メジャーはもちろん、八王子でオススメの観光スポットを紹介!

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メジャーはもちろん、八王子でオススメの観光スポットを紹介!

東京の西部に位置する八王子市は、多摩地区を代表する街として有名です。観光といえば高尾山が圧倒的に有名だと思いますが、もちろんそれ以外にもたくさんの観光スポットがありますよ。高尾山はただ登るだけではなく、周りにもたくさんの見どころがあるのです。これを読めばきっとあなたも八王子に行ってみたくなるはず!今回は、そんな魅力的な八王子の観光スポットを26ヶ所ご紹介します。

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メジャーはもちろん、八王子でオススメの観光スポットを紹介!

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1.高尾山

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八王子の観光スポットと聞いて、真っ先に思い浮かぶのが高尾山でしょう。テレビや雑誌などでも度々取り上げられ、全国的に有名な観光スポットとなっています。高尾山は標高599m。元々は601mあったのですが、関東大震災による地殻変動の影響などもあり、1972年の再計測時に599mとなってしまったのだとか。

高尾山の歴史は古く、744年に高尾山薬王院が開山しました。薬王院は奈良の大仏を造ったことで知られる聖武天皇が、全国各地に建立を命じた国分寺の一つでもあります。以後は主に修験道(しゅげんどう)の修行の場とされてきました。

現在は登山コースが整備され、誰でも気軽にハイキング感覚で登ることができる山としてたくさんの観光客が訪れています。年間の登山客数は260万人を超え、世界一登山者が多い山としても有名。そんな言わずと知れた八王子の人気観光スポット、高尾山の楽しみ方についてご紹介しましょう。

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◆高尾山登山コース

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高尾山には8つのコースがあります。未経験者でも簡単に登れるコースから、観光スポットである高尾山といえど侮れないような本格的なコースまで難易度は様々。家族連れやカップルなど、気軽に登りたい方には1号路がオススメです。

1号路では綺麗に舗装された登山道を歩くことができるので、ウォーキングに適した靴であれば問題なく登れるでしょう。高尾山さる園や野草園、高尾山薬王院の境内を通り山頂まで続く高尾山の定番コースとなっています。途中の分岐点から4号路に入ると、つり橋を渡るスリリングなコースを進むこともできますよ。

また、1号路とは反対側から登る6号路は森と水がテーマとなっており、途中の琵琶滝では薬王院の水行体験もできます。体力に自信がある方は、高尾山頂から陣馬山まで続くルートに挑戦してみてはいかがでしょうか?観光ではなく、登山として楽しみたい方にはぴったりです。

◆高尾山ケーブルカー

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麓から山頂付近までを結ぶケーブルカーは、1927年の開通以来、戦時中を除いて現在まで運行され続けています。団体で高尾山を観光する場合は、このケーブルカーでの登山が便利。車窓からは高尾山周辺の景色を眺めることができ、桜や紅葉の季節は特におすすめです。運行コースの最大傾斜は、なんとケーブルカーでは日本一の急勾配なのだとか。ぜひ車窓から下の方を覗いてみましょう。

◆高尾山リフト

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高尾山はリフトでも登ることができます。ケーブルカーとは違い常に行き来しているので、待ち時間は少ないのがうれしいポイント。リフトは2人乗りで、約12分で山頂に到着します。周りに人もなく、ゆっくりと景色を眺めたり会話を楽しんだりできるので、親子連れやカップルにオススメです。

◆高尾山薬王院 (有喜寺)

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高尾山の山頂付近にある薬王院。有喜寺とも呼ばれているこの寺院は「関東三大本山」の一つに数えられるかなり大きなお寺で、観光客からはパワースポットとして人気です。薬王院には天狗に関する伝説や言い伝えが数多く残されており、人々の信仰の対象として崇められています。

修験道たちが山中を華麗に駆け回っている姿が天狗に見え、徐々に天狗信仰が広まっていったという説もあるのだとか。水行(滝行)などの修行体験をしたり、予約をすれば季節の精進料理を頂くこともできるので、観光だけではなく身や心を清める目的で訪れるのも良いですね。

◆京王高尾山温泉 極楽湯

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2015年にオープンした日帰り温泉施設。屋内の内湯は季節によって様々なタイプのお風呂が楽しめる、いわゆるスーパー銭湯のようになっています。露天風呂は天然の温泉で、泉質はアルカリ性単純泉。京王線高尾山口駅のすぐそばにあるので、電車で観光する場合は便利ですよ。

