札幌でほっと一息つきませんか？和風カフェ・和風スイーツ11選

札幌といえば……と考えたとき、和風カフェや和風スイーツを思い浮かべる人はあまり多くはいないかもしれません。でも実は、札幌にはおすすめできる和風カフェ・和風スイーツがたくさんあります。和風メニューと聞くとバリエーションが少ないようなイメージがありますが、そんなイメージを覆す「まさに和！」という定番のメニューから、お店オリジナルのアレンジやこだわりが活きているメニュー、意外なメニューまでを幅広くご紹介。きっと気になるものが見つかるはずです。今回はたくさんあるなかから、観光客にも地元の人にもおすすめできる和風カフェ・和風スイーツを11個ピックアップました。食べてほっと一息つきたくなるようなお店やメニューがきっと見つかる11選をご紹介します。

1. 円山茶寮

民家の中にある「円山茶寮」は、古民家を利用したくつろいだ雰囲気のお店です。看板猫がゆったり過ごす店内は外観と同様、くつろいだ古民家調のインテリアで何だか落ち着いた雰囲気。天気の良い日におすすめなテラス席は木陰がとても気持ち良く、快適に過ごせます。

人気のメニューは「いちご白玉ぜんざい」。たくさんのいちごとぜんざいが器からはみ出してしまいそうなほど盛られています。あまりのボリュームに一瞬怯んでしまうかもしれませんが、その見た目からは想像できない控えめな甘さで、気が付けば完食してしまうほどです。SNS映えする美しさがまた魅力。他にも焼きたてのお餅が入った「田舎汁粉」や紅茶のバリエーションも豊富です。

こちらのお店には目立つ看板などがないので、地図を頼りにお進みましょう。駐車場もありますが、こちらも少しわかりにくいため注意が必要です。お昼から夜遅くまで営業しており、お食事をいただくこともできるので、ランチ後に和スイーツでのんびりとした時間を過ごすのもおすすめですよ。

2. 茶寮桑名園

地下鉄円山公園駅から徒歩8分の場所にある「茶寮桑名園」。北海道でお茶の行商をはじめて70年の、歴史あるお茶屋さんです。日本茶インストラクター（ソムリエ）の資格を持つオーナーによる、オリジナルブレンドの煎茶や焙じ茶が楽しめます。一煎一煎、心のこもった味を堪能できますよ。

おすすめの人気メニューは「抹茶パフェ」や「抹茶あんみつ」。パフェは抹茶の白玉、カステラ、かんてん、お菓子などに抹茶のパウダーがかけられています。名前のごとく抹茶づくしの品です！またあんみつはフルーツとあんこの絶妙な甘さがマッチしています。他にもほうじ茶アイス、白玉、フルーツに黒蜜かけていただく「ほうじ茶あんみつ」などがあり、お茶専門店ならではの和スイーツが目白押しです。茶そばやお茶漬けなどのメニューもあるので、お食事と合わせてゆっくりいただくのもいいですね。

3. 玉翠園

「玉翠園」は日本茶専門店。だからこそおすすめできる抹茶アイスが人気です。独自に熟成させた抹茶が使われたアイスは納得の美味しさ。おすすめの「雪萌えパフェ」は、こだわりがぎゅっとつまった濃厚な抹茶アイスと十勝産のあんこの上に、これまた十勝産の牛乳をたっぷり使ったオリジナルレシピのソフトクリームが盛られています。

抹茶が練りこまれたワッフルでいただく「雪萌えパフェデラックス」は、売り切れてしまうことも少なくないそう。通常のワッフルコーンが使われた「雪萌えパフェスタンダード」も十分美味しいですが、ここはぜひデラックスを賞味したいところです。早めにお出かけするのがおすすめですね。パフェを食べた後にお店の人が出してくれるお茶は、口のなかをすっきりさせてくれます。その味も心くばりも日本茶専門店ならではの良さを感じるお店です。

4. 神宮前茶寮こう

2016年にこのお店の前身である「工房茶庵巧」から名前を変え、リニューアルオープンした「神宮前茶寮こう」。もしかすると、以前の店名で知っている方も少なくないかもしれません。

