広島市内のチルスポット！？縮景園の見どころ徹底ガイド

広島県広島市内にある名勝「縮景園」は、その名の通りいくつもの景勝をひとつの庭園にまとめ、縮めて造られたものです。中央にある大きな池や東屋、橋、茶室、そして園内を彩る桜や紅葉など、どれをとっても美しい「チルスポット」――癒やしの空間となっています。こちらの記事では縮景園までのアクセス、開園時間、そしてランチの情報などを掲載しています。ぜひ観光のご参考にしてみてください。

1. 縮景園とは？見どころは秋の紅葉

縮景園の歴史は400年も昔にさかのぼります。元和6年（1620年）、当時の広島藩主であった浅野長晟（ながあきら）の別邸の庭園として、家老の上田宗箇により築庭されました。中央にある大きな池の周囲に渓谷や山、東屋・橋・茶室などが造られ、園路を歩きながらそれらを観賞できる「回遊式庭園」の形となっています。春はサクラ、夏はアヤメやアジサイ、冬はウメなど四季折々の花が楽しめますが、中でも人気なのが秋の紅葉です。紅く色づいたカエデやモミジが池の水面に映える様が美しく、多くの観光客がその姿を残そうとカメラのシャッターを切っています。

2. 縮景園で人気のイベントと演出

縮景園では植物の見頃等に合わせて、年に十数回ほど茶会が開かれています。こちらは一般の方でも参加可能です。花や紅葉を愛でながら、美味しいお抹茶やお茶菓子に舌鼓を打つことができます。夜には満開の桜や真っ赤な紅葉を照らし出すライトアップ演出も行われ、その魅力的な園内の幻想的な雰囲気を見に、ライトアップの時期には毎年多くの観光客が訪れます。

■ 茶会

観桜茶会、菊見茶会、もみじ茶会、梅見茶会など、花や紅葉を見ながらの風流な茶会が開催されます。写真は茶会会場のひとつ、清風館です。

■ ライトアップ

ライトアップされた紅葉の美しさに、あちこちから歓声が上がります。一番の見どころといっても過言ではない圧倒的な光景です。

3. 縮景園周辺でおすすめのランチ

こちらでは縮景園内にある軽食処や、縮景園を望むベストポジションのレストランをご紹介します。
※写真はイメージです

■ 泉水亭

縮景園の中にある軽食処です。ぜんざいやかき氷などの甘味や、おむすび・うどんなどの軽食も食べられます。小腹が空いたとき、またちょっとした休憩に、ぜひお立ち寄りください。

■ Zona ITALIA in Centro

広島県立美術館内にあるレストランです。優雅な雰囲気の店内からは、縮景園の四季折々の花や紅葉を間近に眺めることができます。日常を離れて贅沢なひとときを過ごしたい方におすすめです。

4. 縮景園までのアクセスと駐車場情報

縮景園について、アクセス情報を紹介します。

【徒歩でアクセス】
JR広島駅から徒歩15分

【バスでアクセス】
JR広島駅南口から26番旭町線（八丁堀経由）に乗り縮景園入口で下車
乗車時間は約5分

【路面電車でアクセス】
JR八丁堀駅から広島電鉄に乗り、縮景園前で下車
乗車時間約4分

【車でアクセス】
縮景園駐車場は、乗用車の場合1時間まで360円。以後30分ごとに180円
営業時間は9時～18時

【近隣の駐車場】
・穴吹パーク上幟町325
・広島市中区上幟町4-15
・ASAHI PARK 上幟町第3
・広島市中区上幟町5-19

他にも有料の駐車場が数箇所ありますが、ライトアップの時期は縮景園の駐車場はもちろん、近隣の有料駐車場も満車になることがあります。混雑が予想される日は公共交通機関の利用も検討しましょう。

5. 縮景園の基本情報（入園料／所要時間）

【開園時間】
4月1日～9月30日は9時～18時
10月1日～3月31日は9時～17時　
※入園可は閉園の30分前まで

【入園料】
一般：260円
高・大学生：150円
小・中学生：100円
※料金は2019年3月現在の情報です

◎ 一緒に観てもらいたい広島市内の観光スポット

縮景園を訪れるなら、近くにある美術館にも足を伸ばしてみませんか？広島県立美術館は縮景園から歩いてすぐの位置にあり、国内外の絵画作品、特に日本やアジアの工芸品が充実しています。また、趣向を凝らした自主企画イベントも数多く開催されており、県民だけでなく県外からの観光客も、広島の芸術作品にふれられる貴重な場所となっています。ぜひ庭園の美と芸術品の美の両方を堪能する、贅沢な1日を味わってみてください。

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