ポリネシア人発祥の神話の残る島!ライアティアの観光の魅力をお伝えします

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ポリネシア人発祥の神話の残る島!ライアティアの観光の魅力をお伝えします

ライアテアは、フランス領ポリネシア北西部のリーワード諸島で最大の島です。タヒチやボラボラ島などの有名なリゾートアイランドの陰に隠れてしまいがちですが、ライアテアはポリネシア人発祥の地と呼ばれるほど重要な島なんですよ。島内にはポリネシアの文明を伝える遺跡や岩絵などが残っていて、そのなかの1つは世界遺産にも登録されています。もちろん、ラグーンに囲まれたライアテア島ではマリンアクティビティも充実!歴史と自然両方の観光が楽しめる、ポリネシアの穴場の観光地といえます。他の島ではなかなか体験できない、ライアテア島でおすすめの観光プランを3つご紹介しましょう。

目次

ポリネシア人発祥の神話の残る島!ライアティアの観光の魅力をお伝えします

1. タプタプアテア

出典: Sur la route (CC BY 2.0)

ライアテア島南東端のオポア地区の岬に、2017年に世界遺産に登録された観光名所「タプタプアテア(Taputapuātea)のマラエ」があります。マラエとは、主にポリネシア西部にみられる野外宗教施設で、西暦700年ごろから築かれはじめたと考えられています。マラエには家族単位から国家規模までさまざまなタイプのものが存在しますが、タプタプアテアのマラエはポリネシア全体でみても最大級!ここにはポリネシアで最も位の高い神官が集まっていたものと推定されています。

しかし、19世紀にヨーロッパ人が到達してキリスト教が伝わると、マラエは急速に廃れました。ライアテアの中心も北のウツロア周辺に移り、タプタプアテアのマラエも遺跡となってしまいます。今では、石が敷き詰められた広大な基壇が残るのみ。ですが、四隅に建つ独特の石像や、平坦で広々とした敷地などから、当時の繁栄ぶりをうかがい知ることができます。

景色もよく爽やかで個人も楽しめる観光スポットですが、現地のガイドツアーに参加して解説を聞きながら巡った方が、より知識や臨場感を得られるでしょう。

2. ファアロア川

ライアテア島の東岸には、深く切れ込んだファアロア湾があります。ここに注ぐファアロア川(Faʻaroa river)は、なんとポリネシアで唯一カヌーや小舟で航行することができる川なんですよ!たしかに、ポリネシアは川どころか平地もほとんどない環礁が多い地域ですが、タヒチ島などには標高の高い山も存在しています。それでもなお川下りができるのはライアテア島のファアロア川だけとは、とても貴重な観光スポットといえるでしょう。

島内の旅行会社では、川をカヌーや小型ボートなどで遡るレジャープランをたくさん扱っています。航行可能といっても、そこまで長く険しい冒険というわけではありません。ちょっとした探検気分で、ポリネシアの森を分け入ってみてはいかがでしょう。ちなみに、ライアテアはポリネシア人発祥の地と伝えられる島。伝説によれば、人々はこのファアロア川を漕ぎ出して、ポリネシアの他の島々へと旅立っていったといわれています。

3. タハア島

タハア島(Taha'a)はすぐ南のライアテア島と同じラグーンに囲まれていて、ライアテア空港から水上タクシーに乗って行くことができます。この島はバニラのプランテーション栽培で知られていて、フランス領ポリネシア全体の生産量の70~80%を占めているといわれています。磯を離れて山からの風を受けると、バニラの甘い香りを感じることができるでしょう。

島内の農園やショップでは、戻した干しぜんまいのようなバニラの乾燥果実が販売されているので、お土産にピッタリ!また、プランテーションを巡ってバニラ栽培を見学する観光ツアーも連日開催されています。ライアテアからの移動を含めても4時間ほどなので、半日は他の観光に充てることができて便利ですよ。島を囲むラグーンの海もとてもきれいなので、港やビーチでゆっくり過ごすのもおすすめです。

◎まとめ

タヒチの北西に浮かぶリーワード諸島の中心、ライアテア島の観光についてご紹介しました。ここで取り上げた以外にも、もちろんラグーンの美しい海と戯れるマリンアクティビティがいろいろ楽しめます。また歴史観光スポットについても、世界遺産のタプタプアテアのほかに、ライアテア島北西岸のタイヌーのマラエには岩絵(ペトログリフ)も見つかっています。リゾートとして名高いタヒチ島やボラボラ島を訪ねる際には、時間があればぜひライアテア島にも立ち寄ってみてください。

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