海外旅行をするとき、忘れてはならないのがスマホの設定ですよね。設定次第で何倍も便利に使えるスマホの機能。海外で使うとなると通信料なども気になります。そこでここでは海外に行く時のスマホの設定のポイントと、役に立つワザをご紹介します。
目次
海外旅行でのスマホ設定のポイントと役立つワザをご紹介!
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1. 海外での接続方法を選ぼう
海外でスマホで通信を行う場合、いくつかの方法が考えられます。事前準備が必要なレンタルWi-Fi・海外用SIMカードなどなら、国内と同じような感覚でスマホを使うことができます。日本の携帯会社が提携した海外の通信網を使う国際ローミングサービスならそのままスマホを使うことができますが、ローミング料などで料金が高額になってしまう場合が多いです。ホテルや街中のフリーWi-Fiを使う場合なら無料か時間制で格安な使用料で済みますが、使える場所が限られてしまいます。
サービスにはそれぞれ一長一短あるので、自分の使い方に最も合っているのはどれか探して選ぶようにしましょう。
1. レンタルWi-Fi
出典: Suraphong Surachanchai / shutterstock
海外用の小型Wi-Fiルーターを利用するレンタルWi-Fi。日本でSIMフリーの端末が増える以前は主流の方法でした。手続きは国内で済ませておくので、渡航後にすぐ使えるのが嬉しいですね。Wi-Fiで電波を飛ばすので前述のとおりSIMフリー以外のスマホでも使えます。海外で面倒な手続きなしにスマホを使いたい方にオススメ。料金プランなどは各社で違いがあるので、渡航先や使い方によって最適なものを選んでくださいね。
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日本でWi-Fi接続するのと同じで、電話回線とは別の電波を使用しています。普段使っている電話番号の発着信には国際電話料金が別途掛かってしまうのでご注意ください。
2. 海外用SIMカード
SIMフリーに対応しているスマホならば、渡航先で海外用SIMカードを購入し使用することができます。海外用SIMカードのメリットは、レンタルWi-Fiに比べると料金が安いことと荷物を少なくできることです。レンタルWi-Fiも小型とはいえ、ケースに充電ケーブルなど付属品をあわせるとそれなりの荷物になります。なるべく身軽で行動したいという方にオススメですね。
そのかわり現地でSIMカードを購入して設定しなければならないので、それなりの語学力と知識が必要です。日本国内の楽天モバイルやマイネオが扱っている海外用SIMカードもあり、そちらは日本語で国内の手続きなので敷居は低いですが現地SIMに比べると若干割高になってしまうのがネックですね。
SIMのタイプによっては自前のスマホの電波の帯域が合わなかったり、タブレット端末では使えなかったりする場合があるので、購入前にはよく確認しましょう。
3. 現地のフリーWi-Fiを活用する
もっともコスパが良いのが現地のフリーWi-Fiを利用するという方法。ヨーロッパやアメリカなどでは観光名所や多くのホテル・レストラン・カフェ、公共施設などでフリーWi-Fiが提供されています。そんなに頻繁に通信を行わない方なら、それでも十分かもしれません。
近年はアプリなどもデータをあらかじめ保存しておけば、オフラインで利用できるものも増えてきています。上手に使えば余計な出費を抑えることができそうですね。
2. 使わないときは飛行機の外でも「機内モード」
スマホは普段回線を探すために電池を消費しています。電波が弱かったり無い環境だと、なおさら消耗が早くなります。そのためモバイルデータ通信とWi-Fiは使用するとき以外はオフにしておくのがオススメです。「機内モード」にすればどちらも同時に切ってくれるので便利ですよ。
機内モードの状態でWi-Fiのみオンにすることもできるので、渡航中は常に機内モードで、レンタルWi-Fi・テザリング・フリーWi-Fiなど利用時に必要に応じてWi-Fiをオンオフするようにすれば、不用意な通信をすることを防ぐことができますよ。
3. 「ローミング・オフ」電話回線は活かして不要な通信オフ
何かと便利なアプリ。しかし設定によっては自動で通信を行うようなものもあります。国内ならば問題ありませんが、海外だと高額な国際ローミング料金が知らないうちに加算されるという悪夢が起こりかねません。
設定で「ローミング・オフ」にすれば、電話回線は活かしつつデータ通信はオフになります。Wi-Fiなどと併用すれば、通信量を節約することができますよ。
普段の電話の発着信が可能ですが、使用すれば別途国際電話料金が掛かりますのでご注意ください。
4. 機内のUSBには離陸・着陸時は繋がない
世界的にスマホはポピュラーなアイテムとなった現在、国際線の座席には充電できるUSB電源がついている機材も増えてきました。長時間のフライトになると電池の残量が気になるものなので助かりますよね。しかし気を付けたいのが離陸・着陸時。強い負荷がかかるタイミングで、USBの電源ポートで予期せぬ過電流のような状態が起こる可能性もあります。
航空会社によってその点がしっかりとアナウンスされいるところとそうでないところがありますが、どの会社の飛行機でも起こりうるアクシデントなので気を付けましょう。機内のベルト着用サインが消えたタイミングで接続をおこない、着陸準備態勢になる時に接続を解除するようにすれば安全です。
5. 盗難防止機能を活用する
海外でも大活躍してくれるスマホですが、高額なアイテムだけに盗難に注意する必要があります。ストラップなどで肌身離さないのも大切ですが、スマホに搭載されている盗難防止機能がオンになっているか確認しておきましょう。
iPhoneの場合は「iPhoneを探す」、Androidの場合は「端末を探す」または「Find My Device」の機能をチェックしてみてください。両方とも位置の特定・端末のロック・端末内の全情報の削除などが遠隔から行える、もしもの時に役立つ頼もしいシステムです。
なお、iPhoneの「iPhoneを探す」はAppストアからダウンロードしておく必要があります。Androidの「端末を探す」機能は8.0以降のみ搭載。「Find My Device」なら8.0以前のモデルでもAppストアからダウンロード可能です。
◎まとめ
海外を訪れるうえでしておきたいスマホの設定や役立つワザをご紹介しました。使い方次第では海外旅行を何倍も快適なものにしてくれるスマホの機能。しっかりと使いこなして、海外でのステキな思い出をたくさんつくってくださいね。