2.三井アウトレットパーク 多摩南大沢

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八王子市南大沢にあるアウトレットモールは、全国各地に展開されている三井グループの商業施設です。そのほとんどが車でのアクセスを前提とした立地となっていますが、この南大沢のアウトレットは、京王相模原線南大沢駅から徒歩約1分と電車でのアクセスが抜群なんですよ。

アウトレットモール専用の駐車場もあるので、車で八王子観光に行く場合も安心。高級ブランドよりもカジュアルウェアやスポーツブランドの店舗が多めで、家族でのお出かけに向いています。アウトレットでのショッピング目的ではもちろん、八王子観光の帰りにふらっと寄るのも良しですよ。

3.陣馬山

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高尾山と同じ関東山地に属する陣馬山。山頂が平坦で広い土地となっているため、陣馬高原とも呼ばれています。途中まで車かバスで行き、山頂まではハイキングコースを徒歩で登りましょう。舗装されていない場所もあるので、登山やハイキングに適した服装がおすすめですよ。

山頂につくと、大きな白い馬の像が目に飛び込んできます。これは1960年代に建てられたもので、この場所を八王子の観光スポットとして定着させるために目玉として設置されました。これが功を奏し、今では記念撮影の列ができるほど人気となったのだとか。

山頂からは360度パノラマの大自然と、その先に見える東京の街を見下ろすことができます。天気が良ければ富士山もきれいに見えるんですよ!山頂では売店も営業しており、アルコール類やソフトドリンク、軽食も注文できます。「八王子八十八景」の絶景を眺めながらのお昼ごはんは別格ですよ。

4.八王子城跡

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1571年に建てられた山城の遺跡。八王子城自体は1590年に落城しましたが、現在は城壁や石垣などが当時の面影を残しています。ただ残念なことに、存城期間が短かったことなどもあり、当時の資料や文献が少なく正確な八王子城の姿は分かっていません。

残された僅かな手がかりと発掘調査によって得られた情報に基づき、現存している部分を利用して可能な限り改修、復元がされています。屋敷建築などは復元されてないですが、八王子城がどのような構造をしていたかを知ることができますよ。敷地は広大で高低差もあるので、歩きやすい靴で観光しましょう。

八王子城跡までは、圏央道八王子西ICから車で約10分。バスの場合は「霊園前・八王子城跡入口」で下車し、そこから徒歩で15分ほどです。土日祝日は、JR高尾駅から八王子城跡行きのバスが運行されいて便利ですよ。八王子の歴史に触れることができる、人気観光スポットです。

5.東京富士美術館

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1983年に開館した東京富士美術館は、創価学会の名誉会長・池田大作氏によって創立されました。所蔵品は30000点以上にも及び、主に海外の洋画を中心としたコレクションが展示されています。常設展示はルネサンス期の作品が多く、西洋の彫刻や絵画がいっぱい。有名な『冨嶽三十六景』や『東海道五拾三次』をはじめとする、浮世絵コレクションもあります。

6.高尾山トリックアート美術館

高尾山の麓にあるトリックアート美術館。八王子にあるたくさんの美術館の中でも、ここは異色の存在です。絵画や彫刻などの美術作品を展示しているわけではなく、だまし絵や目の錯覚を利用したトリックアートが多数展示されています。

トリックアート美術館の作品はアトラクションのような楽しみ方ができ、美術館というよりは遊園地やテーマパークに近い感覚かもしれません。写真撮影は自由なので、ビックリするような写真を撮ってSNSにアップしてみましょう!お子様でも楽しめるのもうれしいですね。

オープンカフェも営業しているので、高尾山の自然を眺めながらゆっくりすることもできます。高尾山口駅から徒歩約1分と、アクセスも抜群。高尾山観光を楽しんだあと、帰りの電車の乗る前に少し寄ってみてはいかがでしょうか?

7.富士森公園

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富士森公園は、複数の運動施設を持つ八王子市最大規模の公園です。緑あふれる敷地の中に、体育館や野球場、陸上競技場、テニスコート、フットサルコートがあります。もちろん、普通の公園と同じく遊具コーナーも完備。八王子市民の憩いの場となっています。

富士森公園は、八王子の桜の観光名所としても有名です。毎年たくさんの観光客で賑わうお花見シーズンは、観光にもぴったりです。運動施設以外は無料で利用できるので、遊歩道を歩いたりベンチで寛いだりしながらのんびり過ごしましょう。

8.多摩森林科学園

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多摩森林科学園は、八王子市にある樹木やそれに関わる産業について研究する機関です。施設の一部が解放され、一般の方でも見学できるようになっています。7ヘクタールもの面積を持つ樹木園には、約500種類6000本の樹木が植えられ、775種の野生植物が記録されています。

