国際空港がある観国の穴場スポット務安でおすすめの観光スポット3選

韓国全羅南道の西部にある務安郡。玉ねぎの産地としても有名で、ソウルからは車で3時間ほどの距離にあります。また、国際空港があることでも知られる務安は、国内線は済州や仁川など、国際線は上海やバンコク、フィリピンなど日本からも関空と北九州、大分の定期便があります。今回はそんな日本からも気軽に行くことのできる務安でおすすめの観光スポットをご紹介します。

1. 務安昊潭航空宇宙展示場

務安昊潭航空宇宙展示場は、空軍參謀總長を歴任したオクマンホ将軍が私財を費やして建てた航空機の展示施設です。昊潭（ホダム）とはオクマンホ将軍の号で、屋外展示スペースには訓練機や観測機など朝鮮戦争で使用された実物航空機12台が展示されています。また、朝鮮戦争やベトナム戦争で使用された航空機などは、直接内部まで見学できるように開放されています。そのほか、屋内ではわかりやすく解説された航空機に関する写真や資料、小さな模型などが展示されています。

2. 息影亭

緑豊かで森林が豊かな地域にある息影亭は、ある文人が師匠のために建てた東屋で、全羅南道の最上碑に指定されています。これまでにたくさんの学者と作家が、この東屋に深いインスピレーションの場として引き付けられ、詩人のチョン・チョルが執筆した城山ビョルゴクの伝説の歌詞から名声を得ています。

現在の建物は1900年代初期に復元され、シギョンジョン・パビリオンには、ソンサンビョルゴク詩の歌詞付き記念碑があり、その隣には長江館という古い図書館があります。また、パビリオンの景正正（セギョンジョン）側からの景色は息をのむ美しさと言われているので、ぜひ見てくださいね。

3. 儒達山

務安から北へ車で1時間ほどのところにある韓国西海岸有数の港町である木浦市があります。木浦は、最近旅行先としても注目されており、観光客にも人気のスポットがたくさんありますが、そのうちの一つに儒達山と呼ばれる公園があります。

儒達山は、木浦市と多島海が一目で見下ろせる高さ228mの木浦の裏山で、奇岩絶壁が幾重にも重なり、「全羅道の頭蓋骨」とも呼ばれています。儒達山には6つの東屋があり、山の周辺には2.7kmの儒達山一周道路が開通しており、山の下には4.19記念塔や顕忠塔、彫刻作品100点余りが展示されている彫刻公園などがあります。

奇岩怪石からなる儒達山は蘆嶺山脈の最後の峰であり多島海に続く西南端の山です。露積峰を始め、海抜228mの一等岩や二等岩からなっています。頂上に登ると木浦市や多島海の景観が広がり、その間を往来する船舶の姿はあたかも東洋画を連想させるかのようです。

地元の人たちから愛され、朝の運動や散策にも人気で周辺のお店でも「儒達」の文字をよく見かけます。頂上付近には、「一等岩」と「二等岩」と呼ばれる巨大な岩があり、岩の上にある展望スポットに登ると、東側には木浦市街地、西側には綺麗な海や島々、木浦大橋の絶景を見ることができ、天気の良い日には夕日が海に沈む様子を見ることもできます。

◎ まとめ

務安はソウルや釜山のような大都会ではなく、また観光名所が多いわけでもないため、観光地化がそれほど進められていません。ですが、市内には空港や豊かな自然、近郊には観光客に人気の木浦市などがあるため、都会と違った楽しみを味わうことができます。ぜひ、務安郡を訪れた際は、歴史や自然に触れながら近郊の都市の観光スポットとあわせて充実した旅にしてくださいね！

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