名称:弘前公園(鷹揚園/おうようえん)
住所:青森県弘前市下白銀町1
公式・関連サイトURL:https://www.hirosakipark.jp/
青森県弘前市の「弘前城」は、岩木山と並ぶ街のシンボル。江戸時代以前からの天守が残る「現存天守12城」のひとつとして重要化財にも指定されています。
弘前城は、津軽地方を統治した弘前藩の栄華の証。お城のある弘前公園は桜の名所として有名ですが、紅葉や雪景色など四季折々の美しい景観も見逃せません。ここでは弘前城へのアクセスや駐車場情報などを含め、おすすめのイベントやスポットもご紹介します。
目次
弘前城(弘前公園)を観光|絶景の花筏、桜・紅葉・雪のライトアップに魅せられて
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1.弘前城(弘前公園)とは
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弘前城は、津軽地方を統一した弘前藩初代藩主の為信が計画し、1610年、2代藩主の信枚の代に高岡城として完成。1628年、弘前城に改名されました。天守閣をはじめ、櫓、城門、三重の濠や橋など多くの建造物が残る見どころの多い城です。
公園として市民に開放されたのは1895年のこと。以降、弘前公園(鷹揚園/おうようえん)は市民の憩いの場として親しまれているほか、景勝地として、また一年を通じて開催される様々なイベントの会場として国内外から多くの観光客を集めています。
2.石垣修理工事で弘前城の天守が動いた!
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弘前城本丸石垣の一部が外側に膨らみ崩落する危険があることから、現在、石垣の修理工事が行われています。それに伴い2015年に、弘前城の天守が移動しました!
ところで、天守はどうやって移動したのでしょう?今回、弘前城では解体することなく、天守をそのままの状態で70mほど本丸の内側へ移動させる「曳屋(ひきや)」という技法を用いました。石垣修理工事の完了予定である2025年頃まで、天守は現在の場所にあります。
天守内部は移設先でも公開中で、石垣修理の様子を展望デッキから見ることもできますよ。
名称:弘前城石垣修理事業
公式・関連サイトURL:https://www.hirosakipark.jp/ishigaki.html
3.弘前公園の絶景撮影ポイント
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「西濠」は、桜と紅葉の季節には外せないスポット!水面に美しく映える様子が日中はもちろん、ライトアップされた夜も魅惑的です。ボートからの景色も見逃せません。
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そして、弘前城で有名な撮影スポットと言えば「下乗橋(げじょうばし)」。晴れた日には満開の桜に朱色の欄干という色鮮やかな風景が見られます。
石垣工事終了後には、白い天守に青い空が映える下乗橋からの景色を楽しめるでしょう。
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ほかにも、夏の蓮池濠や、秋のもみじ谷、天守から見る岩木山など、ステキな撮影スポットを探してみてくださいね。
4.弘前さくらまつり:濠を覆いつくす花筏にうっとり。
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毎年4月下旬から5月上旬にかけて行われる「弘前さくらまつり」。ソメイヨシノのほか、枝垂桜や八重桜など、約50種類2500本以上もの桜が公園内を埋め尽くします。散った花びらが濠の水面を覆い流れていく「花筏」や夜のライトアップも見もの。園内には露店やお化け屋敷なども並び、北国の短い春を楽しむ人たちでにぎわいます。
弘前城でお花見をするなら、ぜひ試してほしいのが「花見蟹」。この時期に出回る「トゲクリガニ」のことで青森県民にとってお花見には欠かせないアイテム。スーパーなどで購入できますよ!
名称:弘前さくらまつり
公式・関連サイトURL:https://www.hirosakipark.jp/sakura/
5.弘前城菊と紅葉まつり:紅葉のライトアップも必見!
秋の弘前公園は、約1000本の楓や2500本を超える桜が色鮮やかに紅葉し、華やかさを一層増します。10月下旬から11月上旬にかけて開催される「弘前城菊と紅葉まつり」では、城跡と紅葉のコラボを堪能できるほか、菊の品評会なども行われます。
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水面に反射した紅葉が魅力的な夜間ライトアップの時間(日没~21:00)は必見です。
名称:弘前城菊と紅葉まつり
公式・関連サイトURL:https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=cat02_autumn_momiji
6.弘前城雪灯籠まつり:「冬に咲くさくらライトアップ」が美しすぎる。

2月上旬に開催される「弘前城雪灯籠まつり」は、ライトアップされた天守や数々の雪灯籠、ロウソクが灯されたカマクラなど、雪国の幻想的な風景が楽しめるイベント。歴史的建造物を象った大雪像で行うプロジェクションマッピングや花火などの催しも豊富です。
2017年12月に始まった「冬に咲くさくら」も見逃せません!桜の枝に降り積もった雪がライトアップされると、辺りにはまるで桜が咲き誇っているかのような光景が。点灯は12月から2月の間、追手門付近の外濠で、日没から21時頃まで開催されています。
名称:弘前公園「冬に咲くさくらライトアップ」
公式・関連サイトURL:https://www.hirosakipark.jp/sakura/hanami/fuyusakura/
7.弘前公園のおすすめ観光ルートと所要時間
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おすすめは、追手門から城内に入り、本丸を観覧した後、公園沿いにある武家屋敷街(弘前市仲町伝統的建造物群保存地区)を通って亀甲門から再入城し、東門に向かうコースです。
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所要時間は、観光を楽しみながら歩いて2~3時間ほど。天守を含む4つの櫓に5つの城門、9つの橋と、弘前城の主な遺跡を網羅できて、武家屋敷街では往時の武士の暮らしぶりも垣間見ることができます。ルート上にある武徳殿休憩所には喫茶店や休憩スペースもあり、ひとやすみにピッタリですよ。
8.弘前公園の無料エリア/有料施設
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基本的には無料で入場できる弘前公園ですが、園内には一部有料の区域があります。まず、天守閣のある弘前城本丸と、武徳殿休憩所などがある北の郭。冬季の11月24日~翌年3月末日までは無料になりますが、天守は閉館されます。
もう1つは三の丸の一角にある弘前城植物園。23ゾーンにわかれた落ち着きのある庭園で、四季折々の花を楽しむことができます。
耳寄り情報を1つ。毎年5月の最終日曜日には、弘前城本丸・北の郭、弘前城植物園が無料開放されますよ。おトクなのでスケジュールが合えば利用してみてはいかがでしょうか。
◎アクセス・駐車場
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東京駅からJR弘前駅までのアクセスは、東北新幹線「はやぶさ」で新青森駅まで約3時間20分。新青森から弘前は「特急つがる」で約30分、奥羽本線の各駅停車でも40分ほどで行くことができます。
弘前駅から弘前公園へは、市街地を循環する100円バスを利用して「市役所前」で下車すると便利です。車の場合は、追手門広場にある「弘前市立観光館」や、東門すぐそばの「弘前文化センター」、弘前市役所などの駐車場を利用するとよいでしょう。
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