チョウやトンボ、カブトムシなどの昆虫もたくさん生息しており、東京では珍しい虫も観察できますよ。ただし、動植物の採取は禁止されているのでご注意を。サクラ保存林では、日本全国の主要な品種約250種類1500本のサクラが植えられています。

多摩森林科学園は、JR高尾駅から徒歩約10分と行きやすいのも魅力の一つ。
八王子の豊かな自然を活かした観光スポットです。

9.子安神社(こやすじんじゃ)

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約1200年もの歴史を持つ八王子最古の神社。当時の皇后の安産祈願ために作られた神社と伝えられています。子授け、安産祈願の神社として知られており、連日多くの参拝者が訪れます。境内には綺麗に整えられた庭園があり、池には錦鯉が泳いでいますよ。京王八王子駅から徒歩約1分とアクセスも便利です。

10.武蔵陵墓地

八王子にある皇室の墓地です。現在は大正天皇陵(多摩陵)、貞明皇后陵(多摩東陵)、昭和天皇陵(武藏野陵)、香淳皇后陵(武藏野東陵)の4陵があります。自然と共存するように造られており、広い敷地にはたくさんの木が植えられているのが特徴です。

都会の喧噪から離れ、豊かな緑の中で歴代の天皇皇后両陛下が眠るこの地のパワーを感じながら、ゆっくりと癒されるような時間を過ごしましょう。京王・JR高尾駅から徒歩約15分。日本人なら一度は訪れておきたいパワースポットの一つなので、八王子に来たらぜひ観光しましょう。

11.TAKAO 599 MUSEUM

TAKAO 599 MUSEUMは、2015年8月にオープンした高尾山の自然を展示する美術館です。名前についている「599」は、高尾山の標高にちなんでいます。外観、内装、展示物のレイアウトに至るまで全てがとにかくモダンで斬新。瓦屋根にガラス張り、打ちっぱなしのコンクリートという建物が目を引きます。

展示物は資料や標本のみですが、ただ壁に掛けたり台に載せるというスタイルではなく、実に芸術的な手法で展示されています。美術品を鑑賞する楽しさを味わいながら、高尾山について学ぶことができますよ。
うれしいことに入館料は無料!カフェスペースや屋外の庭園でゆっくり過ごすのもおすすめです。

12.小宮公園

八王子の中心地から約1.5Km北にある、緑に囲まれた公園。園内は雑木林に覆われ、その中を木道が通っています。どこを歩いても木陰になるほど木が生い茂っているので、暑い時期には涼しい散歩コースとして人気なのだとか。林を区画で整理し伐採と萌芽を計画的に行っているため、美しい雑木林を観賞できます。

クヌギやコナラを中心とした雑木林なので、夏はカブトムシやクワガタなどの昆虫採集にもってこいですよ。観光に疲れたら木陰のベンチで一休みなんていうのも良いですね。

13.滝山公園

戦国時代に八王子市に存在していたという、滝山城の跡地です。現在は公園として整備されています。園内では滝山城の痕跡を垣間見ることができますが、最大の特徴は約5000本もの桜。1971年に八王子市民と行政により植樹された桜の木は、長い年月をかけ成長し、やがて東京でも有数の桜の名所となりました。

滝山城は侵攻の難しい城として作られたため、滝山公園は起伏や勾配の激しい公園となっています。高低差のある道や谷に架かった橋、曲がりくねった小道など様々な景観が楽しめるのが魅力。隈なく歩きまわってみましょう。四季を問わず自然と歴史を楽しむことができ、通年おすすめの観光スポットです。

14.絹の道資料館

出典: guretaro

かつて生糸を輸出するために八王子から横浜までを結んだ「絹の道」や、養蚕、生糸産業についての資料を展示している施設。八王子の生糸商人であった、八木下要右衛門の屋敷の跡地を利用して造られました。

江戸時代末期に横浜港が開港すると、八王子の中心産業であった生糸を海外に輸出しようと横浜まで続く「絹の道」が造られました。当時は八王子の経済を支える重要な道として機能していましたが、明治時代に鉄道が発達すると次第にその用途は意義を失い、貿易用のルートとして使われることはなくなったのです。

1985年に「絹の道」を整備し保存するための施策の一環として資料館の設置が決定。1990年に開館しました。現在は「絹の道」についての資料展示と、観光客の休憩スペースとしての役割を担いながら無料で開放されています。

15.陵南公園

八王子に流れる南浅川のほとりにある公園。武蔵陵墓地の南にあることから、陵南公園と呼ばれています。川を挟んで本園と分園に分かれていて、遊具場や広場はもちろんのこと、野球場や八王子市営の陵南プールまで完備されています。

