広島市現代美術館の観光情報|周辺の見どころもご紹介!

広島市現代美術館の観光情報|周辺の見どころもご紹介!

広島市現代美術館は、広島市街を見渡せる小高い比治山に佇む公立として日本で初めての現代美術館。1989年にオープンした広島市現代美術館は2019年に記念すべき30周年を迎え、2023年からはリニューアルオープン。現在もなお広島市民に愛されている美術館です。

本記事では広島市現代美術館の建築設計の意匠からコレクション、アクセスや駐車場までたっぷりと情報をご紹介します。

目次

広島市現代美術館の観光情報|周辺の見どころもご紹介!

広島市現代美術館の観光情報①‐建築と設計

広島市現代美術館は、いかにも美術館らしい独創的な建物です。それもそのはず、設計したのは建築家の黒川紀章氏。2018年FIFAワールドカップの試合会場で使われたサンクトペテルブルク・スタジアムや東京・六本木にある国立新美術館を設計するなど、国内外で活躍する建築家です。その活躍から建築界のノーベル賞とも称されるフランス建築アカデミーのゴールドメダルを受賞しています。(※写真は東京・六本木にある国立新美術館)

広島市現代美術館の観光情報①‐建物の見どころ

広島市現代美術館には、その黒川氏による数々の趣向が凝らされています。例えば、美術館の中央にある円形の広場は、一カ所だけ屋根がケーキのようにカットされているのが分かるでしょうか。このカットされている方向は原爆が投下された方向を示し、また、柱の下の石には被爆石が使われていて、広島の歴史と繋がりのある工夫が施されています。

広島市現代美術館の観光情報②‐美術館のコレクション

広島市現代美術館には1,600点以上の作品が所蔵されています。現代美術に大きく関わった作品や広島に関連した作品、若手作家の作品という、3つのテーマに沿って収集されてきました。太陽の塔の作者 岡本太郎やポップアートの巨匠ロイ・リキテンシュタイン、アンディー・ウォーホルなど数多くの作品がコレクションされています。

これらのコレクションは、企画展とは別に、コレクション展として各回で設けられたテーマに合わせて展示されます。また、広島市現代美術館の建物の周りにも野外彫刻作品が常時展示されています。

なかでも岡本敦生氏の『地球電話』は、作品の中に電話が仕掛けられていて、電話番号も掲載されています。つまりどこからでも電話をかけることができ、いつでも広島市現代美術館の音を聞くことができます。参加型の芸術作品というのも現代アートならではの趣向です。

広島市現代美術館の観光情報③‐ショップのおすすめグッズ

美術館ではミュージアムショップも楽しみのひとつ。特別展に関連するグッズも良いですが、広島市現代美術館にはここでしか買えない人気の限定品があります。それが安部泰輔氏の『ヒジヤマネコ』。

ヒジヤマネコは、広島市現代美術館のある比治山に住む野良猫をモチーフにした古着の布でできたバッヂ。もともとはワークショップでスタッフがぶら下げていたものでしたが、その可愛さで人気に火が付き商品化されました。手作りのため、ヒジヤマネコひとつひとつの柄や表情が違うのも人気の理由です。

広島市現代美術館へのアクセス情報

特別展はその内容によって値段が変わりますが、コレクション展は一般300円、大学生200円、高校生と65歳以上150円で見て回ることができます。(※金額は2019年2月現在のものです)

広島市現代美術館は、広島駅の喧騒から少し離れた比治山公園内にあります。広島駅からはタクシーで10分。路面電車で行くならば5番「広島港」行きに乗り、「比治山下」で下車して徒歩7分。バスで行くならば、市内循環バス「めいぷる〜ぷ」オレンジルートに乗車し、「現代美術館前(まんが図書館)」で降りて徒歩3分です。また、比治山公園内の駐車場が利用できるので車で行くことも出来ます。

◎比治山公園も見どころいっぱい!

比治山公園から眺める広島市街

出典: KEIKO / PIXTA

広島市現代美術館のある比治山公園には、美術館以外にも見どころがあります。たとえば、広島市まんが図書館は漫画の歴史と漫画を楽しめる漫画に特化した図書館。15万冊以上の漫画を所蔵しています。そのほか公園内には桜の木が1,200本植えられているので、春には桜が咲き乱れ秋は紅葉が楽しめるスポットとしても有名です。ぜひ休みの日には、芸術だけでなく、自然も楽しめる観光スポットに足を運んでみてください。(写真は比治山公園から望む広島の街並み)

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