こちらのお店のおすすめは、手作りされた甘さ控えめなあんこ。控えめという言葉では足りないくらいあっさりとした味で、あずき豆本来のほんのりとした甘さが感じられます。その特製あんこが使われたあんみつやお汁粉がおすすめメニューですが、お食事メニューでおすすめしたいのが、だし巻き玉子がはさまれた「時告鳥（ときつげとり）たまごサンド」。まだ札幌では珍しい関西地方でお馴染みの和のたまごサンドが味わえますよ。

また、メニューに添えられた折り紙や店内販売されている和小物・和雑貨が可愛らしく、訪れた人をほっこりとした気持ちにさせてくれます。大正ロマンを感じさせる和の空間で、ゆっくりしたひと時を過ごしてみては？

5. 木乃実茶屋

こちらの「木乃実茶屋」は「紅桜公園」の中にある喫茶店です。「紅桜公園」は、開拓時代に石川県から入植してきた一族の流れを汲む奥矢将雄氏が、石川県の「兼六園」を意識して造った庭園といわれています。その名前が示すとおり、春には桜、秋には紅葉を楽しむことができ、私設でありながらも公園規模のそのしつらえは見事としか言い様のないもの。人工池や人工滝が配置された園内には、開拓神社や開拓資料館もあって北海道の歴史に触れることもできます。入園料を支払っても見る価値があり、お花見、紅葉狩りの隠れた名所として密かな人気を誇ります。

そんな庭園の中にある「木乃実茶屋」は、かやぶきの門が立派な「えぞ数寄屋造」の建物。「私設でありながら」というよりも、私設だからこそ贅が尽くされた造りになっています。このお店で一番のおすすめは、なんといっても「抹茶セット」。抹茶に和菓子がついていて、日本庭園を満喫しながら食べるのにはぴったりなメニューです。

他にコーヒーやケーキなどもありますがここは見た目も雰囲気も和の空間。日常生活でも飲む機会の少ない抹茶をぜひ選んでいただきたいところ。公園散策もたっぷり楽しめるこの場所で素敵な一日が過ごせそうですね。

6. 創風庵

カフェでゆっくりする時間のない方は、テイクアウトして味わう和スイーツはいかがでしょう？電車通り沿いの「創風庵」は、大通公園から徒歩5分圏内。青空の下、公園のベンチでいただくのもおすすめですよ。目玉商品の「京抹茶大福」は1日200個限定。和菓子店ならではの自慢の生地を使用し、生クリームと北海道産の小豆をあわせた餡を包んであります。それに京抹茶がふんだんにかけられた品です。食感は見た目を裏切らないふわっふわ！口の中で抹茶とクリームの味がふんわり広がります。

週末は午後の早い時間に売り切れてしまうこともあるので、ぜひ早めにゲットしてくださいね。メディアにも紹介され、リピーター続出とも名高い人気の味を、ぜひご賞味ください。

7.cafe gakeno-ue

郊外にある「cafe gakeno-ue (カフェ崖の上) 」。決して冗談ではなく、その名前の通り本当に崖の上に立っています。大自然のなかにあるこのお店では、真下を流れる清流や季節ごとに変化する木々の彩りといった自然を身体全体で感じることができ、のびのびとした気持ちになれます。窓際の席は崖の下を見下ろせる特等席。ガラス張りになっていて開けた景観が望めますよ。

意外と人気があるため希望をしても座れないことも多いですが、もし天気が良ければ更なる臨場感が魅力のテラス席を楽しんでもいいかもしれませんね。もちろん高い所が苦手な人は中側の席を案内してもらって、やや遠目に風景を楽しみましょう。メニューは「濃厚かぼちゃ白玉ぜんざい」「よもぎ白玉ぜんざいの黒蜜がけ」「くるみぜんざいのココナッツミルクがけ」「明日コーヒーのクリームぜんざい」の4種から1品と、セットでコーヒーか紅茶が選べるものがおすすめです。市街地からは離れているので、レンタカーを使って観光する際にでも立ち寄ってみてください。

8. café ゆとりの空間大丸札幌店

「ゆとりの空間」は料理研究家の栗原はるみさんがプロデュースするお店。全国に4店舗展開しているなかの1軒です。メニューはもちろん、すべて栗原はるみさんのオリジナルレシピ。身体のことを考えて作られたやさしいスイーツを楽しむことができます。