じゃぶじゃぶ池では水遊びができ、夏場は子どもたちで大賑わい。すぐそばに休憩所があるので、池で遊ぶ子どもたちから目を離すことなくゆっくりと寛ぐことができます。園内通路や川沿いには桜並木が続いており、春にはお花見を楽しめますよ。川沿いを桜を見ながらゆったり散歩するのがおすすめです。

16.八王子市夢美術館

八王子市夢美術館は、気軽に行けることをコンセプトに「くらしのなかの美術館」として2003年にオープンしました。八王子には美術館がたくさんありますが市街地にはなく、さらに「敷居が高い」というイメージもあったため、これを打開すべく親しみやすい美術館が造られたのです。

常設展示は絵画が主ですが、夏の恒例である特別展示では漫画やアニメに関する展示など、親しみやすい内容で若者からの支持も得ているのだとか。八王子での観光コースに迷っている方にも、美術館にはあまり縁のない方にも、八王子市夢美術館はおすすめですよ。

17.村内美術館

八王子市や神奈川県に店舗を持つ家具小売チェーン「村内ファニチャーアクセス」の村内道昌会長が集めた西洋絵画を、一般公開するために建設された村内美術館。1982年に開館し、2013年にリニューアルオープンしました。

このリニューアルに伴い美術館のコンセプトも大幅に変わり、日本で初めての家具と絵画を融合させた作品を展示した美術館として生まれ変わったのです。展示スペースは7つの部屋に分かれており、和洋異なるテイストで展開され、そのどれもが見事な芸術作品として完成度の高いものに仕上がっています。この機会にぜひ、村内美術館を観光してみてくださいね。

18.セレオ八王子

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JR八王子駅直結の駅ビル型商業施設。仕事や学校帰りでも気軽に寄ることができるので、平日休日問わず賑わっています。北館は、ユニクロや無印良品などが入居する総合ショッピングセンター。食品売り場もあるので、帰りにスーパーによる必要もなく、駅でご飯や日用品を買って帰れます。

南館はビックカメラが5フロアにわたって入居していて、大型家電からスマホの周辺機器までなんでも揃うので便利です。レストランフロアは様々なジャンル、価格帯のお店から選べるのでオススメですよ。

19.京王八王子ショッピングセンター

京王八王子駅から繋がっているショッピングセンター。「けいはち」の愛称でも知られています。京王線を使う人には、セレオ八王子よりこちらの方が便利ですよ。地上11階地下1階の八王子の中でも大規模な商業施設で、日用雑貨からファッショングッズまで幅広い店舗が入居しています。

家族でも友達でも楽しめるので、どんなシチュエーションにもオススメ。レストランやカフェも多数営業しているので、八王子観光でご飯に迷ったら一度レストランフロアに立ち寄ってみてはいかかでしょうか?

20.夕やけ小やけふれあいの里

八王子出身の詩人・童謡作家の中村雨紅が作詞した童謡『夕焼小焼』。その舞台となったのが、この夕やけ小やけふれあいの里です。中村雨紅についての資料を展示するホールがあるほか、「ふれあい牧場」ではポニーやウサギなどの動物たちと遊ぶこともできたりと、幅広い年齢層に親しまれています。

夏期のみ営業しているキャンプ場では、テントでの宿泊も可能。バーベキュー場もありますよ!宿泊施設「おおるりの家」や御食事処「いろりばた」でのんびり寛ぎながら、地元・八王子の新鮮な農作物を使った季節の料理や手打ちそばを味わうのもおすすめです。

「おおるりの家」にある大浴場は日帰り利用もできるので、観光から帰る前にお風呂に入るのも良いでしょう。様々な要素が詰まった施設なので、家族、友人問わず一日中楽しめる観光スポットです。

21.磯沼ミルクファーム

磯沼ミルクファームは、八王子市小比企の住宅街にある小さな牧場です。敷地内では7種類の乳牛を飼育し、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を製造・販売しています。毎日丁寧に少しずつ造られる製品はもちろん高品質で、少量生産だからこそのプレミアム感が魅力ですよ。

牧場といえば体験プログラムですが、磯沼ミルクファームでは乳搾りはもちろん、カウボーイやカウガールスクールなどのユニークなプログラムが用意されています。期間限定の特別イベントも不定期で開催されているので、気になる方はホームページをチェックしておくことをおすすめします。

住宅街にある牧場とあって、臭いにも気を遣っているという磯沼ミルクファーム。工場から仕入れる1tものコーヒーやカカオの廃棄物を撒いているので、毎朝コーヒーの臭いがするのだとか。そんな気遣いもうれしい磯沼ミルクファームは、八王子でも人気の観光スポットです。

