青森県立美術館は、三内丸山遺跡の隣りという空間デザインからはじまった!

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青森県立美術館は、三内丸山遺跡のすぐ南隣というロケーションを活かした建物設計、展示空間のユニークなデザインが魅力の美術館。国内有数の縄文遺跡として知られる三内丸山遺跡が有名すぎて陰に隠れがちですが、青森県立美術館も見逃せません!あおもり犬をはじめとした奈良美智氏のコレクション、シャガールのアレコホールのほか、棟方志功など青森出身のアーティストの作品を多数所蔵する見どころいっぱいの観光スポット。今回は、この新しく先進的な美術館の魅力をたっぷりご紹介します。

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青森県立美術館は、三内丸山遺跡の隣りという空間デザインからはじまった!:目次

1. 青森県立美術館とは?

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2006年に開館した青森県立美術館は、スタイリッシュな外観と、青森県立美術館のランドマークともいえる『あおもり犬』で人気の美術館です。棟方志功や寺山修司、奈良美智氏など、青森県のアーティストコレクションを多数所蔵、展示。多様性豊かな芸術の発見・保全・創造をコンセプトにしています。

さらに絵画や彫刻などの美術品にとどまらず、映画、演劇、音楽など様々な文化芸術活動とコラボ。新しい価値観と出会う場を積極的に提供しています。

2. 建築コンペから実現した「建物」の魅力

青森県立美術館の建物は、コンペ応募作品約400点の中から最優秀に輝いた建築家・青木淳氏の設計デザインを採用。隣接する三内丸山縄文遺跡の発掘現場にヒントを得たという、エネルギーを感じる空間設計が斬新な新しいタイプの美術館です。

発掘現場をイメージして地面を掘り込んだ溝の上に、白い建造物をずらして覆い被せた構造が特長。日差しの当たり具合によってコントラストの変化を楽しめます。

遠くからみると平面に立つ2階建ての建物に見えますが、中は凹凸のある展示スペースを有するユニークで立体感をもった建築物。中央広場を中心とした街並みを意識したレイアウトになっています。

3.「ビジュアルイメージ」の魅力

ビジュアルイメージを担当したのは、グラフィックデザイナーの菊地敦己(あつき)氏。ネオン管でつくられた青森の「木」と「A」をモチーフにしたシンボルマークが印象的で、日が暮れると青とも緑ともつかない柔らかな光を放ちます。

「木が集まって森になる」という成長をイメージしたシンボルマークは、まるで森に包み込まれるような落ち着きのあるデザイン。ネオンサインの青い木が集まって青森!? とダジャレも思い浮かんで癒されますね。

出典:OrangeMoon / PIXTA(ピクスタ)

ロゴマーク等に使用されているのは、水平・垂直・斜め45度の直線だけでデザインしたオリジナルフォント。建物に調和し、スタイリッシュさを際立たせています。

4.「展示空間」の魅力

青森県立美術館は特徴的な建物構造によって、展示空間も魅力的になっています。

◆アレコホール

青森県立美術館の中心は、21m四方の吹き抜け空間になった「アレコホール」。ここには、バレエ『アレコ」の背景画であるマルク・シャガールの作品が展示されていて、コンサートやダンスなどの公演が催されることもあります。

【耳より情報】
フィラデルフィア美術館が所蔵している第3幕『ある夏の午後の麦畑』を借り受け、2021年3月までの予定で特別展示しています。全4作品が揃っているこのチャンスをお見逃しなく!

◆棟方志功展示室

青森県を代表する版画家・棟方志功(むなかたしこう)の作品コレクションが常設展示されている「棟方志功展示室」は、明るい壁が棟方志功独特の色使いを強調。作品の良さをより引き出しています。

棟方志功記念館と連携し、年4回ほど作品を入れ替えて展示紹介しているのも特徴です。

◆創作ヤード

外の展示場である「創作ヤード」は、トレンチの展示スペース。人間の芸術史の源流である壁画文化を感じさせてくれます。また、そびえ立つ壁が作る影は、見るたびに作品の雰囲気に変化をもたらす小道具としても重要な役割を担っています。

5.「アート作品」の魅力

青森県立美術館は170点を超える奈良美智氏の作品をはじめ、多数のアート作品を所蔵しています。なかでも象徴的な作品を2点ご紹介しておきましょう。

◆シンボル的存在の『あおもり犬』

『あおもり犬』は、青森県出身の現代彫刻家、奈良美智(なら よしとも)氏による作品です。高さ約8.5mと巨大ながら、柔らかな表情の犬が可愛くお座りする人気スポット。美術館西側の壁に囲まれた屋外空間にあるので、その大きさが見る人に一層印象づけられます。

出典:Yu Morita

あおもり犬と花もステキですが、雪降る中のあおもり犬もレアですよ!

◆八角堂

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『八角堂』も、奈良美智氏による大きな作品。八角堂と名付けられた八角形の空間の中に、高さ約6mのブロンズ像『森の子』が据えられています。

6. 企画展・イベントの魅力

青森県立美術館では、企画展などイベントも楽しみ。

特に注目を浴びたのは、2015年8月1日~9月13日に開催した『化け物展』で屋外に展示された岡本光博氏の作品『UFO(unidentified fallling object)未確認墜落物』。未確認飛行物体?かと思いきや、焼きそばUFOが墜落!ネットでも話題になりました。

暮らしをよりよくすることに着目したフィンランドの建築デザイナー『アルヴァ・アアルト_もうひとつの自然』、子供たちの学びの場・遊びの場としての建築と空間を紹介する『子どものための建築と空間展』など、次々と魅力的な企画展を開催。行く前に公式サイトをチェックしておきましょう。

7. カフェ「4匹の猫」

美術館の展示を一通り見終わったら、休憩やランチにカフェ「4匹の猫」へ行ってみませんか?店内は白い柱と天井、大きな窓に囲まれたメルヘンチックな雰囲気。青森市浪岡出身の画家・山内文夫氏による絵本のようなメニューも必見です。

茄子と白い茸のトマトソースパスタ、青森産りんごとクリームチーズのタルトなど、地元食材を使った軽食やスイーツがおすすめ。企画展など、展示にあわせたメニューも創作しています。きっと、グルメも印象深い思い出の1つになるでしょう。

8. ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは、オリジナルグッズやかわいいアクセサリーを販売。若手作家による作品が多く、おしゃれなイアリングやポーチなど魅力的な商品が並んでいてお土産にもおすすめ。美術関連書籍や図録なども揃っています。

9. アクセス

◆バス:新青森駅

新青森駅の東口バス停から「あおもりシャトルdeルートバス(ねぶたん号)」に乗車。「県立美術館前」で下車すぐ。所要時間は約10分です。

◆バス:青森駅

青森駅の6番バス停から青森市営バス「三内丸山遺跡」行きに乗り、「県立美術館前」で下車します。所要時間は約20分。

◆車:駐車場

車での所要時間は、青森空港から約15分、新青森駅から約10分、青森駅からは20分ほどが目安。駐車場は「県立美術館前」バス停の少し東にあります。

◎ 最後に:三内丸山遺跡と一緒に観光しよう!

青森県立美術館は建物や空間など、アートだけではない他の美術館とは一味違う魅力を楽しめる施設です。青森県へ旅行の予定がある方は、三内丸山遺跡にあわせて青森県立美術館も観光コースに入れてみませんか?

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