そんなメニューのなかのひとつ「抹茶プリンの白玉あんみつ」は、ソースを黒蜜またはミルクソースからチョイス可能。どちらも美味しいので迷ってしまうこと必至です。他のメニューも果物や白玉がたっぷり入っていますが、やさしいレシピのおかげでヘルシーに全部味わうことができます。秋には栗やさつまいもを使ったパフェが登場するなど、その季節に合わせたメニューも充実。大丸でのお買い物の際に立ち寄ってみてください。

9. 六花亭札幌本店

全国的にも有名な北海道のお菓子屋さん「六花亭」。その本店で喫茶が楽しめることをご存じでしょうか。「六花亭札幌本店」は10階建のビルで1階が店舗。よくご存じの人気のお菓子を買うことができます。そして、ここでご紹介する喫茶室があるのは2階。入り口にはイートインコーナーもあり、お買い物のついでにちょっとだけ立ち寄ってみてはいかがでしょう。おなじみのお菓子が喫茶店仕様にアレンジされたメニューや札幌本店の限定メニューもり、ちょっとしたレア感を味わうことができますよ。

「六花亭といえば！」というメニューが並ぶなか、特におすすめしたいのが「メープルみつまめ」。単純にメープルシロップがかかっているだけではなく、普通の寒天とメープル寒天の上にメープルシロップがかけられた、メープルたっぷりなみつまめです。さらに、寒天の上にはブルーベリーと生クリームまでトッピングされています。一見、量は少なめに感じるかもしれませんが、その分価格もリーズナブル。実際食べてみるとちょうど良い量だと感じるはずですよ。

10. KANON PANCAKES

素材や作り方に深いこだわりがあるパンケーキのお店「KANON PANCAKES」。オーナーが子どものころに食べたパンケーキが忘れられず、その思い出の味を再現しているお店です。注文を受けてから粉を混ぜ始めるため提供されるまで時間がかかりますが、待つだけの価値は十分アリ。どんなパンケーキが出てくるのか期待が膨らみますよね。店内ではその期待を裏切らないふわっふわのパンケーキを味わうことができますよ。

オススメは「抹茶」。ドリンクメニューでも使われている「お茶の土倉」の抹茶が贅沢に使われていています。ドリンクはコーヒーや紅茶のほか「お茶の土倉」の日本茶（プレミアムほうじ茶/宇治/八女/知覧）に抹茶ラテ、ほうじ茶ラテなどがありますが、特に目を惹くのが「あんラテ」。ホットミルクに手作りあんこと白玉団子が入っています。もはやこれはドリンクというよりスイーツ！ぜひお試しください。

11. nana's green tea 札幌パセオ店

「nana's green tea」は、グリーン・ティーが名前に付いているだけあって、抹茶・日本茶ベースのドリンク・スイーツメニューに特化したお店。全体的にリーズナブルな価格設定で、テイクアウトもできることから人気があります。

メニューの中でも特に人気なのが「抹茶白玉パフェ」や「抹茶クリームパフェ」など、抹茶をベースにしたドリンクやパフェ。濃すぎず、薄すぎずの絶妙な塩梅が抹茶を苦手にしている方からも支持されています。もちろん「抹茶が大好き！」という方にとって、スタンダードな抹茶が楽しめるこのお店はまさに天国。片端からすべてのメニューを試したいと思っている方も少なくないでしょう。

メインの抹茶メニューの勢いに押されがちですが、ほうじ茶ベースのメニューやあずき、黒胡麻が使われたメニューも根強い人気を誇ります。どんな味か想像が難しいものもありますが、組み合わせの妙もあり、どれも美味しい一品です。

◎まとめ

和風カフェ・和風メニューなどをご案内しましたが、いずれも「気になる！行きたい！」と思えるものばかり。場所やその時の気分にあわせていろいろ選べそうですね。和風の食材は、ヘルシーで身体にも良いということはよく知られていますが、今回ご紹介した中には、食材へのこだわりがあるお店が多くあります。素敵な和風の空間や美味しい和風のメニューで、心も身体もほっとできる。そんなお店が札幌にはたくさんありますよ。心身ともに癒されたい！そんなときは、今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。

札幌でほっと一息つきませんか？和風カフェ・和風スイーツ11選