南城市の観光スポットおすすめ12選

画像出典:yasushi uesugi / PIXTA(ピクスタ)

南城市の観光スポットおすすめ12選

沖縄本島南部に位置する南城市は、久高島と奥武島、そして島尻郡からなる市です。自然豊かな南城市には、琉球王国を物語るスポットから琉球神話に関する神聖なスポットまで魅力的な場所がたくさんあります。沖縄の文化や自然を堪能できるスポットが多いことから観光客にも大人気。今回は、そんな南城市でおすすめの観光スポットを厳選してご紹介いたします。

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南城市の観光スポットおすすめ12選

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1.火の神を祀る静寂な空間が神秘的な「知念城跡」

知念城(ちねんじょう)は、知念の番所としても使用されてたグスク。東側の古城郭は野面積みの城壁が特徴。西側の新城郭はあいかた積みの2つの門と石垣に囲まれており、正門には火の神ヒヌカンが祀られる小さな祠があります。

東御廻り(あかりうまーい)の拝所にもなっている場所で、近年では県内のみならず全国から参拝に訪れる観光客が多くなっています。さらに奥には「友利御嶽(ともりうたき)」という拝所があります。城内は静寂に包まれ、古城からは南城の美しい海も見え絶景も楽しめる観光スポットです。

2.南部最大を誇る2つの海を一望できる「糸数城跡」

糸数城跡は糸数村落の南側に築かれている古城跡。慶良間列島を見渡すことができる高台の断崖上にあり、壮大な城壁が特徴的な南部で最大のグスクです。

糸数城は14世紀ごろに築かれ、玉城按司の三男・糸数按司の居城だったという説が有力。琉球石灰岩を使用した城壁は野面積みと切石積みの両方の様式が使われ、切石積みの部分は最大で6mほどあります。

その上に立つと東シナ海と太平洋を見下ろすことが可能です。外壁の外側からは美しい曲線になっているのが見どころ。城跡の一部は沖縄戦の戦火で破壊されているが、石垣積みや遺構の大部分が残っており、数多くあるグスクでもとても貴重な場所となっています。

玉城城跡

出典: 美葵 / PIXTA(ピクスタ)

3.女神が築いたと言われる天空の城「玉城城跡」

アマツヅ城とも呼ばれる玉城城は詳細がわかっていない琉球最古のグスク。琉球国土を創った女神アマミキヨが築城し、子孫である天孫が居城していたと伝わります。

沖縄のグスクはほとんどが高台にありますが、この玉城城跡はグスクロードよりさらに上に位置しており、上を見上げない限り見逃してしまう人も多いそうです。まさに、天空の城と言っても良いでしょう。
以前は荒れた急坂で観光には向いていませんでしたが、現在はしっかりと整備されて山道を進んだ先の階段を上って行くことができます。

高い場所が平気な方は階段を上がっている途中、周りを見渡して絶景を楽しむのがオススメ!階段と石段を上がると人ひとりがくぐれすほどの岩のゲートがあり、城跡に到着です。城跡は東岸の海や豊かな緑の絶景を一望できるでしょう。

4.広大な景色と綺麗な湧水が流れる「垣花樋川」

南城市玉城の高台に位置する垣花樋川(かきのはなヒージャー)。昭和60年に「日本の名水百選」にも選ばれた場所です。樋川というのは湧水から引く井泉を指します。垣花の集落の人々が飲料や生活水、農業用水として使っていました。

垣花城跡から石畳の坂道を下ると緑に囲まれた水田が現れ、湧水に近づくと川のせせらぎを感じるでしょう。自然豊かな癒しの場として南城市の隠れた人気スポットです。湧水なので水はとても綺麗。

夏場は子どもが水遊びを楽しめる場所でもあります。また、高台に位置しているので眼下には緑に包まれた玉城の町並みとコバルトブルーの海を一望することも。垣花樋川までの道中は木々が生い茂る場所や岩場もあるので、訪れる際はスニーカーなど歩きやすい靴を行きましょう。

