名称:仏ヶ浦
住所:青森県佐井村
公式・関連サイトURL:https://gururin-shimokita.com/kankou/302
本州最北の下北半島(しもきたはんとう)西部に位置する「仏ヶ浦(ほとけがうら)」は、海岸沿いに巨大な奇岩が立ち並ぶ青森県屈指の景勝地。その神秘的な光景から日本の秘境100選にも選ばれ、近年ますます注目度が上がっている観光名所です。ここではそんな仏ヶ浦にスポットを当て、魅力と見どころ、おすすめの観光方法、注意点、アクセスと周辺観光スポット情報などを詳しくご紹介します。本州最北の下北半島や仏ヶ浦の観光を計画している方はぜひ参考にしてください。
目次
仏ヶ浦観光のおすすめはクルージング&上陸。神秘的な巨岩群を海から楽しむ
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1. 仏ヶ浦とは
仏ヶ浦は、青森県の下北半島西海岸に位置する観光名所。現世のものとは思えない巨岩・奇岩の連なりが、全長約2kmにも及んでいます。
火山活動によって堆積された厚い凝灰岩の層が、長い年月の間に風雨や波によって少しずつ浸食され、極楽浄土のような不思議な景観の海岸線になりました。断崖や特徴ある岩には浄土をイメージした名前がつけられていて、仏ヶ浦の荘厳な雰囲気をいっそう際立たせています。
2. 仏ヶ浦の必見スポット
仏ヶ浦の巨岩や奇岩にはそれぞれ特徴があり、付けられた名前と照らし合わせてみるとイメージが膨らみます。さっそく代表的な見どころを、佐井港から近い北から南の順にご紹介しましょう。
◆五百羅漢(ごひゃくらかん)
船着場から200mほど北側にある海蝕崖。五百羅漢へつながる遊歩道はないため、船からその迫力を感じてください。
◆屏風岩(びょうぶいわ)
桟橋に近い崖が、巨大な屏風のごとくそびえています。すぐ下の遊歩道を歩くので、その大きさを体感できます。
◆天龍岩(てんりゅういわ)
天龍岩も海岸べりに大きくそびえ立つ、壁のような巨岩。海側と山側では形が違って見えるため、それぞれの角度から眺める楽しみもあります。
◆双鶏門(そうけいもん)
画像中央部、2羽の鶏が向き合っているように見える岩が双鶏門です。仏ヶ浦中心部の山の高い場所にあるため下から眺めます。
◆如来の首(にょらいのくび)
角度によって仏様の横顔に見えることから「如来の首」と呼ばれています。
◆蓮華岩(れんげいわ)
蓮華岩はひとつではなく、浜にいくつか点在しています。蓮華の花に例え、蓮華岩と名付けられました。
◆一ツ仏(ひとつぼとけ)
天辺が鋭い尖った形の「一ツ仏」。まるで天を貫くような特徴ある姿が印象的です。
3. 仏ヶ浦の観光パターン
仏ヶ浦の観光パターンには大きく分けて、佐井(さい)港や脇野沢(わきのさわ)港などから船に乗って海路で観光する方法のほか、仏ヶ浦展望台から眺望する、仏ヶ浦駐車場から歩いて海岸まで下りてみる、という3つの巡り方があります。
4. 仏ヶ浦へのアクセス
◆鉄道や車で下北半島から行く場合
《JR下北駅・むつバスターミナル → 佐井》
鉄道を利用する場合は、まず、下北半島の終点であるJR下北駅から佐井まで車かバスでアクセスします。
・車 約100分
・バス 約2時間20分
※下北交通の路線バスは佐井が終点で、仏ヶ浦へは行けません。
《佐井→仏ヶ浦》
佐井から仏ヶ浦へは車か船で向かいます。
・車 約40分
・船 約30分
◆青森港や函館から海路で行く場合
青森港からフェリーと観光遊覧船を乗り継いで仏ヶ浦をクルージング観光するプランが好評!青森港発のおすすめ2ルートを後述します。
函館から行く場合は、マグロで有名な大間までフェリーで約90分、大間から佐井までバスで約20分です。
5. 船で海から観光|絶景眺望&上陸散策
仏ヶ浦は海からでないとすべてを見ることができないため、遊覧船に乗って海から全貌を眺めるコースが大人気!船で仏ヶ浦を観光するコースには、大きく3パターンあります。