22.松栄山了法寺

松栄山了法寺は、八王子市日吉町にある日蓮宗のお寺。1489年に開山した歴史あるお寺です。実は近年、このお寺が八王子だけではなく全国的に大きく注目を集めています。そのきっかけとなったのが、お寺の入口に設置された案内看板を設置。なんと、アニメキャラクターが描かれているんですよ。

いわゆる萌え系のキャラクターが描かれていて、お寺のイメージとは大きくかけ離れたこのギャップが良いのだとか。誰でも入りやすいお寺にしたい、みんなに知ってもらいたいとの願いから、住職の反対を押し切っての設置が決まったそうです。

これが話題となり、全国放送のテレビ番組でも取り上げられ参拝者は急増。「萌え寺」の通称で知られるようになりました。キャラクターは単なる案内看板のイラストという枠を飛び越え、WEBラジオやゲームにまで進出しています。日本で唯一の萌え寺は、八王子観光でしか行くことができませんよ。

23.心源院

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八王子市下恩方町にある心源院は、901~923年頃に開かれたとされる古いお寺です。1582年に武田勝頼が戦で敗れた際、武田信玄の娘である松姫がここに逃げ込み、出家したことでも知られています。戦国時代には僧侶が兵として駆り出されており、実質的には八王子城の支城を担っていたようです。

本堂は第二次世界大戦時の空襲ですべて焼かれてしまい、1972年に再建されました。特別大きいわけではありませんが、どこか荘厳な雰囲気が漂っていますよ。武田家ゆかりの地とあって、戦国時代の歴史好きな方が観光で訪ねてくる場所でもあるそうです。

24.信松院

出典: レスベラ

信松院は、心源院で出家した松姫が後に移り、1590年に建造したお寺です。織田家による甲州征伐で武田家が滅亡したことによる逃避行の末、ひとまず心源院に落ち着いた松姫でしたが、やがて自分の庵を持つべく建造したのが信松院とされています。

松姫は信松院で暮らす中で、糸を紡ぎ絹を織る技術を里の人々に伝え、後に八王子が生糸や織物の産地として栄える地盤を築きました。乱世の中、松姫がその生涯を尼として終えたこの場所は、特に女性からの共感を呼んでいます。併設されているカフェ「ベルダム」では、美味しいコーヒーを頂けますよ。

25.高尾駒木野庭園

高尾駒木野庭園は、八王子市高尾にある本格的な日本庭園です。1927年に開院した小林医院(現・駒木野病院)の院長が、1932年に建築した自宅と敷地を利用して造られています。

この家屋と敷地は院長の遺族から八王子市に寄贈され、できるだけそのままの姿を残して利用してほしいという意向のもと、2012年に高尾駒木野庭園として整備されました。住居として使われていた家屋は一部の施設のみ改修され、外観はそのままに休憩スペースや喫茶室として利用されています。

庭園は心字池の周りを回遊する造りで、池には大きな錦鯉が泳ぎ、草木は季節ごとに表情を変えるなどとても風情があります。家屋のそばには枯山水や露地があるので、お茶を愉しみながら観賞するのも良いでしょう。小さめですが専用駐車場もあるので、車での観光もできますよ。

26.八王子市郷土資料館

八王子市郷土資料館は、主に八王子の歴史にまつわる資料を保存・展示している施設です。中央高速自動車道の建設に伴い1963年に向原遺跡が発掘され、たくさんの土器や石器が出土しました。これを受けて八王子では、歴史的な資料を収集・保存する運動が起こったのです。

1964年には、八王子の陶芸家・井上郷太郎氏が収集した「井上コレクション」と呼ばれる約1000点もの資料が寄贈され、収集した資料を展示・公開するよう求める声があがり始めます。その結果、東京オリンピックの開催記念事業の一環として、八王子市郷土資料館が創設されました。

八王子市郷土資料館は、館内ガイドのボランティアをはじめとする市民たちの手によって支えられ、今でも八王子の歴史を後世に語り継いでいます。歴史ある街・八王子の歴史に直接触れてみてくださいね。

◎まとめ

都心から距離があるため、都心の観光スポットに比べ行く機会がなかった方も多いかもしれませんが、これだけ楽しみがたくさんある八王子、行かない理由が見つからないですよね!また、都心よりも車の交通量が少なく、景色がいい所が多いので、ドライブがてら観光するのもいいですね。

都内に住んでいても遠いからと敬遠していた方も、地名としては知っていたけどせっかく東京に行くなら都心部に行こうと思っていた方も、八王子は行ってみて損なしです。今度の休みはぜひ八王子観光の計画を立てましょう!

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