5.設備万全!あざまサンサンビーチで海水浴を楽しもう

あざまサンサンビーチは、平成12年4月にオープンした知念にある人口ビーチ。久高島へ渡るフェリーが発着する安座真(あざま)港と隣接しており、人口ビーチでありながら砂は白く、海の透明度も高くて綺麗な海域です。遊泳可能なエリアも広範囲で監視員もいるのでのびのびと安全に海水浴を楽しむことができます。

クラゲ防止ネットも設置されているので、子どもも安全に遊ぶことができます。設備もしっかりと整備されており売店やシャワー、ロッカーを完備。さらにバリアフリー対応のトイレもあるので、車椅子の方も快適にビーチへ訪れることができます。

また、遊泳エリアではカヤックツアーのアクティビティを体験することができ、遊泳禁止エリアではバナナボートやマリンジェットなどのマリンスポーツをすることが可能です。他にも施設内には芝生のエリアがあり、そこでバーベキューをするのも楽しいですよ。

6.「新原ビーチ」でグラスボードを楽しもう

本島南部でも屈指の透明度を誇り、白い砂浜も美しいと評される新原(みばーる)ビーチ。砂浜は約500mあまり続き、開放感を感じ、岩場を境に百名ビーチへと続いています。トイレやシャワー、ロッカーが完備され、監視員もいるので安心して海水浴を楽しめるでしょう。

また遠浅の海なのでシュノーケリングを楽しむのにも最適なスポットです。濡れずに海中を覗きたいのであれば、グラスボードもオススメ!ガラス張りになった船底からは、カクレクマノミや、鮮やかな青が特徴的なルリススメダイ、ハマフエフエキなどの沖縄独特の環境で生息する魚を見ることができます。

また、バナナボートやマリンジェットなどのマリンスポーツや、砂浜でバーベキューもオススメ!事前予約しておけばバーベキュー器材や食材を準備してくれるので、手ぶらでもバーベキューパーティを楽しむこともできます。

7.本島からのドライブコースにも最適な「奥武島」

本島と150mほどの橋で繋がっている奥武島(おうじま)。那覇空港からは車で約40分と観光にも良い立地の離島です。市街地からも手軽に行ける離島であることから、ドライブコースとしても定番。

奥武島といえば沖縄天ぷらで有名で、中には平日にも関わらず行列をつくっているお店も多くあります。
また、もずく漁など漁業も盛んで美味しいお魚も頂けますよ。そして、祈り島と呼ばれるほど拝所が多くある島でもあります。

拝所は区によってしっかり管理されており伝統行事も盛んです。県内で特に珍しい拝所が「奥武観音堂」。島の信仰の中心であり、観音像を祀った拝所になります。5年に1度観音堂へ感謝を送る奥武観音堂祭が開かれており、5年ごとの開催なので偶然見れた人はラッキーかも。

8. 太平洋やリーフを見下ろせる絶景スポットの「知念岬公園」

南城市の高台のある知念岬公園。岬の眼下にはリーフや太平洋の海が広がる絶景スポットです。余計な障害がないので太平洋を360度望めます。公園内は綺麗の整備された芝生の散策路、東屋となっている展望台を完備。展望台は海の方角が東であるため、午前中は太陽があり逆光となってしまいます。海面が光りすぎて海が見えにくいので11時から15時ぐらいが絶景のベストタイミングです。

南部の観光ついでやドライブでの休憩に寄ってみると良いかもしれません。岬の先端からは久高島やクマカ島も見えます。また、知念岬は東側なので日の出を見るのに最適な場所。地元や観光客の中には、初日の出をここで迎える人も多いそうです。冬に旅行を考えている方は、日入りを見るのも良い思い出になるかもしれませんね。

9. パワースポット巡りに最適な「久高島」

知念岬より東へ約5kmの海上にある久高島は、「神の島」とも呼ばれる沖縄で神聖な離島のひとつ。なぜ神の島と呼ばれているのかというと、琉球国土を創った女神アマミキヨが天から舞い降り、この場所から国づくりが始まったと伝わっているからです。

本島から久高島へは、安座間港から高速船かフェリーで行くことが可能。定期船も多いので日帰りでの観光もできます。琉球神話を辿るのであれば「イシキ浜」と「カベール岬」がオススメ!