◆佐井港から観光遊覧船
佐井港からの観光遊覧船なら、片道約30分のクルージングの間に、奇岩や断崖と海とのコントラストを楽しむことができます。仏ヶ浦では、下船して30分ほど自由散策ができる観光タイムがありますよ。知識を深めたい人には、遊覧船のスタッフによる無料ガイドサービスを利用しましょう。
名称:仏ヶ浦海上観光
公式・関連サイトURL:http://hotokegaura.jp/
名称:佐井定期観光株式会社
公式・関連サイトURL:http://www.saiteikikanko.jp/hotokegaura.html
◆青森港~牛滝港~仏ヶ浦「ポーラスター&夢の海中号」
青森港を起点に、フェリーで下北半島を日帰り観光するコースを2つご紹介します。
1つ目は、仏ヶ浦のすぐ南側にある牛滝(うしたき)港発のグラスボート「夢の海中号」による片道約15分のクルージング。青森発着の高速旅客船「ポーラスター」に乗れば、約100分で牛滝港に到着します。牛滝港から仏ヶ浦は近いため、短い時間で雄大な自然の風景を満喫できるのが魅力。仏ヶ浦に上陸観光して、写真をいっぱい撮ってくださいね。
名称:シィライン
公式・関連サイトURL:http://www.sii-line.co.jp/tour/01.html
◆青森港~脇野沢港~仏ヶ浦「ポーラスター&夢の平成号」
青森港を起点としたもう1つの日帰り観光プランは、下北半島南西部の脇野沢港を経由するコース。まずポーラスターで下北半島南西部の脇野沢港まで行き、観光遊覧船「夢の平成号」に乗り継ぎます。出発するとすぐに鯛が泳ぐ姿に似た「鯛島(たいじま)」が見え、更に進むと、下北西海岸の荒く削られた岩肌を間近に眺めることができます。
名称:夢の平成号
公式・関連サイトURL:http://www.city.mutsu.lg.jp/index.cfm/16,6988,32,692,html
6. 仏ヶ浦駐車帯の展望スポットから海岸線を眺望
展望台がある仏ヶ浦駐車帯は、佐井から仏ヶ浦へ向かう途中の国道338号(海峡ライン)沿いの、八柄間山(はちがらまやま)直下にあります。展望遊歩道が整備されていて、海から見るのとはまた一味違った見下ろす絶景を楽しめるので、ぜひ寄って眺めてみてください。
7. 仏ヶ浦駐車場から遊歩道を下りて、仏ヶ浦を散策
仏ヶ浦駐車帯から車で数分南へ走ると、仏ヶ浦駐車場の案内看板が見えてきます。案内に従って右折して少し行くと、結構広い駐車場があり、ここから仏ヶ浦まで下りることができます。
駐車場から海岸まで標高差が100m程あるため道のりは急坂ですが、遊覧船と違って時間制限がなく、好きなだけ仏ヶ浦の観光を堪能することができます。駐車場からの大まかな所要時間は、下りの往路は約15分、復路は上りのため約30分。体力のある方はぜひ行ってみましょう。
公式・関連サイトURL:https://simokita.org/sight/hotoke/
8. 仏ヶ浦散策の注意点
・仏ヶ浦散策をする場合は、スニーカーなど歩きやすい靴を履きましょう。岩場を歩くときは転倒などに十分気をつけてください。
・海岸近くでも水深が深い場所があります。波打ち際には近づかないようにしましょう。
・トイレは桟橋の近くにありますが、売店はありません。水分補給の飲み物は持参しましょう。
◎ 仏ヶ浦のベストシーズン・周辺観光
仏ヶ浦観光のベストシーズンは、観光遊覧船が運航している5月頃から10月末頃です。特に5月から7月頃には、海上でイルカが見られるかも!
仏ヶ浦の周辺には、願掛け岩、マグロの一本釣りで有名な大間や、夏から秋にかけてイカ釣り漁船の漁火が見られる下風呂温泉郷など、立ち寄りたい観光スポットがあります。下北半島には恐山もあるので、日帰り旅行だけでなく宿泊プランにしてゆっくり巡ってみるのもおすすめです。
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