物の「酥皮焗叉燒包(ベイクドチャーシューパオ)」。メロンパンの生地を使用した甘いサクサクのパンに、チャーシューをたっぷり包んだ魅惑の一品です。その他にも「晶瑩鮮蝦餃(エビ餃子)」や「鮮蝦燒賣皇(エビ焼売)」など、どれを食べても美味しくコスパも抜群です。
名称:添好運點心專門店(Tim Ho Wan)
住所:Seaview Building, Shop B, C, & D, G/F, 2, 8 Wharf Road, North Point, Hong Kong
公式・関連サイトURL:http://timhowan.com.hk/store.php?id=5
◆濰京坊
美味しい担々麺をリーズナブルに頂きたい時は、北角の「濰京坊(バイキング)」がおすすめ。ピーナッツの風味豊かなスープに喉越しの良い麺が自慢の「四川擔擔麵(担々麺)」は、日本人の口にもよく合うと大好評です。辛さは調整可能ですので、辛いものが苦手な方もぜひチャレンジしてみましょう。
メニューにはしっかり日本語が表記されており、安心してオーダーできるのも高ポイント。どのメニューもお手頃価格なので、大人数で訪れて色々なお料理をシェアするのも良いかもしれませんね。ただし、ランチタイムや夕食時は非常に混むので要注意です。
名称:濰京坊(Viking)
住所:G/F, 21A North Point Road, North Point, Hong Kong
◆福元湯圓
食後の甘いデザートなら「福元湯圓(フックイユントンユン)」がおすすめ。「湯圓(トンユン)」とは、ごまペーストやピーナッツペーストを包んだ白玉のようなお団子を、お汁粉や生姜スープなどと一緒に頂く中国の伝統的な食べ物で、主に冬至に食されていました。
ここ福元湯圓の湯圓は、オーダーが入ってから団子を成形し茹で上げるので、ツルツルの舌触りとモチモチ食感を楽しめるのが特徴。サイズも他店に比べて一回りほど大きく、食べ応えがあるのも魅力です。営業時間は16時~24時の夜が中心。ゆっくりお部屋で味わいたい方は、テイクアウトでどうぞ。
名称:福元湯圓(Fook Yuen)
住所:G/F, Lei Do Building, 7 Fuk Yuen Street, North Point, Hong Kong
公式・関連サイトURL:https://ja-jp.facebook.com/Fook-Yuen-372583012837966/
4. 春秧街のアクセス
【地下鉄の場合】
MTR港島線/将軍澳線「北角駅」から徒歩5分。A3出口を出たら馬寶道(マーブル・ロード)を西に進み、突き当りを右折。橋の下を渡ると春秧街が見えてきます。
【トラム】
「北角総站(ノース・ポイント・ターミナス)」下車してください。
【フェリー】
紅磡(ホンハム)フェリーターミナルから「新渡輪(ファースト・フェリー)」の乗って約10分です。
◎最後に:香港ローカルの食文化を垣間見よう!
春秧街周辺には、庶民が利用するマーケットやB級グルメスポットが点在しています。中でもおすすめは、パンダクッキーやパイナップルケーキで有名な「奇華餅家(ケイワベーカリー)」。個装されたお菓子が可愛らしい箱や缶に詰められており、贈呈用やばら撒き土産として大人気です。
お汁粉やプリンで有名な「翠苑甜品專家(チョイユンデザートハウス)」は、観光の合間の休憩にぴったり。子供が大好きな牛乳プリンから一度食べたら癖になるクルミ汁粉、栄養たっぷりの亀ゼリー、人気ナンバーワンの湯圓(トンユン)と一通り揃っているので、幅広い年齢層に好まれています。
香港の昔ながらの駄菓子「鶏蛋仔(ガイダンジャイ)」は、食べ歩きにもってこいですよ。いつも行列ができている北角の名店「北角鶏蛋仔」は、MTR北角駅のB3出口を右折し、英皇道(キングス・ロード)に入ったすぐの場所で営業中です。