竜飛崎の定番&穴場観光スポット。青森県津軽半島の最北端をドライブしよう!

画像出典:WednesdayMorning / PIXTA(ピクスタ)

竜飛崎の定番&穴場観光スポット。青森県津軽半島の最北端をドライブしよう!

青森県の美しい海岸線の中でも秀逸の津軽半島、その先端に位置する竜飛崎をレンタカーで観光してみませんか?津軽半島の海の美しさを満喫しながら、国道339号線をドライブしましょう。なかでも龍泊ラインのドライブは爽快!津軽海峡冬景色の中心、竜飛崎の見どころをくまなく観光し、青函トンネル記念館で雪の国津軽の歴史を偲んでください。魅力いっぱいの竜飛崎を訪れてみたくなる情報と、徒歩や車を使い分けた回り方や観光のコツもあわせてご紹介します。

目次

竜飛崎の定番&穴場観光スポット。青森県津軽半島の最北端をドライブしよう!

目次を閉じる

1.竜飛崎ってどこ?

出典: 44kawa / PIXTA(ピクスタ)

青森県西側の最も北、津軽半島先端に位置する「竜飛崎(たっぴざき)」には、国道339号線をドライブしながら行くのがおすすめです。レンタカーなら、東北新幹線の新青森駅から1時間半もかかりません。

出典: 44kawa / PIXTA(ピクスタ)

国道339号線は、JR津軽線の終点駅である三厩駅(みんまやえき)辺りから、海岸線に沿って竜飛崎まで続いています。さらに竜飛崎から、後述する「階段国道」を挟んで山側に通る国道339号線は、通称「龍泊ライン」と呼ばれる人気のルートを経由して日本海沿岸を弘前まで繋がっています。

2.龍飛埼灯台・竜飛崎展望台

出典: A.kiyoshi / PIXTA(ピクスタ)

「龍飛埼灯台」があるのは、国道339号線の山側線の最北。「食事処たっぴ」から数分走った先に、龍飛埼灯台・展望台の駐車場があります。

上の画像に写っているのは、津軽海峡冬景色歌謡碑前の駐車場。ここに車を停めたたまま、灯台や階段国道など周辺を歩いて観光することもできます。

出典: Mt223N / PIXTA(ピクスタ)

『日本の灯台50選』に選ばれている龍飛埼灯台は、大型フレネルレンズが備えられた白亜のこぢんまりした灯台。灯台からもう少し先に、竜飛崎の展望台があります。ここからは津軽の海が広く見渡せ、晴れた日には津軽海峡の向こうに北海道まで見えますよ!吉田松陰や太宰治も眺めたといわれる絶景をゆっくり堪能してください。

3.階段国道(国道339号)

出典: commons.wikimedia.org

国道339号線は、竜飛崎へ向かって海岸に沿った線と山側を通る線の2本が並行しています。海岸線は先端の帯島まで通じていますが、山側の線は津軽海峡冬景色歌謡碑の先が北端。そこから海岸線の国道までは標高差のある急な崖になっているため、車が走れるような道を造ることができませんでした。

出典: 安ちゃん / PIXTA(ピクスタ)

そのような理由から竜飛崎には、国道で唯一、車が通行できない国道が存在しており、「階段国道」と呼ばれています。階段国道の上部入口へは、龍飛埼灯台駐車場や津軽海峡冬景色歌謡碑駐車場から歩いていくことができます。

階段国道339号は、つづら折りになった362段の階段です。車の場合は、海岸線の国道まで下りてしまわずに途中で戻りましょう。

出典: ja.wikipedia.org

階段国道の下側入口は、海岸線沿いの339号線沿いにあります。ここへ車で行くには、三厩木落の分岐地点まで迂回しなければなりません。

海岸線の道路に突き当たったら左折して、海岸沿いの国道339号線を北上します。龍飛岬観光案内所「龍飛館」が途中にあり、もう少し走ると右手に竜飛今別漁業協同組合が見えます。その道路を挟んだ左手が、階段国道の下部入口です。

4.碑の丘

出典: とっちい / PIXTA(ピクスタ)

龍飛埼灯台の南側、龍見橋を渡った先に「碑の丘」があります。碑の丘は歩道や芝生がきれいに整備され、東屋やベンチも設置された見晴らしの良い場所。灯台から歩いてすぐなので寄ってみましょう。

名前のとおり、ここには竜飛崎を訪れた文人などの文学碑などが建ち並んでいます。独特のモチーフを飾った吉田松陰の碑、作品を彫り込んだ大町桂月文学碑、素朴な川上三太郎句碑、佐藤佐太郎歌碑などが点在する散策スポットで、休憩場所としてもおすすめです。

