古都奈良の文化財「唐招提寺」鑑真が建立した寺院の見どころ5選

画像出典:LEOSHOU / PIXTA(ピクスタ)

奈良市にある唐招提寺(とうしょうだいじ)は、759年に鑑真が建立した寺院です。金堂や御影堂、千手観音などが有名で、毎年大勢の観光客が訪れる観光名所。世界遺産「古都奈良の文化財」の一つとしても知られ、貴重な文化財の数々は必見です。拝観料は大人600円(2019年4月現在)で、拝観時間は8:30~17:00(受付は16:30まで)。アクセスは近鉄奈良駅から近鉄奈良線に乗り、大和西大寺駅で橿原線に乗り換えます。西ノ京駅を下車し、徒歩約8分。奈良駅からも近いので、観光もしやすいですよ。今回は、そんな唐招提寺の見どころをご紹介します。

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古都奈良の文化財「唐招提寺」鑑真が建立した寺院の見どころ5選:目次

1. 金堂

出典: kazukiatuko / PIXTA(ピクスタ)

金堂は、南大門をくぐった正面にあり、奈良時代、8世紀後半の創建時のままの建築物です。金堂は寄棟造(よせむねづくり)で、正面間口七間、奥行き四間の前面一間通りが吹き放ち、軒を支える組み物は三手先(みてさき)と呼ばれる形式となっています。金堂内部は連子窓から光が入り、中央に本尊・盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)、右に薬師如来立像(やくしにょらいりゅうぞう)、左に千手観音立像(せんじゅかんのんりゅうぞう)が並びます。

これらは国宝になっており、盧舎那仏坐像は奈良時代の8世紀のもの。高さは3m以上あり、光背の高さは約5mで、脱活乾漆造という特徴があります。また、背後の光背の化仏の数は864体です。薬師如来立像は、平安時代9世紀のもので高さは約3.3m。昭和47年の修理の際に左手掌から3枚の古銭が見つかり、それにより平安初期の完成であることがわかりました。千手観音立像は、奈良時代8世紀のもので、高さ約5.3m、大脇手42本、小脇手911本、合わせて953本の腕があります。金堂にはほかにも、四天王立像(してんのうりゅうぞう)、持国天立像(じこくてんりゅうぞう)などが安置されています。

2. 講堂

出典: Yama / PIXTA(ピクスタ)

講堂は、平城宮の東朝集殿(ひがしちょうしゅうでん)を移築・改造したものです。入母屋造で外観が作られており、天平時代、平城宮の面影をとどめる唯一の建築物。講堂の内部は、本尊・弥勒如来坐像(みろくにょらいざぞう)と、持国天立像(じこくてんりゅうぞう)、増長天立像(ぞうちょうてんりゅうぞう)などが安置されています。

これらは重要文化財で、弥勒如来坐像は鎌倉時代に寄木造という技法で造られました。持国天立像は、奈良時代8世紀のもので、衣紋が細かく彫刻されています。増長天立像は、奈良時代8世紀のもので、鑑真が来日する際、同行した唐の人物によってつくられたといわれています。

3. 鼓楼

出典: ましゃいこ / PIXTA(ピクスタ)

鼓楼(ころう)は、鎌倉時代の仁治元年(1240)に造られた2階建ての建築物です。舎利殿(しゃりでん)とも呼ばれているのは、現在は鑑真和上将来の仏舎利を奉安しているため。外観は、上下階とも扉と連子窓(れんじまど)があり、縁と高欄が取り付けられています。

鼓楼内部の厨子には、国宝の金亀舎利塔(きんきしゃりとう)が安置されています。金亀舎利塔は、南北朝時代14世紀のもので、高さ92cm。金亀舎利塔は、鑑真が来日する際、海に沈んだ舎利を亀が背にして浮かび上がってきたとの故事にちなんで造られました。

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