ヨルダン唯一の海の玄関口!紅海へつながるアカバの観光スポット4選

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ヨルダン唯一の海の玄関口!紅海へつながるアカバの観光スポット4選

紅海へと通じるアカバ湾は、アンマンが接している唯一の海。とはいえその海岸線は短く、海港をもつ都市としては、アカバはやはり同国でただ1つのものです。紀元前4世紀ごろにはすでに町があったとされ、エジプト王朝、イスラエル王国、ローマ帝国、イスラーム帝国と、その時々の支配者によって重要視され続けてきました。すぐ向こうがイスラエルなので観光は難しいように思うかもしれませんが、そんなことはありません!アカバ湾沿岸のヨルダン、イスラエル、そしてエジプトと、それぞれ独自にリゾート地として開発を進めていて、外国人観光客の誘致を進めています。アカバにはイスラエルからの旅行者も少なくないんですよ。ここでは、そんなヨルダンの海浜リゾート都市アカバで、おすすめの観光スポット4選をご紹介します。

目次

ヨルダン唯一の海の玄関口!紅海へつながるアカバの観光スポット4選

1. アカバ城

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アラブ世界と外洋を結ぶ重要拠点だったアカバ。その港を守るために十字軍がアカバ城(Aqaba Castle)を築いたのは、12世紀のことでした。しかし、1187年にはイスラム国家のアイユーブ朝を建設したサラーフッディーンにってよって占領され、破壊されてしまいます。

16世紀初めにはマムルーク朝のスルタンだったアシュラフ・カーンスーフ・ガウリーによって再建されましたが、マムルーク朝はほどなくオスマン帝国に滅ぼされました。その後はしばらく使われることもありませんでしたが、第一次世界大戦中に「アラビアのロレンス」に率いられたアラブ反乱軍がアカバを急襲。アカバ城を拠点にオスマン帝国に対してゲリラ戦を展開しました。

アラブ世界全体とのかかわりも強いアカバ城は、街の一番の観光スポットです。基本的なつくりはマムルーク朝時代から変わっていないので、16世紀アラビアの城塞の雰囲気をたっぷり味わえますよ。

2. アラブ反乱旗

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アカバ城から海辺側に目を向けると、ひときわ大きなポールの上にこれまた大きな旗が翻っています。これは国旗ではなく、アラブ反乱旗(Arab Revolt Flagpole)。1917年にハーシム家のフサイン・イブン・アリーがオスマン帝国からの自立を目指して挙兵した際に掲げたものです。

フサインは前述の通りアラビアのロレンスらとアカバを攻め落とし、この地を拠点としました。すなわち、アカバは現在のアラブ諸国の原点でもあるのです。ハーシム家は現在も、ヨルダン国王として続いています。

ヨルダンの誇りであり、アイデンティティであり、アカバのシンボルともいえる反乱旗。その下は海辺の大きな広場となっていて、観光客やアカバ市民の憩いのスポットとなっています。西を向いているので、ここから眺める夕日はとくに美しいですよ。

3. アイラ遺跡

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アカバは、古代エジプト王朝時代にはベレニケ、ローマ帝国時代にはアイラ(アエラナ)と呼ばれていました。当時の街の姿については長らく明らかではありませんでしたが、アカバの埠頭のすぐ近くから7世紀ごろの都市遺跡が発見されました。

アイラはローマ都市らしくU字型の城壁と塔に囲まれ、田の字型にエリア分けされていたとみられています。なかには教会の遺構もあり、アラブ世界では貴重な遺跡といえます。要所要所に説明板が設置されているので、散策がてらにゆっくり観光すると良いでしょう。

4. エイラート

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ヨルダンのアカバとイスラエルのエイラート(Eilat)は隣り合わせ。どちらもアカバ湾に面したリゾートの街です。両国間を陸路で行き来できるポイントは3か所しかありませんが、そのうちの1つがアカバの郊外にあります。

アカバとエイラートを往復するだけなら、日本人はビザは不要。ちょっと覗いてみる気分で、エイラートの街も観光してみましょう。ただし、通貨や物価の違いには注意してくださいね。換金は国境のゲートでできます。エイラートの海辺からアカバ方面を眺めると、湾の向こうに巨大な反乱旗が翻っているのが見えるでしょう。

◎まとめ

ヨルダン唯一の港湾都市アカバの観光スポットを4か所取り上げました。アカバ湾にはこのほかにもエジプト領のタバがあり、こちらも保養観光地として知られています。アカバからはタバまで船が出ているので、湾を囲んでヨルダン・イスラエル・エジプトと3か国を巡るというのも面白い観光ですね。アカバ周辺はからっとした気候で雨も少ないですが、逆に夏は高温になるので、観光の際は注意してください。

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