札幌の自然とふれあえる場所「白旗山」の見どころをご紹介します

白旗山を知っていますか？札幌市の清田区にある標高321.5メートルの山です。地元の方は白旗山と聞けばスポーツを連想されますが、実は白旗山の楽しみはそれだけではありません。今回は白旗山の楽しみ方をご紹介します。札幌滞在中に少し足を伸ばして、白旗山を楽しんでみませんか？

1. 札幌ふれあいの森

札幌ふれあいの森は、白旗山の麓にひろがる森林公園です。120ヘクタールという広大な敷地内には、バーベキュー広場や木工館、陶芸センターなどが備えられていて、四季折々のアクティビティを楽しめます。野生の動植物がたくさん生息しているので、夏休みの自由研究に利用するのもおすすめですよ。

園内の4つの遊歩道があり、中にはクイズを解きながら進めるコースも用意されています。森の中を歩きながら森の環境について学ぶもよし、大自然の中でワイワイバーベキューを楽しむもよし。ベビーカーや車椅子でもアクセスできるよう、随所にスロープが設けられているのもうれしいポイントです。

2. 白旗山競技場

国際スキー連盟の公認スキー競技場として1990年に誕生した白旗山競技場。夏場は天然芝でサッカーとローラースキーを、冬場はクロスカントリースキーを楽しめるほか、様々な世界大会も開催される本格的な競技場です。不定期ではありますが、スキーやスケート教室も開催されています。

本格的なカントリースキーコースは全長25Kmにも及ぶ過酷なものですが、こちらは初心者向けの「歩くスキーコース」があるので安心。スキー板とストックを持参して、フカフカの新雪の上を歩いてみませんか？運が良ければウサギの足跡を見つけられることも！雪国ならではのアクティビティをぜひこの機会に。

3. 清田区スポーツフェスタ

清田区スポーツフェスタは、毎年10月の体育の日に白旗山で開催されます。清田区内の町内連合会や各団体が実行委員となり3000名以上の参加者が集うこのイベント。ハイキングをはじめスポーツや屋外ゲームなど、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめるプログラムが勢ぞろいしています。

少年野球教室は、元プロ野球選手が直接バッティングやピッチングの指導にあたってくれることもあり大人気。ゲームセンターでもお馴染みの「ストラックアウト」や「キックターゲット」のコーナーも登場し、大人も子供も大きな歓声をあげて盛りあがります。

同時に開催される「きのこ展」では、美味しいきのこ汁が振る舞われるほか、軽食コーナーも用意されみんなピクニック気分で食事を楽しむのだとか。もちろん参加費は無料。清田区役所前発着の無料のシャトルバスも運行しておりアクセスも便利です。

4. 登山コース

白旗山には複数の登山コースがあります。標高が321.5mと低いため、初心者でも気楽に楽しめるのがポイント。中でも、札幌ふれあいの森から出ているコースと有明登山口からのコースが一般的です。どちらのコースも所要時間は60分ほどで、登山道が広く歩きやすいコースになっています。

それでは物足り無いという方は、有明の滝や有明小滝に立ち寄ってみるのがおすすめ。登山というよりかはハイキングに近いかもしれませんが、季節の風を感じながら歩くには最適ですよ。安全とはいえ山ですので、途中の分岐点などではしっかり地図を確認し安全な登山を心がけましょう。

5. 周辺の観光スポット

◆ 平岡樹芸センター

平岡樹芸センターは、「みどりーむ」の愛称で親しまれている植物公園です。およそ2.9ヘクタールの広大な園内には、カエデやサクラ、ツツジ、マツなど様々な種類の木々が植えられていて、見頃を迎える季節にはそれぞれ名所としてたくさんの観光客を魅了しています。

日本庭園に西洋庭園、紅葉じ並木、八重桜のトンネルと、入園無料にも関わらず見どころ満載！特に秋の紅葉に彩られた庭園は息をのむほどの美しく、インスタ映えする観光スポットとしても注目を浴びています。秋に札幌を訪れる方は、ぜひ平岡樹芸センターまで足を延ばしてみましょう。

◆ お花のレッスン

ただ眺めるだけじゃなく、いろいろな体験ができるのも旅の醍醐味。「Flowerわたぼうし」では、ドライフラワーを使用したリースや壁飾り作り、寄せ植え、ガーデニング講座などを体験することができます。レッスン時間は約2時間。観光で訪れる方には、長く楽しめるドライフラワーのレッスンがおすすめです。

◆ 平岡公園

札幌では、毎年ゴールデンウイークを過ぎたあたりの5月中旬頃に梅の花が見頃を迎えます。桜の開花から少し遅れて梅の花が咲くなんてちょっぴり驚きですが、5月でもまだまだ肌寒い日もある札幌ならでは。この時期に札幌を訪れる方は、ぜひ札幌屈指の梅の名所「平岡公園」に足を運んでみてください。

平岡公園は、毎年「ひらおか梅まつり」が開催されることでも知られる人気スポット。梅林一帯が濃淡のピンク色で染まる様子はとても美しく、あたり一面に広がる梅の香りに思わず癒されるでしょう。梅まつり期間中にのみ販売される名物の梅ソフトクリームもお忘れなく。

◎ 最後に：白旗山のアクセス

公共交通機関でアクセスする場合は、地下鉄東豊線の終点「福住駅」からバスを利用しましょう。北海道中央バスの「有明線（福87）」に乗車し、「白旗山競技場入口」や「ふれあいの森」バス停で下車する方法がいちばん簡単です。白旗山を囲むように周辺には「アンデルセン福祉村1丁目」や「清田九条三丁目」など多くのバス停が点在しているので、目的地に合わせて選ぶといいですよ。

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