札幌市円山動物園の観光ガイド｜かわいいホッキョクグマに会える！

札幌市中央区にある札幌市円山動物園は1951年の開園以来、札幌市民のみならず全国から訪れる観光客に愛され続けています。2000年以降はホッキョクグマの自然繁殖に6度も成功しており、かわいらしい赤ちゃんホッキョクグマを見られる動物園としても有名。2019年春にはゾウ舎がオープンし、ますます賑わいを見せています。ここでは、そんな札幌市円山動物園の見どころを厳選してご紹介。観光に訪れる予定の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 円山動物園の楽しいイベント

円山動物園で毎日開催されている「みんなのドキドキ体験」は、普段あまり見ることができない動物の自然の姿や動物園の裏側を見学できる人気のイベント。動物専門員や飼育員による解説を聞きながら動物の食事風景を眺めたり鷹匠体験をしたりと、大人も子供も楽しめる企画が目白押しです。

「猛禽類のフリーフライト」で不定期に行われる鷹匠体験は、中学生以上が対象。フクロウやトビが大きな翼を広げて飛ぶ迫力満点を様子を間近で観察できます。自分の腕にトビが飛んでくるというドキドキ体験をぜひこの機会に！

子供に人気の「冷蔵庫ツアー」は、その名の通り動物の餌を保管する冷蔵庫や冷凍庫を見学するツアー。動物たちが日頃どんなものを食べているのかを詳しい解説を添えて案内してくれるので、小さなお子様でも楽しめます。ツアーは小学生以上が対象で先着10名。動物園センターで整理券を入手しておきましょう。

ちなみに、これらのイベントは毎日実施されているわけではなく、動物の体調や天候、その他の都合により急遽中止となる場合があります。お目当てのイベントがある方は、事前に公式ホームページをチェックしておくと良いですよ。

2.「夜の動物園」を体験しよう

真夏の夜に円山動物園で行われる人気イベント「夜の動物園」。普段は16時台に閉園してしまう円山動物園ですが、イベント開催期間中は18時頃から様々な催し物が行われたくさんの家族連れで賑わいます。日中の円山動物園では見られない、夜行性動物の行動をじっくり観察してみましょう。

まずは動物専門員によるトークライブへ。ここでは、「夜の動物園」の見どころや夜行性動物の観察ポイントをスクリーンを使って詳しく解説してもらえます。事前に知識を得て見学すれば、より一層動物観察を楽しめること間違いなし。夜バージョンの「ドキドキ体験」やコンサートも要チェックです。

3. 新たにオープンした「ゾウ舎」

円山動物園に4頭のアジアゾウがやってきたのは2018年11月のこと。2007年に花子が亡くなって以来、およそ11年ぶりにゾウの飼育が再開しました。翌年の春に一般公開が始まったゾウ舎には、屋外放飼場と屋内放飼場、プール、トレーニングゾーンなどゾウ達が快適に暮らせるよう様々な工夫が凝らされています。

砂浴びが好きなゾウのために床には砂を撒き、いつでも水浴びできるように屋外と屋内の両方にプールを設置。屋内のプールは側面がガラス張りになっており、ゾウの泳ぐ様子を真横から観察することができるようステージが設けられています。展示パネルや解説を見ながらゾウの生態について学べるのもポイントです。

4. いちばん人気がある「ホッキョクグマ館」

円山動物園にとってホッキョクグマはアイコン的な存在です。2015年にホッキョクグマの赤ちゃん「リラ」が一般公開された際には、来園者が絶えることなく訪れ大盛況となりました。そんな円山動物園は、世界的にも難しいと言われているホッキョクグマの自然繁殖に成功した数少ない動物園でもあるんですよ。

現在、円山動物園の「ホッキョクグマ館」で飼育されているのはララ、リラ、キャンディ、デナリの4頭。大きな水しぶきを上げながらプールにダイブしたり、隣の水槽で泳ぐゴマフアザラシを仕留めようとするなど、野性味あふれる迫力満点の姿を見せてくれています。

5.「動物舎」にはかわいい動物がいっぱい！

円山動物園には、非公開施設も含め25つの「動物舎」があります。中でも2015年にオープンしたアフリカゾーンが大人気。キリンと同じ目線で観察できるようテラスが設置された「キリン館」や、カバの潜水を見られる「カバの屋外プール」、プライド・ロックが備えられた「ライオン館」の野外展示場など見どころがいっぱいです。

6. お土産に人気のグッズを紹介

北海道物産展やお土産などで一度は目にしたことがある！という方もいらっしゃるかもしれません。円山動物園の定番土産として人気のこのホッキョクグマは、2005年に円山動物園で生まれ2年間を過ごした「ピリカ」がモデルとなっています（※ピリカは現在、帯広市の「おびひろ動物園」で元気に暮らしています）。

雑貨から食べ物まで幅広くそろっていて、どんな方へのお土産にも使えるこのホッキョクグマグッズ。某テレビ番組で紹介され全国的に有名となった「札幌円山動物園ラーメン」は、ぜひ手に入れておきましょう。見た目の可愛さだけでなく、味もおいしいです。

円山動物園の観光記念に何か購入したい方には、マグカップやタオル、Tシャツなどがおすすめ。シンプルながらも愛くるしいデザインで、老若男女問わずプレゼントできるのが魅力です。ちなみに、ホッキョクグマグッズの売り上げの一部は、ホッキョクグマの餌代として利用されているそうですよ。

7. 札幌市円山動物園のアクセス方法

【電車／バス／徒歩でアクセス】
▶ 地下鉄東西線「円山公園」駅から徒歩
市営地下鉄「さっぽろ」駅から南北線または東豊線に乗り「大通」駅で下車。東西線に乗り換え「円山公園」駅まで行きます。駅から動物園までは徒歩15分。

▶ 地下鉄東西線「円山公園」駅からバス
「円山公園」駅バスターミナル4番線から循環シャトルバス「くらまる号」またはJR北海道バス「動物園線（円15）」に乗り「動物園前」駅で下車。そこから徒歩で約7分。

◎ 最後に：円山動物園内のカフェと食堂

円山動物園内には、カフェや食堂が計5ヶ所あります。「ZOO CAFE（ズーカフェ）」では、ホッキョクグマのピリカをモチーフにしたメニューが大人気。ピリカの顔を描いたパンケーキやピリカのクッキーが添えられたパフェなど、見ても食べても思わず笑顔になるようなラインナップとなっています。

ガッツリお腹を満たしたい時は「ネイチャーカフェ・アース」を訪れてみましょう。ホットドッグやフライドチキン、ハンバーグカレー、お子様ランチのほか、揚げパンやチュロスまで幅広く揃っています。北海道ならではのメニューが食べられる「SKY（スカイ）」も要チェックです。

札幌市円山動物園の観光ガイド｜かわいいホッキョクグマに会える！