5.津軽海峡冬景色歌謡碑

出典: marinoskun / PIXTA(ピクスタ)

「津軽海峡冬景色歌謡碑」は、石川さゆり氏の楽曲『津軽海峡冬景色』で龍飛岬が全国に広く知れ渡るようになったことを記念して建てられた碑です。龍飛埼灯台から歩いても行けますが、津軽海峡冬景色歌謡碑の前にも駐車場があります。

歌の歌詞が刻まれた碑の前にあるボタンを押すと、歌が流れるので押してみましょう。

6.青函トンネル記念館

非常に過酷な条件の中で完成した「青函トンネル」は、津軽海峡の海の底を北海道と繋ぐ海底トンネルです。1961年(昭和36年)着工、建設開始から約24年後の1985年に本坑全貫通、1988年(昭和63年)に開業しました。

「青函トンネル記念館」は青函トンネルの構築を記念し、青函トンネルの構想から完成までを、展示ホールやギャラリーでわかりやすく展示。2Fのトンネルシアターでは音と映像を織り交ぜて紹介しています。

そして、青函トンネル記念館でぜひ体験してほしいのは、竜飛斜坑線で地下坑道へ行く約40分のツアー。「青函トンネル竜飛斜坑線もぐら号」に乗って、斜度14度の斜坑を竜飛海底駅だった定点へ向かいます。坑道には、掘削作業で実際に使用された機械などが展示されているほか、スタッフの説明を聞きながら坑道を歩くこともできます。

津軽海峡冬景色歌謡碑から青函トンネル記念館へのアクセスは、車なら数分、歩いても15分ほどです。竜飛崎展望台に寄って行っても良いでしょう。

7.龍飛岬観光案内所「龍飛館」

出典: koichi / PIXTA(ピクスタ)

龍飛岬観光案内所「龍飛館」は、太宰治が小説『津軽』を執筆したといわれる「奥谷旅館」を改修した観光施設です。

館内では太宰治や版画家の棟方志功が宿泊した部屋を見られるほか、写真や絵画、ゆかりの品などの展示も無料で見学できます。太宰治がN君やM君などと旅行した様子をうかがい知れば、きっと『津軽』を読んでみたくなりますよ。

8.太宰治文学碑

龍飛館前の道路を渡った右手には、小説『津軽』の一文が刻まれた「太宰治文学碑」があるので寄ってみましょう。龍飛館のついでに寄れる観光スポットで、東屋も併設されています。

9.龍泊ライン

出典: 一人旅人 / PIXTA(ピクスタ)

国道339号線の竜飛崎から小泊までの約20km区間は「龍泊(たつどまり)ライン」と呼ばれています。龍泊ラインは、日本海や十三湖・岩木山を望む絶景ロード。日本海沿いの海岸の景色と豪快な山岳ワインディングが繰り返し出てくるので、変化にとんだ景色を眺めながらドライブが楽しめる人気のあるコースです。

眺観台(ちょうかんだい)展望台からは360度のパノラマを一望。西側の展望が開けているので、素晴らしい夕陽も眺められます。

10.竜飛崎アジサイロード

龍泊ラインの途中からJR津軽線の三厩駅へ抜ける県道281号線は、「アジサイロード」と呼ばれています。おすすめの時季は、道路脇のアジサイが咲く7月から8月頃。この季節に竜飛を訪れるなら、本州最北限のアジサイに彩られたアジサイロードをぜひ走ってみてください。

◎ 最後に:竜飛崎へのアクセスと寄り道したい観光スポット

出典: ja.wikipedia.org

竜飛崎は、東北新幹線「新青森」駅、及び、JR津軽線の「奥津軽いまべつ」駅からレンタカーを利用すると、余すことなくラクに観光できるでしょう。レンタカーが無理なら、地域のコミュニティーバスでも龍飛崎灯台へ行くことができます。新青森駅もしくは奥津軽いまべつ駅から、外ヶ浜町営循環バスに乗ってください。

竜飛崎のドライブ途中では、源義経北行伝説のある「義経寺(ぎけいじ)」にもちょっと寄り道。4月下旬から6月下旬頃は、イルカの群れに高確率で遭遇できる「むつ湾フェリー」も要チェック!むつ湾フェリーは外ヶ浜の蟹田港から脇野沢を結んでいるので、下北半島へ渡るのに最適です。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

津軽半島でおすすめの記事

津軽半島のアクセスランキング