イシキ浜はニライカナイ(理想郷)から神様がやってくるときに船を停泊させる場所と言われています。神聖な場なので遊泳は禁止されていますが、のんびりと浜辺を散歩するのに最適。そして、島の北東にはアマミキヨが舞い降りた地と言われるカベール岬があります。

10.成長を続ける美しい鍾乳石が広がる「玉泉洞」

沖縄の文化を満喫できる「おきなわワールド」内には、年間100万人を超える観光客が訪れる鍾乳洞があります。それが玉泉洞で、全長が約5000m、鍾乳石は100万本以上ともいわれる日本最大級の鍾乳洞。現在は890mほどまで一般公開されています。一度入れば自然の驚異を肌で感じることができるでしょう。

玉泉洞はサンゴを主成分にした琉球石灰岩の洞くつで、鍾乳石は亜熱帯の気候により成長が早いのが特徴。3年に約1mmの速度で現在も成長を続けています。様々な形状をした鍾乳石の姿はとても神秘的ですよ。おきなわワールドでは、沖縄伝統工芸や芸能なども見たり体験できます。

11.古代の広大な自然が広がる「ガンガラーの谷」

ガンガラーの谷は鍾乳洞と森が一体化した自然あふれる場所。那覇空港からは車で南東に進み約30分ほどで到着します。谷にはガイド付きのツアーに参加する必要があり、事前予約が必要です。

鍾乳洞が崩れてできたガンガラーの谷ですが、谷と言ってもアップダウンが激しい道ではないので、女性や子どもも気軽に散策することが可能。

ツアーでは古代から信仰される鍾乳石、古代住民が住んでいた住居跡などを巡ります。ガンガラーの谷の大主・ガジュマルの木は圧倒されるほどの存在感です。

ガンガラーの谷は自然だけではなく、古代の歴史にも触れられるスポット。鍾乳洞の入り口には鍾乳洞をそのまま使ったカフェもあり、コーヒーなどのドリンクやアイスクリームを食べることができます。

12.沖縄で最大のパワースポット「斎場御嶽」

斎場御嶽(せーふぁうたき)は琉球の女神アマミキヨが創った七御嶽の中でも一番の聖地。当時は男子禁制で、琉球国王も女性用の衣装を着用したと伝わります。

入場料金を支払う時に訪れる「緑の館セーファ」は、資料館となっています。斎場御嶽に関する資料が展示されているので、まずは展示物からじっくり楽しみのもオススメ。資料館を出て山道を歩くと階段へと続きます。

そこから坂道となるので足腰が弱い方は注意しましょう。また、足場が悪いところも多いので動きやすい服装と靴が理想です。道中では祭祀の機能を持つ場所や国内各地の食材が集まった場所など、神聖なスポットが続きます。

世界遺産でもある斎場御嶽は、神聖な場所として大切にされているので、むやみに岩に登ったり触ったりせず、マナーを守って散策を楽しみましょう。

◎まとめ

今回は南城市の観光スポットを12か所ご紹介しました。本島南部にはグスクなど歴史を感じるスポットから、拝所といったパワースポットとしても話題な聖地が豊富!本島とは異なった魅力が詰まっている久高島や奥武島へ日帰り観光するのも良いでしょう。

また、綺麗な海で海水浴やマリンスポーツを楽しむのも沖縄旅行ならでは。那覇空港からのアクセスも良い南城市の観光を楽しむなら、今回ご紹介したスポットへぜひ足を運んでみましょう。

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