奈良の代表的な観光スポットの一つでもある若草山は、標高約342mのなだらかな小さな山。奈良公園の東側にあり、若草山全体に芝が生い茂っているので、シカがたくさんいます。若草山には40分ほどで登れ、ハイキングもコースがたくさんあるので観光にもおすすめ。奈良の自然と眺望を楽しみながら、シカとも触れ合えますよ。ここでは魅力的な観光地、若草山の見どころとシカに会える場所についてご紹介します。
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鹿に会える場所はここ!奈良のシンボル若草山で見逃せない観光名所
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1. 鹿の多い場所について
若草山は実は奈良公園とつながっているので、シカは奈良公園と若草山を行ったり来たりしています。中には一日で何回も往復するような健脚なシカもいるとか。若草山の麓や頂上付近、中腹にもシカがいますが群れで移動することが多いため、あまりいないこともあります。
頂上でシカと一緒に写真を撮ると背景の絶景も写るのでおすすめ。広大なグリーンとシカとの写真は絵になる一枚です。もちろん麓にもたくさんいるので、そこで一緒に記念写真もいいですね。シカの写真を撮る時は、追いかけたり無理に近づいたりしないように注意してください。
2. ハイキングコース
若草山を訪れる目的の1つにハイキングがあります。若草山には、ハイキングの入り口が2つあり、東大寺からの北ゲート、春日大社から近い南ゲートになります。どちらも途中で合流しますが、行きと帰りと違うゲートを選ぶのもおすすめ。入山するには、大人(中学生以上)150円、子ども(3歳以上)80円の料金がかかります。
北ゲートから入るとまず350段の階段を登りますが、登り切ったところに一重目展望台があり、そこからの景色は疲れた身体を忘れてしまうほど。もちろんここで下山してもいいですし、ここから登って二重目、三重目の景色を堪能するのもいいですね。頂上には前方後円墳の形の古墳があり、奈良の歴史の深さを感じられるでしょう。
3. 山頂展望台
若草山は3つの笠が重なったような形をしていて、その3つの笠の頂上に3重目展望台があります。頂上からは視界が広がり、ここからの景色は遠く京都まで見えることも。そして、全長103mほどの鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)があり、昭和11年に史跡認定もされました。山の上にある古墳は珍しく、一見の価値あり。
また山頂展望台は車でも来ることができ、山頂駐車場から4,5分歩くと、頂上に到着します。登山ハイキングは芝の養生のため、登山期間が決まっているので、歩いて頂上を目指したいかたは、事前に調べてみてくださいね。
4. 若草山焼き
若草山焼きを見たことがありますか。山が燃える荘厳な様子をぜひ一度見て頂きたいです。元々は、若草山山頂の鶯塚古墳に出る幽霊の魂を鎮めるという祭礼から始まったもの。この山焼きのおかげで、冬に枯れた芝の害虫駆除や肥料にすることができ、観光のイベントにもなっています。
山焼きの間、鹿は保護されているので安心してくださいね。この山焼きの様子は奈良市、大和市、天理市とかなりの広範囲から見ることができ圧巻の景色。美しく山が燃える様子は、奈良の風物詩になっていて、冬に終わりを告げる行事になっています。花火も上がる一大イベントなので、ぜひ時期を合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
5. 若草山の夜景、ドライブウェイでの行き方
奈良は盆地なので、若草山から美しい夜景を見ることができます。その美しさは新日本三大夜景に選ばれるほど。山頂まで車で行くときは新若草ドライブウェイ(有料普通車520円、2019年4月現在)を利用します。山頂駐車場は無料で、展望台までは300mほどで到着。山頂まではフラットな遊歩道になっているので、車椅子の方やベビーカーでも楽に山頂まで行けますよ。
またフットライトの灯りで雰囲気も良く、夜景を見る気分を盛り上げてくれます。もし、不安な方は懐中電灯などをお持ちください。駐車場には自販機やお手洗いがあります。新若草ドライブウェイは8:00から23:00(冬季は22:00)なので、帰りの時間には気をつけてくださいね。
◎アクセス方法
若草山へはJR奈良駅、近鉄奈良駅からバスの利用になります。奈良交通の「春日大社本殿行」に乗り、終点で下車してください。そこから山麓まで歩いて5分ほどになります。奈良交通「市内循環外回り」を利用する場合は「東大寺大仏殿・春日大社前」で下車になります。ここから山麓までは歩いて10分ほど。また、奈良には「ぐるっとバス」という観光名所を回る便利なバスがあるのでおすすめ。ぐるっとバスの「奈良公園ルート」を利用すると南ゲートまで行くことができます。観光のルートや時間に合わせて選んでみてくださいね。
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